第二回 新入生歓迎


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荷物を茂木に押しつけ、生徒会室の前まで来たはいいものの…

「誰も居ないじゃないか…」

中に入ろうとはしたが、生徒会室の扉はカード式のロックが掛けられていて一般生徒に侵入を許さない造りになっている
窓から中をのぞくと言うのも無理なようだ、そもそも窓が無いのだから

「どーすりゃいいんだよこの状況…」
「あら、早かったのねサハラくん。待たせちゃった?」


頭を抱えている俺の後ろから聞こえてきた声、振りかえると先ほどの女生徒が立っていた

「ごめんね、それじゃあ入ろうか」

懐に手を入れ、取り出したカードキーでロックを開ける
扉が開くと、そこはエレベーターになっていた

「部屋じゃなかったんだこの扉…」
「あぁ、ここは生徒会室直通のエレベーターだから部屋自体はこの下よ」

そんな話をしながら彼女は指紋認証、若しくは静脈認証をしている様子だ
認証が終わり、エレベーターは動きだす

「地下…って何でそんなところに」
「ま、一般生徒に見られちゃ困るから…が理由かしら」

一般生徒に見られると困る…?生徒会なのに?
そんなことを考えているうちにエレベーターが目的地に着いたようだ

「地下にこんな場所が…」

たどりついた階は今までの学校の雰囲気とは明らかに違う場所だった

「作られたのが最近だからね」

今度は網膜認証…?やけにセキュリティが固いな

「さぁ、入って」
「おじゃましまーす…」

広いな…それによく分からないモニターが何個も置いてある

「さて、それじゃサハラくん。貴方が呼ばれた理由を掻い摘んで説明するわね」
「えーと、説明はありがたいんですがとりあえずこちらから質問いいでしょうか?」
「あら?意欲的ね、嬉しいわ」

「それじゃまず一つ、何故俺の名前を知っているのか」
「二つ、貴女の名前をまだ教えていただいてません」
「それから三つ、俺の苗字は砂原(すなはら)です、(サハラ)じゃありません」

「あら…失礼、砂原くん。私の名前は 山田 夏紀(やまだ なつき)、2年A組よ。貴方の名前の件は説明の途中に話すわ」
「分かりました、説明をお願いします山田先輩」
「夏紀でいいわ。それじゃ…そうね、貴方は昔不思議な経験とかしたことはない?霊が見えたりとか」
「不思議な経験…ですか?そうですね…言っても信じてもらえるかどうか」
「信じるわ、どんなことでも」

やけにまっすぐな目だな…
でも、本当に信じてくれるかもしれない

「そうですか?…昔、金縛りにあったんですよ。それで怖くなって腹を見たら、小さい黒い馬…角も生えてたかな?とりあえずそいつが乗っていて。」
「角のある馬…?ユニコーンね」
「で、そいつがこっちを見てるんですよ。その目を見てると不思議に安心して…そのまま寝ちゃったんです。」
「そうしたら?」
「そのまま朝になってて…まぁどうせ夢の話ですけどね」

親に話しても信じてくれなかった話だ
また今回も適当に聞き流され…

「凄いわ!凄い素質よ貴方!」
「うぉっ!?急に驚かんで下さいよ…素質ってなんだかも分からないですし」
「あぁ、その辺は今説明するわ」

掻い摘む、と言って一時間以上話を聞かされた
分かりづらかったので聞いた説明を一通りまとめてみた

少し前からこの学園に怪物が現れるようになった
その怪物はどうやら夜にだけ暴れ回り、一部の特殊な力を持った人間にしか見えないようだ
奇跡的に負傷者は出ていないが建物等に大きな損害を与えていくらしい
そんな怪物をのうのうと暴れまわらせるわけにもいかない
そんなわけで特殊な人物を見つけてはこの学園にスカウトしているようだ

「で、俺がその特殊な人間だと」
「そうよ、それでこの場に呼んだの」
「いやいや、俺は特殊な力も無いですし怪物退治もできませんよ」
「貴方、自分の力を分かってないでしょ。いいわ、とりあえず必要なものだけ渡しておくから呼びだしたら来てね」

そういってこちらに小さな包みを渡す
中にはカードキーと小さな箱の様なものが入っていた

「夜になったらまた呼ぶわね、そのボタンを押すと通話できるから」
「はぁ…」
「ごめんね、説明長くて。私の話はこれで終わり。」
「それじゃ…俺はこれで」


「うーっす、夏紀ちゃんか?」

誰だ…?随分とガタイがいいが
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