第十七話 星屑のCrusaders


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「------ッ!?!」
声にならない叫びをあげ、ナイフを取り除こうと首に手をやる
手のひらに冷たい金属の感触が、早く引き抜かないと…

「待て!抜くな!!」

抜くな…?こんなものを首に入れたままどうしろって言うんだ…

「考えろ!今それを抜いたらお前の首から血が吹き出ることになるんだぞ!!」

そういえばそうだった、だけどどうすれば…

「逆だ!逆に考えるんだ!それを利用してやれ!!」

抜かずに血を止める…抜かずに取り除く…
このナイフで縫合でもしてみるか…?

「ぐ…あぁあ…」
「ナイフが…消えた!?」


とりあえず文字通り首は繋がった、後は止血
今できそうなのは…あれくらいしかないか


「何なの、あの火の玉…まさか傷口を焼いて…?」
そのまさか、と答える余裕もない

「あああぁぁぁ!!」
「ほ…本当に自ら…」

死ぬほど痛い、でも死ぬよりはまし
…この身体でそう簡単に死ねるのかは疑問だけど

「っはぁ…何とか生きれた」
「あの傷で死なないなんて…化け物?」
「はは…そんなところかもな」

鞄からライフポーションを取り出し一息で飲みこむ
確かに先ほどの治療で傷は癒えたが、生命力はこいつを頼らない限りいつかは尽きるだろう

「ふぅ、生き返った…って死んじゃいないけどもな」
「中々しぶといわね、そう、それじゃもっと投げつけてみましょうか?」

大量のナイフが彼女の手から放たれる
正面から一直線に飛んで来るそれを咄嗟に避ける
が、別の場所から放たれたナイフがそれを許そうとしない

「挟まれた…でも!」

ウィンドミルでナイフの大半をたたき落とす
残ったナイフはマナシールドで弾いた

「まさかあっちの技能がこんなところで活躍するとは…」
「へぇ、中々機敏なようね…いいわ、貴女がどれほど動けようと関係のない処刑方法で殺してあげる」

どれほど動けようと…?
それってまさか!

「…やっぱりか」
つぶやいた瞬間、と言っては語弊があるだろうか
自分を中心にドーム状にナイフが広がっている、というか広がっていた
今ではもうこちらに向かって飛んできてる最中だが

どうしたものか、この距離じゃミルは間に合わないし、マナシールドでこの量は防ぎきれない

「とくれば…」

ザクッ

「…流石にこれで死んだわね」
「…ははっ」
「…何がおかしいの魔法使い、お友達が死んでとち狂っちゃったの?」

「お前はあいつを甘く見すぎだ、あいつはあんなんで死ぬようなタマじゃないぜ」

「!?」

彼女の眼の前に立つ大きな鎧
輝く一角を備えたその頭が喋り出す

「ふぅ、どーやら間に合ったみたいだ」

「な…ば…何よその鎧…さっき…刺さって…」

「あぁ、さっきのナイフを吸収させてもらった。全部鎧にできるかどうかは賭けだったけど上手くいったようだ」

「チィッ!」
懐から先ほどよりも多くナイフを取り出す

「あ、言っておくけどナイフは無駄だよ?それも吸収させてくれるって言うなら投げてもいいけど」

「…分かったわ、私の負けよ。パチュリー様の所へ案内してあげるから付いてきなさい」















補足・首に刺さったナイフも鎧の一部になりました。
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