第十四話 黄山紅牡丹


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【少女(?)移動中…】

「こーまかん?」
「そう、紅魔館。吸血鬼が住んでるところだ」
「吸血鬼か、鞭で退治するのがセオリーだったり?」
「そんなんで倒れてくれれば楽なんだがな」
「何、戦ったことあるの?」
「あぁ、流石の私でもかなり苦戦したな」

そんな話をしながら魔理沙について飛んでいく

「さて、そろそろ着くわけだがその前にお前に渡しておくものがある」
「渡すもの?」

そう言って魔理沙が鞄をあさり、小さな瓶を数本取り出す
それと赤褐色の欠片も数個手に持っているようだ

「私特製のマジックポーションだ」
「ポーションってーと薬みたいなあれか」
「あぁ、それとヒヒイロカネの欠片も渡しておく」
「ヒヒイロカネって言うとこないだ貸してくれた八卦炉にも使われてたよね」
「よく分かったな、説明はいらないか?」
「向こうは俺を狙ってくるだろうから自衛手段は持っておけ…ってことだろ?」
「それだけ分かってれば何も言うことはないな」

魔理沙が笑うが彼女は彼女なりに緊張しているのだろう、顔が引きつっている


「お、あれだ、あの赤い建物だ」
「そんなに大きくないな・・・吸血鬼って言うからもっと凄く広くて禍々しいと思ってたのに」

門の前に降り立って外観を見渡す

「まぁ中に入れば分かるぜ、禍々しくは無いが」
「そんじゃま正面からお邪魔しますか…って誰だありゃ」

見ると、門の横に誰か立っている
赤い髪をした少女だ、服装は…

「…中国人?」
「中国って言うなー!」
「まぁまぁ、こいつはこの世界に浅いんだ。大目に見てやってくれ中国」
「だから中国じゃなくって!私の名前は紅 美鈴(ほん めいりん)です!」
「本みりん…?キッチンにありそうな名前だね」
「紅 美鈴(ほん めいりん)!みりんじゃなくて美鈴!」
「はいはい美鈴さんね、了解了解。ところでお宅の住人さんから招待受けてるんだけど通してくれないかな?」
「そうは問屋がおろしません、私は貴女の首を持ってこいという命令を受けているので」

あー…やっぱりこんな展開か

「命令ってその住人さんにかい?」
「それと私の主にですね、外来人の血に興味があるそうでして。貴女が噂の外来人なんですよね?」
「ウマくは…ないぞ…」
「美味いかどうかはともかく、パチュリー様が貴女の生首を見ない限り疼きが止まらないとのことでして」
「どんな趣味だよ…ま、通る通らないはともかくあんたを倒さない限り俺の命が危ないってことか」
「かかってきますか?倒せたら通してあげますよ。その後どうなるかは知りませんが」

美鈴が構え、こちらに向かってクイクイと挑発する
あの構えは何か拳法の使い手と言うことか

「上等…!」

服に装着されている金属を外す、こちらの方が動きやすいだろう

「では…いきますよ!」
「!?」

一瞬で目の前に!?
そう思った次の瞬間に身体が地面から離れていた

「踏み込みが速いな…」
「まだまだ序の口ですよ、ほら、貴方からもかかって来てください?」
「はっ、挑発にしては安い売り文句だなっ!」

挑発に乗り、胴に一撃を加える
この当たり方はかなり効いただろう…

「随分と迂闊な拳ですね」
「!?」

反撃、とばかりに蹴り飛ばされる
何でだ!?確実にヒットしたはずだろ!?

「かかってこい、と言ったからには防御しない筈が無いでしょう?ご丁寧にそこに拳を当ててくれるなんて…」

確かに門番を任されているだけあってかなりの使い手だ、脳筋馬鹿だからと言って力だけで勝てそうには無い
しかしあのガードをどうやって崩す?隙をつけるような技量は自分には無いし、そもそも相手は達人だ。こちらに隙をつかせる訳が無い
スマッシュで崩せ…るのか?見たこともない戦闘スタイルだしそれに賭けるのは危険すぎるか
うーむ…何か方法は…

そう悩みながら魔理沙とやった練習を思い出してみる

…そうだ、あちらの世界の技とこちらで覚えたことを組み合わせてみようか
向こうの常識に縛られていないとしたらそんな変態的な行動もできるかもしれない

「試してみる価値はあるか…」

エリンで覚えたマナシールドをこちらで覚えた魔法の操作で右手に集中させ、更にファイアボルトを組み込む
この身体と幻想郷の常識だからこそできる荒技だろう
これをあのガードに当てればあるいは…

「中々考えたようですね、ただそれでも私のガードは崩せないでしょうけど」
「それはどうだろうな…当ててみなくちゃ俺にも分からん」
「じゃ、やってみます?」
「言われなくとも!」

地面を大きく蹴って、相手の目の前に詰め寄る
拳を大きく構え、思い切り相手に打ち付ける

「!?」

ヒットの瞬間、手元で爆発が起こる
それと同時に美鈴が体勢を崩した
そのまま拳はガードを突き抜け、彼女の腹部へ到達した

「予想以上の威力ですね…流石に痛かったですよ」

まさかこんなもん通らんだろうと思ってた自分は完全に呆気にとられた

「えーと…そうだ、スペル名は…『浪漫 激頑陽炎』!とでもしておく!」























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