第五回 新人教育

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『コア確認不可 映像データより体表面は高硬度と判断、斬撃系の耐性が高いと思われます』 「だぁぁぁかぁぁぁらぁぁぁ、一目見りゃあ分かるだろぉぉぉ!」 『失礼しました 表面を破壊後、破片より体組織の解析を行います』 機械相手にムキになってるのか、それともあえて機械が空気を読まないのか…… しかし「能力」って奴を初めて見たが、どれもこんな感じなのか? 「とりあえず武器変えろ!何でも良いから一発でかいやつ!」 『Yes・マスター 右腕部・カノンに変更します』 再び激しくモーター音が響き、機械の右腕に当たる部分がほどけ、次々と形を変える どこかで見たような激しい変形が終わると、腕が大筒になっていた 「硬いなら砕く!」 『ターゲットロック カノン 発射可能です』 右腕の大筒を黒い人型に向けた 恐らくアレで撃ち砕くつもり、って言うか本人がそう宣言してるけど…… 「発射ぁぁぁ!!」 筒の先から硝煙と爆音が流れ出る 発射された砲弾は見事に…… ……床に刺さっている 「ダメじゃねぇか!」 『発射の際、マスターの腕部筋肉が過剰に緊張していた為だと思われます』 「だぁぁぁ、トーシロがんなもん普通に撃てるかぁ!」 ……駄目だこいつら早く何とかしないと と、不毛な言いあいをする彼らに人型がのそのそと近づいていく その人型の右腕がうねうねと動き、巨大な球状へと変化した 攻撃する気か……? 「やる気だぞあいつ、防御できるか!?」 『問題ありません、マスター 左腕部・シールドに変更します』 今度は機械の左腕が変形しだす それと同時に人型が速度を上げ、急速に彼らとの距離を詰める 「……っべぇぞ?」 『問題ありません』 人型が右腕を降り上げる それに合わせるように機械も左腕だった場所を上にかざす 次の瞬間、激しい金属音 「……っぶねぇぇぇ!」 『予測済みの結果です』 「そーいう大事なことは先に言えよ!」 『失礼しました それよりマスター、絶好の好機です』 人型は機械と密着している ここに砲弾を打ち込めば恐らく幾らかのダメージは与えられるだろう 『ターゲットロック カノン 発射可能です』 「この距離なら流石に当たるな!」 『この距離で失敗なら無能と判断します』 「うっせぇ!」 砲口を人型に押し当て、硝煙を巻き上げる 小気味のいい音と共に、人型が幾多の破片になって四散する その飛び散った後に、バスケットボール大の赤い球体が残った 『コア確認 破壊を推奨 右腕部・クラッシャーに変更します』 右腕がまたも変形、今度は一昔前のロボットの様な大きな二本指へ変化した 球体を挟み、そのまま押しつぶす 破片が飛び散り、空中で霧散した 「うっし、これで終わりか」 『マスターなら可能と計算しておりました』 「はい、よくできました!戦闘は分かった?」 夏紀先輩が終了、といった具合に声をかける 能力と言うものはいまだによく分からないが、とにかく相手の核を潰せばいいのだろうか…?

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