第二十四話 鉄の双剣術師

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部屋に差し込む朝日、小鳥の鳴き声 そして縁側に二人の少女。 「今日も元気だ日光がうまい!」 「え!?前回相当傷あったじゃない!!?」 「やだなぁ、かなり前に治っちゃただろ?忘れたのかHAHAHA」 「ま、全く覚えていない…」 《説明しよう!これが俗に言う「キンクリ」である!》 「そーいや今日の掃除当番は俺だったな、早速着替えて行ってくるわ」 「私は掃除もやらせてたのね…」 「いやぁ、住まわせてもらってる以上最低限はしないとね、そろそろ人里での仕事も考えてるし」 「そ、そう…(何か知らないところで話が進みすぎてて怖いわ…」 「じゃあ行ってきまーす、朝飯はそこに作っといたから適当に食べてね!」 「い、いってらっしゃーい(朝食も…!?というか左腕だけ包帯ぐるぐる巻きにして治ってないじゃないの…」 居間のちゃぶ台に置かれている塩じゃけ 台所の鍋にはわかめの味噌汁があった 「モグモグ…(…美味い」 所変わって博麗神社の参道 箒を持ってあちらへこちらへと忙しない動きをしている 「これだけ掃いて回っても落ち葉が止まらない…季節かなぁ」 「そう、今は秋、そして秋と言えば虫の季節!」 「!?」 鳥居の上に二人の人影 …というか子供が立っていた 「あー、こら、どこの子か知らないけど危ないから降りてきなさい。というか鳥居は登るものじゃありません、神様に失礼です。」 見たところ片方は触角が生えている、虫の妖怪か…? となるともう片方の黒い服のも何かしらの妖怪なのだろう 「君がチルノちゃんを倒したって言う涯莱陣だね?」 「そーなのかー」 「人の話を聞きなさい、それと文字で読むネタは止めなさい分かりづらいから」 どうやら彼らはこの間戦ったチルノの知り合いだそうだ 多少頭のネジが飛んでそうなところもよく似ている 「で、なんだ、仇打ちか?とりあえず説明するから降りてきなさい」 「その必要は無いよ、ね?ルーミア」 「そーなのかー」 話を聞かない彼らにあきれ果てていると、急にあたりが暗くなった いや、暗いと言うよりは闇と言った方が近いか、わずかな光もない 「これは凄いな…ただ暗くしたところでそちらの利は少ないと思うが」 「確かに暗いだけならルーミアしか動けないから勝てるかどうかは分からないね、でもこれならどうかな!?」 暗闇に羽音だけが響き渡る 何だ?虫を使って何を… 「いくよ!」 少年が叫ぶと、周囲に一瞬閃光が走る 「暗所に慣れた目に対して真逆の刺激を与えるか…バカにしてはやる方だ」 等と行っている場合ではない、もろに食らってしまってめまいがする 「今だルーミア、食え!」 「いただきますなのかー」 「!!」 黒服の方がこちらに飛んでくるのが寸での所で見えた ただ、反射的に左腕を出してしまう 次の瞬間、辺りに高い音が響いた 「よっし、そのまま噛みちぎれ!」 「♪…♪…?…!?…」 ギチギチとこすれあう音 しかし、左腕はまだ切れてはいない 「どうした暗闇野郎、しっかり味わえよ」 「は、はふぁいほふぁー」 左腕に噛みついたままの黒服に蹴りを入れる 後方へ吹っ飛んでいく拍子に、包帯の一部がちぎれて腕が顕わになる 「お前らよく見ておけ、これが世界の理を…」 包帯を掴み、腕から徐々に引き剥がす 「幻想とやらの領域を侵した咎人の姿だ!!」 左腕の全てが曝された それは、とても生物の腕とは思えない黒金の輝きを放っている 「降りてこいよ虫野郎、頭の違いって奴を見せてやる」

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