「Pharoah Sanders / Izipho Zam」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
**☆ アルバムを全曲レビューするスレ ☆
71 :山田恒雄くん :sage :2005/09/13(火) 23:30:12 ID:YWBHBU+k
Pharoah Sanders / Izipho Zam (1969年)
1 Prince of peace ★★★★★
ミニマル的な曲調にレオントーマスのプリミティブな歌声が重なる。
夜の波の満ち引きの様子を音楽であらわすとこんな感じだろうか。
とても神秘的で綺麗な曲。
2 Ballance ★★★★★
ファラオのようにこれだけ感情をむき出しにSaxを吹く人は数少ないでしょう。
途中で何回かガーってノイズ音が入る(これこわい)いったいなんの楽器だろう?
ラストではsonny sharrockもぶち切れててキュインキュインしてます。
3 Izpho Zam ★★★★★
まず30分近い曲なのに、最後まで普通に聴きとおさせる曲構成に脱帽。
出だしは散らかった感じからレオントーマスに合わせて曲が始まる。
次第にsharrockのミニマルちっくなギターが加わる。
さまざまな楽器も重なり、さまざまな紆余曲折をへて、音はやがて塊となる。
塊はやがて炎に包まれ燃え尽きる。
72 :山田恒雄くん :sage :2005/09/13(火) 23:31:06 ID:YWBHBU+k
総評★★★★★
晩年のjohn coltrane一派の一人で
Coltraneの後継者とも呼ばれているPharoah Sandersの69年作。
内容を大雑把に言うと、プログレのように抑揚があり、
ノイズのような雑音があり、さざ波のようにミニマル的な、
民族音楽のようにプリミティブな、時には美しく、
時にはおっかない、時にはフリー、でも基本はジャズ。
PharoahがColtraneというとてつもなく巨大な壁を
乗り越えた(越えた、とは書かない)作品だと思う。
ジャズリスナーだけが聴くにはもったいのではないでしょうか。
今のところ個人的名盤10指には間違いなく入るだろう作品。