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2006/02/27

『余暇と祝祭』 著:ヨゼフ・ピーパー 訳:稲垣良典

1988 講談社学術文庫 120P

レジャー論の古典だそうです。

が、単純なレジャー論に終始しているわけではなく、

内容は著者専門のプラトン・アリストテレス・スコラ哲学やキリスト教学、そして社会学が前面に出てきています。

いわゆる概念史の試みの一つと考えていいでしょう。

余暇概念の本来の在り方を論じるために、労働概念の変遷をたどり、プロレタリアというものに行き着いて、

非プロレタリア化と余暇は等しくあると論じられます。

最後の最後は思いっきり抹香臭くなり、全面賛成はできませんが、読みやすく明快な名著です。

推奨度

★★★★★

見出し

西洋文化の基礎としての余暇 絶対化された労働 余暇の本質 真の余暇を実現するために

プロレタリアおよび非プロレタリア化について

 

2006/02/26

『問題群─哲学の贈りもの』 著:中村雄二郎

1988 岩波新書 205P

幅広く扱っていて流石だなあ、と思う一方で、

あまりに教科書的過ぎるというか通り一遍過ぎる説明でまったくさっぱり何のことやら、と思ったりも。

つまり、中村さんが噛み砕いていないところはダメダメってことです。

この少ない紙幅でこれだけのことをやらかそうというのだから、無理もないです。

ズザァァァァァーッと腹這いになって摩擦で熱がりながら哲学史を縦断する感じ?

まぁそこまで云う程難渋でもないですが。

この人物にこういう流れでの読み方があったか!という意外性は結構あると思います。

推奨度

★★★★

見出し

ロゴス嫌いは人間最大の不幸である─プラトン、ソクラテス、ニーチェほか

<トピカ><共通感覚><賢慮>の回路─アリストテレス、キケロ、ヴィーコほか

<五大にみな響きあり>あるいは<汎リズム論>─空海、O・パス、ミンコフスキーほか

<方法的懐疑>と<普遍数学>の夢─デカルト、ライプニッツ、セールほか

<哲学を莫迦にすることが真に哲学することだ>─パスカル、ヴァレリーほか

<悪とは関係の解体である>─スピノザ、サド、カントほか

<真なるものはつくられたものであり、つくられたものは真なるものである>─ヴィーコ、ホッブズ、マルクスほか

<視覚>の批判と<因果律>への誘い─バークリー、ヒューム、ユングほか

<制度>的世界と<主人と奴隷>の逆転─ヘーゲル、ケルゼン、ポパーほか

<神は死んだ>から<神々の再生>へ─フォイエルバッハ、ニーチェ、エリアーデほか

<純粋経験>から<場所>と<行為的直観>へ─三木清、西田幾多郎、ケネス・バークほか

<技術とは手段ではなく、露わに発く仕方である>─ルロワ=グーラン、ハイデガー、レヴィ=ストロースほか

<想像力とはイメージの囚われからの解放である>─サルトル、アラン、バシュラールほか

<言語の限界が世界の限界である>─イヨネスコ、ソシュール、ウィトゲンシュタインほか

<自己>と<他者>のパラドックス─フッサール、フーコー、レヴィナス

 

2006/02/24

『動物裁判 西欧中世・正義のコスモス』 著:池上俊一

1990 講談社現代新書 234P

随分古い本になってしまったなぁ、と感慨深い感じが。

私が本を読み始めて結構初期に読んだものなので、そう感じるだけなのですが。

当時まだまだ劣勢だったアナール的研究手法により著された好著。

豚が人を食った!豚を提訴だ!豚処刑!晒し上げ!

多分、コレ読んで中世おもしれー、とか卒論こういうのでやろう、とか思ってしまった人は結構いるはず。

いや難しいんですよ、こんなの学部生のうちにやるなんて、だからもしこの読書記録見てコレ読んで、

こういう研究をやりたいなんて思ってしまった人がいたら、落ち着いて、来た道を戻った方がいいと思います。

前半は、まぁ、上のようなノリですが、後半はこういった動物裁判が何故行われたのか、

という中世の世界観究明に直走っていて、グンッと対象年齢が上がる感じです(いやでも高校生なら読めますが)

ただ、完全に納得できるほどの説得力があるというわけではないですね、異論は出るでしょう。

勿論仕方ない、難問です。

推奨度

★★★★

見出し

動物裁判とはなにか 被告席の動物たち 処刑される家畜たち 破門される昆虫と小動物 なぜ動物を裁くのか

動物裁判の風景─ヨーロッパ中世の自然と文化 自然の征服 異教とキリスト教の葛藤 自然にたいする感受性の変容

自然の観念とイメージ 合理主義の中世 日本に動物裁判はありえたか

 

2006/02/23

『多神教と一神教─古代地中海世界の宗教ドラマ』 著:本村凌二

2005 岩波新書 221P

抽象的に、多神教とは何か、一神教とは何か、とかではなく、あくまで言ってしまえば古代宗教史。

まぁ、多神教オンリーだったところに一神教が出てくるわけですから、

一神教誕生の瞬間!それは何故か!的な「~とは何か」ノリもありますが。

あぁそういう考えがあったか、と思ったのは、

イクナアトンのアトン信仰が残っていてエジプト脱出したモーセがソレを持っていった、ってところ。

フロイトなんかも言っているらしいのですが、なかなか感嘆。

私の一番最初(って言い切れもしませんが)の問題関心はここにあったので、何だか懐かしい感じです。

それとともに、やはり基本だな、と改めて思いました。

推奨度

★★★★

大見出し

神々とともに生きる古代─ポンペイを歩く 「死すべき人間」と神々─メソポタミアの宗教 来世信仰と一神教革命─エジプトの宗教

神々の相克する世界─大文明の周縁で 敬虔な合理主義者たち─ギリシアの宗教 救済者として現れる神─ヘレニズムの宗教

普遍神、そして一神教へ─神々はローマ帝国にそそぐ 宗教と道徳

 

2006/02/21

『タバコが語る世界史』 著:和田光弘

2004 山川出版社 90P

世界史リブレット。

特に、身近なものを話題にしている一冊なので、親しみやすくtrivia的なものが多いのではないでしょうか。

歴史嫌い、とかいう人には、こういうところから踏み込んできて欲しいものです。

世界史リブレットは、高校生に勧めるのに丁度良い、勿論それ以外にも。

推奨度

★★★★★

大見出し

タバコというモノの歴史 未知との邂逅 近世のタバコ 近代のタバコ タバコのゆくえ

 

2006/02/21

『哲学の歴史 哲学は何を問題にしてきたか』 著:新田義弘

1989 講談社現代新書 209P

ヴィーコやヘルダーは名前が挙がっているだけですが(名前が出てるだけでも十分!)

クザーヌスやホワイトヘッドについて、そこそこ紙幅がとられているのが好感、

ですがホワイトヘッドの解説はやっぱりサッパリです、短すぎて何なんだか。

他にも、分かったような分からないような解説は多いため、実のところ入門向けにはなっていない感じが。

というわけで、ある程度通観している中級者向け。

推奨度

★★★★

大見出し

古代ギリシャにおける学知の成立 ヘブライ・キリスト教における創造の思想 近代科学の成立と哲学の役割 「もの」と「こころ」

理性と理性の他者─ドイツ古典哲学の残したもの 人間と世界─「開かれた場所」への道 ことば・テクスト・解釈 生命・自然・身体

哲学の今後の課題

 

2006/02/20

『歴史を逆なでに読む』 著:カルロ・ギンズブルグ 訳:上村忠男

2003 みすず書房 305P

イタリア語版に先駆けてのギンズブルグの論文集。

逆なでに読む、ってどういうことか、ハッキリは分かりませんが、

ギンズブルグの方法論がソレなんだ、という理解でいいんじゃないでしょうか、

読めば分かると思いますけれど追従する者の無い変わった人ですから。

推奨度

★★★★

大見出し

証拠と可能性 展示と引用─歴史の真実性 証拠をチェックする─裁判官と歴史家

一人だけの証人─ユダヤ人大量虐殺と現実原則

人類学者としての異端裁判官 モンテーニュ、人食い人種、洞窟 エグゾティズムを超えて─ピカソとヴァールブルク

自伝的回顧

 

2006/02/18

『理性はどうしたって綱渡りです』 著:ロバート・フォグリン 訳:野矢茂樹/塩谷賢/村上裕子

2005 春秋社 250P

随所に何故か挿入されている皇帝ペンギンや白アザラシの写真がめっさ可愛くて仕方ない。

ピュロン主義が現代にきつーい軛を残している気がしてなりません。

訳者が言っていますが、全体的にほんわかしたムードで、

お爺ちゃんの優しく且つ結構挑発的な語りって感じです。

通俗的な哲学研究者と違って、哲学者、って感じが伝わってきます

(別に研究者批判してるわけでもないし正否は不明)

というわけで引用。

「自然を支配する法則について、私たちが(幸運にも)安定的でそれなりに正確な信念をもてるのは、

私たちが環境との相互作用をもっているからにほかなりません。

同様に、私たちが好みの基準について安定的でそれなりに正確な判断を行えるのは、

私たちが美術や音楽や文学との相互作用をもっているからなのです」

とにかくペンギン可愛いって。

推奨度

★★★★

大見出し

どうして論理法則に従わなければならないのか ディレンマとパラドクス 純粋理性とその幻想

懐疑論 デカルト主義的な懐疑論 ヒューム的な懐疑論 ピュロン主義の懐疑論

挑戦に対して穏健に答える 好みの問題

 

2006/02/17

『レイコ突撃インタビュー チョムスキー、民意と人権を語る』

著:ノーム・チョムスキー 聞手:岡崎玲子 論文翻訳:鈴木主税

2005 集英社新書 183P

あらかじめ勉強して臨んだのでしょう、無難なインタヴューでした。

トンチンカンなこと言わないかなぁ、と少し不安でしたが、そういった問題は無し。

後半の論文は、特に新鮮味も無かったです、相変わらずのチョムスキー流批判ってヤツで。

ただ言語学チョムスキー以外の彼を読むのが初めて、って場合は、オススメ。

個人的には、めっちゃアメリカ大好きオーラが出てる人だと思うんですが、

それでも売国奴左翼って叩かれるのですよね、右方向に偏っている人達に。

推奨度

★★★★

大見出し

ノーム・チョムスキーインタビュー チョムスキー教授へのインタビューを終えて

アメリカによる力の支配─世界人権宣言とアメリカの政策の矛盾

 

2006/02/16

『基本英単語を使いこなす』 著:大内博

1992 講談社現代新書 177P

基本英単語、基本だからこそ意味が広いわけです。

なかなか使いこなせません、訳すときに困る、違う意味でとっても文脈的に通じることが多いので。

厄介なのは、コレと前置詞ですね。

推奨度

★★★★

 

2006/02/15

『図解雑学 算数・数学』 監修:大矢浩史

1997 ナツメ社 220P

レヴェルにかなりのバラつきがあり、中学でやるような常識的なところから(というか算数なんで小学校段階ですね)

頭悪いもので悩み尽くしても理解不能なところまであったりしました。

算数・数学が抽象的なものではなくて具体的に生活に役立つんだ、って感じの内容です。

シリーズで例の如くというか当たり前なんですが、分かりやすい図絵入り。

推奨度

★★★★

 

2006/02/13

『死の舞踏 ヨーロッパ民衆文化の華』 著:水之江有一

1995 丸善ブックス 242P

前半部で死の舞踏とはどういった経緯でできたのか、

ペスト流行により民間における死の概念が如何に変わったのか、というようなことが解説されて、

後半部で、図版をたっぷり使って、ホルバインとダグレイの作品を解説していくという、ユニークな形式。

単純に美術として見ても、社会史として見ても、はたまた概念史や神学なんかとして見ても、

面白いのではないかと思いますよ。

推奨度

★★★★

見出し

歴史的背景 15-16世紀北方ヨーロッパ 人間の一生 ギリシア・ローマ神話 キリスト教 民間信仰「死を忘れるな」 「マカブレ」

壁画 ギヨ・マルシャン ボドウィン・ド・コンデの作品 ハンス・ホルバインの登場 『ダンス・マカーブル』

ハンス・ホルバイン作『死の舞踏』 リチャード・ダグレイ作『死の所業』

 

2006/02/12

『ポストモダンの思想的根拠 9・11と管理社会』 著:岡本裕一朗

2005 ナカニシヤ出版 278P

基本はドゥルーズ、フーコーの二人に依拠して、従来あった支配管理社会ではなく、

自由管理社会が到来している、それが差異ポストモダンではなく管理ポストモダンなのであり、

ポストモダンは決して古くなって捨てられるべき流行性のものではなくて、

まだこれから到来する論じられるべきものだ、というのが、掻い摘んだ要約。

個人的には、9・11がそこまで大きな影響を与えたのかというと、

それ以前から浸蝕されていると思うので何ともかんともですが、それをアメリカに局限すれば、

当て嵌まりはしますね。

ポストモダンって私はやっぱり「怪物」だと思っていますので、あまり使いたくない単語なのですが、

まぁイイ入門書として読めるのではないでしょうか。

勿論、ポストモダン関係ナシに、政治哲学として、著者の管理社会論として読むにも大いに価値あります。

面白いですし、確かに、と頷けるところは多いでしょう。

推奨度

★★★★★

見出し

ポストモダンの第二段階が始まる! ポストモダンの流行とは何だったのか 流行の後でポストモダンはどうなっているか

規律社会から管理社会へ 「モダンな規律社会」とは何か 規律権力と生権力 ポストモダンと管理社会 統制管理社会と自由管理社会

『啓蒙の弁証法』と管理社会 オーウェル的・ハックスリー的な統制管理社会 自由管理社会における「情報管理」と「生命管理」

ポストモダンとリベラル・デモクラシー ポストモダンとネオリベラリズム 「来るべきデモクラシー」とは何か

リベラル・デモクラシーか階級闘争か ポストモダンはどこへ行くのか グローバリゼーション、<帝国>、マルチチュード

フーコーとドゥルーズの亡霊 9・11と管理社会の行方 ポスト人間化する管理社会

 

2006/02/09

『生命と自由』 著:渡辺慧

1980 岩波新書 198P

思いっきりベルグソンプッシュですね。

固定ではなく、流動を重んじる感じです。

変わった物理学者、というか思想家ですね。

ヘルダー、ショーペンハウエル、シュレーディンガーの誤解というか曲解には不満を覚えますけれど、

確かに因果論重視で目的論軽視の風潮に異を唱えるのには頷けます。

その点、大勢から疎んじられるのも分かりますが、また見直しがされるのではないかと思います。

博識で、インド哲学から現代科学まで広く繋げて論じているのが、私と一脈通じています。

推奨度

★★★★

大見出し

「もの」としての生命、「こと」としての生命 存在の基底としての生命 機械としての生命 化学系としての生命 自由追求としての生命

 

2006/02/08

『娘と話す 科学ってなに?』 著:池内了

2005 現代企画室 158P

あまり本質的な科学とは何か、と論じるようなものではなく、これは本当に子ども向けって感じがします。

批判はあまりしたくありませんが、子どもが読んでも大人が読んでもどちらでも楽しめる、深みのあるものではなく、

あくまで単なる分かり易さだけを追求した、表層的な薄いものです。

酷評なのは、期待して手に取ったからなのですが、

いや別にそこまで期待しなければ、フツーに入門としての役割は十二分に果たしますので、

オススメできないことはありません。

ただ、著者の現代科学批判に矛盾があるとか、障害者の立場になりきれていないとか、

そのあたりの限界は見え見えですが。

推奨度

★★★★

大見出し

天文学者の仕事 科学ってなに? 科学と技術 科学者の社会的責任

 

2006/02/07

『ジャンヌ・ダルク』 著:高山一彦

2005 岩波新書 ※ミスにより失念P

しまったー……(blog参照)。

ジャンヌ・ダルクを、従来あったような伝記や、いい加減な面白可笑しい物語とは違って、

徹底的に史料に依拠して読み解こうという名著。

その際、無視されがちだった裁判記録を主に使用しています。

そしてまた、他の人、後世の人が、ジャンヌをどのように語っているかということに焦点を当てて、

外を掘っていくことによって、ジャンヌ自身を浮き立たせようとするものです。

これぞ歴史学の果たす傑作的成果!と賞賛したくなるもの。

推奨度

★★★★★

大見出し

※ミスにより失念

 

2006/02/06

『物理の世界 数理の世界』 著:湯川秀樹/北川敏男

1971 中公新書 214P

下のものと違って、だいぶ専門的な感じですね。

わかりにくさは抜群ですが、本当に分かる人にとっては面白く感じるのでしょう、

いや逆に当たり前過ぎてつまらないのかもしれませんが。

それほど哲学性が無いので、メッセージ性も弱いです、だから悪いってことじゃありません。

推奨度

★★★★

大見出し

20世紀科学の進展─自然認識の科学から制御の科学へ 物理学と数学の接点─制御の科学における両者の役割

自然科学の可能性─数学と物理学の課題

 

2006/02/04

『人間にとって科学とはなにか』 著:湯川秀樹/梅棹忠夫

1967 中公新書 177P

今振り返ると、とんでもない大家同士の対談。

梅棹さんが、私なんてまだまだヒヨッ子で、なんて仰っているので、

いやいやちょっアンタッ、って突っ込みたくなること受け合い。

科学とは何かッ、というストレートな問いに、ストレートに返すのではなくて、

やっぱり、科学の孕んでいる問題や、むしろ人間とは何か、というところを考えることによって、

間接的に問いに答えている感じですね。

とにかく言葉に含蓄があって身に沁みますよ。

ただ、二人とも、哲学という単語に対し過敏になっている気がします、

そこまで高尚なものでも深淵でも遠くもないと思いますが、これが世代の差でしょうか。

推奨度

★★★★★

見出し

現代科学の性格と状況 人間からの離脱 情報物理学の可能性 自然観の再構成 科学における認識と方法 非法則的認識

納得の構造 科学の人類学的基礎 イメージによる思考 科学と価値体系 価値の発生 目的論的追求 むだと未完結性

科学とヒューマニズム 自己拡散の原理 執念と不安 非科学ということ 人間中心主義の根拠 科学の未来 当為と認識

科学の社会化 究極にあるもの 永夜清宵何所為

 

2006/02/03

『ブックガイド<数学>を読む』 編:岩波書店編集部

2005 岩波書店 120P

岩波科学ライブラリー。

色々な名著が列挙されています。

それを紹介する中でも、すぐれた紹介文もあれば、悪文もあり……。

読めばすぐ分かると思います、あ、こりゃ駄目だ、と。

全体的には悪くないです、読みやすい。

中には、森博嗣の短編小説なんて紹介されてますし。

推奨度

★★★★

大見出し

原啓介「心を研ぎ/解す」 河東泰之「無限の世界へ」 新井紀子「数学「的」に発想する」 伊藤由佳理「数学の美と哲学」

黒川信重「遠くを見るために」 西村和雄「カオスと複雑系」 山下純一「数学の夢を解く」 瀬野裕美「数理生物学へ漂着するまで」

佐藤賢一「あまりにも短い人生だから─せめては長い歴史を振返る」 西浦廉政「とんびと油揚」

 

2006/02/02

『サルトル─「人間」の思想の可能性』 著:海老坂武

2005 岩波新書 197P

サルトルは、やっぱり自分の中で血肉になっているなあ、と感じました。

あまり思想の中身に踏み込まないで、サルトルの生涯を、ハイライト的に映し出していったもの。

その際中心になっているのが、ロカンタンですね。

ロカンタンサルトルから、人間サルトルへ……、

そんな変遷が見られると、別にそれは退化ではないと、そう主張しています。

まあ、分からなくもない。

推奨度

★★★★

見出し

『嘔吐』から 私にとっての『嘔吐』 <人間>の思想の萌芽 戦争、収容所、占領 <奇妙な戦争>と戦中日記 『存在と無』を読む

<アンガジュマン>思想の形成 自由の実現は可能か 実存主義宣言 自由と連帯 『聖ジュネ』または非人間の復権

家族論として読む『家の馬鹿息子』 闘うサルトル マルクス主義との格闘 「サルトルを銃殺せよ」 五月革命と毛派 葬儀の日

サルトル再審 <父親殺し>の後に 破壊者/建設者、サルトル 友愛と暴力、そして倫理 人間化の運動

 

2006/02/01

『90分でわかるヴィトゲンシュタイン』 著:ポール・ストラザーン 訳:浅見昇吾

1997 青山出版社 93P

90分シリーズ。

ヴィトゲンシュタインがよく分からなくなってきたので、復習的に。

前期にばかり焦点を当て、後期のヴィトゲンシュタインに対しては、ストラザーンは思いっきり批判的ですね。

いやあ、確かに厳密性という点では、欠けていますが……、

それをいったら、前期は超巨大な欠陥があったために後期に移らざるを得なかったわけで……。

ストラザーンのシリーズは読みやすいのですが、当たりはずれもあるのですね。

これは、どちらかというとハズレ気味、いやそれでも悪くはない。

ヴィトゲンシュタインについては、もっといい入門書はたくさんありますので。

推奨度

★★★★