ホワイトデー編04


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幼「和君だよ」
俺「お久しぶりです」
幼父「はは、大きくなったねー。もう僕よりでかいのかー」
俺「はあ……」
幼父「いつから付き合ってるのかな?」
俺「えと……去年の……みおの、じゃない……彼女の誕生日に告白しまして」
幼父「そーかそーか」
俺「はあ……」
幼父「娘をよろしくね」
俺「はい!」
幼「急に良い返事するなバカ!」
幼父「あーこわ。こんなののどこが良いんだい?」
俺「気の強い所も魅力的です」
幼「いちいち答えないで無視無視」
幼父「あ、ビール飲んで良いよ」
俺「僕飲めないんですよ」
幼父「じゃあ絡まれて大変でしょ?」
俺「え?」
幼父「ほら、こいつ結構飲むから……」
幼「大げさに言わないでよ」
幼父「あー、和君の前では飲まないんだ?」
俺「そうなの?」
幼「そんなに飲まないって」
俺「僕はカラオケで飲んでるの見たことあるくらいで、家では一度も」
幼父「酔って和君に嫌われたくないんだね」
幼「違うってば!」
俺「彼女って煙草は吸いますか?」
幼父「煙草は吸わないよな?」
幼「うん」
俺「そうですか」
幼父「僕は煙草吸うんだけどこの部屋で吸わない方が良いのかな?」
俺「いや、彼女には健康に長生きしてほしいので聞いただけです」
幼父「聞いたか、みお。長生きしないとな」
幼「こいつらもうやだ」

 ◇

幼「布団二つしかないけど」
幼父「僕は良いよ」
俺「あ、僕まだ眠くないんでどうぞ」
幼父「いやいや、和君に風邪引かせたら後で何言われるか分からないからね、ふふ」
俺「くしゃみしたら彼女が心配して布団に入れてくれるので平気ですよ」
幼「入れないし」
幼父「照れることないだろ、いつもいっしょに寝てるんだろ?」
幼「寝てないって。こいつは地べた」
俺「枕が並んでるのに無理あるだろ」
幼「言うな!」
俺「いや、男がまず最初に見るとこだからバレてるよ」
幼父「まずベッドからだね」
幼「共感すなっ!」
俺「男は20過ぎたらほとんど成長しないから」
幼父「そうそう」
幼「仲良くなるな」
俺「仲良きことは美しきかな」
幼父「良い言葉知ってるねえ」
幼「誰の言葉?」
俺「知らん」
幼父「知らん」
幼「お前ら似た者同士か」

 ◇

幼「本当にもう寝ちゃった。図太い奴」
俺「俺、なんか眠くないな。疲れたのに」
幼「緊張した?」
俺「うん」
幼「肩揉んであげる」
俺「出来るの?」
幼「適当」
俺「ああ……気持ち良いような……よく分かんねーな」
幼「こってるっぽい」
俺「ゾワゾワするな」
幼「ふふ」
俺「肘気持ち良いや」
幼「肘ね、よし……」
俺「痛い」
幼「痛いのかよ」
俺「加減が極端だ」
幼「こんなもん?」
俺「あー気持ち良い」
幼「……」
俺「……そういやその人、ホワイトデーだから来たんでしょ?
  プレゼントは?」
幼「多分忘れてる、バカだから」
俺「ひひっ、バカって言われてら」
幼「お前もだけどな。……ふう、私の肩がこりそうだわ。私も寝るね」
俺「ありがと、大分肩が軽くなったよ。おやすみ」

 ◇

[三月十五日午前三時過ぎ]

俺「どうしました?」
幼父「腹が減って起きちゃったよ」
俺「ペヤングでも食べます?」
幼父「良いのかい?」
俺「それか、つまみにチーかまとか」
幼父「じゃあいっしょにやろうか。ちょっとなら飲めるだろ?」
俺「僕、酒がこわいんですよ。昔、酔った時に当時付き合ってた子にゲームの攻略本を取ってって言われて投げつけてしまったことあって。
  まあそれでケガをしたとかじゃないんですけど、結構大きい本だったんで痛いって怒られて酔いが一気にさめて。それから女の子が居る時には飲まないようにしてるんです。誓いというか」
幼父「……そうか、無理に誘ってすまなかったね」
俺「いや、下らない誓いですよ。それに前に彼女にちょっと飲まされちゃったんで、今はあまり気にしてないし。
  ただ、最初に飲むなら彼女と飲みたいんです」
幼父「それはきっと喜ぶよ」
俺「勝手に決めてるだけなんですけどね」
幼父「言えば良いのに」
俺「さっき決めたんですよ。お酒好きって知らなかったんで」
幼父「ああ、そうだった」
俺「やっぱり俺のためにお酒を我慢してくれてたんですかね。カラオケの時は飲んでたわけだし」
幼父「そんなんじゃないと思うよ。自分からお酒に誘うのは恥ずかしかったんじゃないかな」
俺「今度酔わせてみたいです」
幼父「うちの子を酔わせて何する気だい?」
俺「そりゃあもちろん……」
幼父「君もなかなかの悪だね」
俺「ふひひ、さーせん」

 ◇

幼「おはよう、ねぼすけさん」
俺「ん……」
幼「こするとまた目が痛くくなるよ」
俺「お父さんは?」
幼「もう帰ったよ。寝過ぎ」
俺「24時間近く起きてたからな。ふああ……むにゅ……」
幼「プレゼント、プチケーキだったよ」
俺「あ、俺その蒸しパンみたいの好きなんだ。くれ」
幼「これ?」
俺「違う」
幼「これ?」
俺「それ」
幼「ほい」
俺「ナイスコントロール」
幼「私、それ好きじゃない」
俺「全部くれ。代わりにそのレーズンのは食べて良いから」
幼「お前がレーズン嫌いなだけじゃねえか」

 ◇

幼「結局メールなんて来なかったけど」
俺「メール?」
幼「お前が『なっちゃんから証拠のメールが来ます。来なかったら浮気だと認めて一生奴隷になります』って言ったじゃん」
俺「そこまでは言ってないぞ。てかメールしてみてよ。普通に昨日ヨーダとどうなったか気になるし」
幼「たしかに」

 ◇

幼「メールすっかり忘れてたって」
俺「そらみろ」
幼「最初から信じてたよ」
俺「はいはい。で、デートで忙しかったって?」
幼「いや、渡しに来ただけだってさ」
俺「嘘だろ?」
幼「メール見ても良いよ」
俺「うーん……プレゼントなんて会う口実だろ普通。家に上がらなかったの?」
幼「送ってみる」

 ◇

幼「上がったって」
俺「なんだ、ヤったのか」
幼「そうは書いてない」
俺「ホワイトデーに家に入れるなんて絶対押し倒されるだろ」

 ◇

幼「コーヒー飲んで帰ったって」
俺「なんだ、コーヒーが飲みたかったんだな」
幼「そういうことなの?」
俺「そうでしょ」
幼「割高じゃない?」
俺「女と飲みたかったんでしょ。キャバクラ行って酒飲むみたいなもんだろ」
幼「そうかしら」
俺「好きなら告白しちゃうだろ」
幼「気付いてないとか」

 ◇

幼「告白されたかもだって」
俺「どんなん?
  まあ告白だったとしても、言われないと気付かないんじゃ脈なしだな」

 ◇

幼「俺もここに住みたい、みたいな感じだって」
俺「それはペットにしてほしいだけだから違うな」
幼「真面目に考えろ」
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