日常編05

[09/02/24書き込み]

俺【なっちゃんさ、お姉ちゃんの指輪のサイズって知ってる?】
妹【薬指!?】
俺【いや、しょぼいけど三千円だかで手作り出来るとこあって、ホワイトデーにあげようかなと思ってさ】
妹【それいーじゃん!!】
俺【実は、昔付き合ってた人に貰って知ったんだけどね。今までプレゼントに何貰ったか考えてて思い出した。
  三千円ならそんなに重くないだろうし】
妹【お姉ちゃん、どうせくれないって思ってるから喜ぶよ】
俺【ダサい指輪なんて欲しいかなあ。
  どうせならアートクレイシルバーの方が良いかなあ】
妹【それ何?】
俺【銀に水とかが混ざって粘土みたいになってて、焼くと銀以外が無くなってシルバーアクセサリーになるんだって。
  それならどんなのが良いか聞きながら作れるから、指輪以外にも出来るし】
妹【あーそれ聞いたことあるかも(・ω・)】
俺【だけど上手く作れる気がしないし、アイスクリームにした方が無難かな】
妹【アイス作れるの!?】
俺【お店で作ってたから見よう見まねでやってみようかなと思って。でもアイスだと冷凍庫みたらバレバレなんだよな】
妹【アイスも喜ぶと思うよ】
俺【アイスとクッキーにしようかな】
妹【クッキーも作れるの!?】
俺【小学校の乙女クラブだかなんだかで女の子に一人混じってオルゴールとか作ってたんだけど、クッキーの時もちゃんと出来たよ。
  それから一度も作ってないから不安だけど、作り方見ながらなら出来るかも】
妹【何でも出来るんだー】
俺【いんや、一人じゃ買い物も満足に出来ないよ。だけどみおの為に頑張ってみるよ。
  頑張って頑張って、みおにふさわしい男になって惚れ直してもらうんだ(`・ω・´)キリッ】
妹【このメール、お姉ちゃんとお母さんに転送しとくね(・∀・)♪】
俺【まだプレゼントあげられるか分からないから送らないでマジで】
妹【じゃあホワイトデー終わるまで取っておくね】
俺【プレッシャー(´・ω・`)】

 ◇

俺「このハンバーグ美味しいな」
幼「愛情込もってますから」
俺「お前、何で失敗しないの?」
幼「焦がしたりしてるじゃん」
俺「そうじゃなくて、砂糖と塩を間違えるとか醤油とソースを間違えるとか台所を爆発させるとか」
幼「それは漫画の世界」
俺「またハンバーグ食べたいな」
幼「気に入った?」
俺「うん」
幼「じゃあ今日の覚えとく」
俺「ご飯と味噌汁おかわり」
幼「まだ食べるの?」
俺「ねこまんまにする」
幼「お前がいるとご飯がすぐなくなる」
俺「いつも美味しいんだもん」
幼「明日は何にする?」
俺「しょうが焼き」
幼「いや、朝」
俺「俺はおにぎりで良いよ」
幼「あー……具がないかも」
俺「塩だけで良い」
幼「塩だけー?」
俺「子供の頃にお前の家に泊まった時に、好き嫌い多いから何食べさせて良いか困ったんだろうな。
  お前のお母さんが苦肉の策で作ってくれた、何も入ってない塩まぶしただけのおにぎりがとにかく美味しくて未だに忘れられない」
幼「あんたやっぱ味覚がおかしいだけじゃないの?」
俺「おにぎりをバカにするな、特製おにぎりなんてその階ハラヘラズ状態になるんだぞ」
幼「まあ手間かからなくて良いけどね」
俺「明日も幸せだ」
幼「たしかに幸せそうだわ」
俺「幸せ草がなんだって?」
幼「アホ」

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最終更新:2009年02月25日 15:03
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