友子再び編


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初登場した2010年の話。

幼「友達と遊びに行って来るね」
俺「俺も行く」
幼「えっ、和くんつまらないよ。買い物行くだけだから」
俺「良いのー、行くのー」
幼「来ても良いけど知らない子と話をして疲れない?」
俺「疲れるから少し後ろから他人のフリして尾行する」
幼「それは止めなさい」

 ◇

カチャカチャ。

友子「何のゲームやってるんですか?」
俺「遊戯王ってカードゲームです」
友子「あー、お兄ちゃんもやってる!」
幼「お兄さんいるの!?」
友子「いるいる、ずっとニートやってるサイテー兄貴」

気まずい。

 ◇

カラオケ中。

友子「わり。お兄ちゃんから電話」

友子が部屋から出る。
すかさずみおを抱きしめてキスする。

幼「んっ、ちょっと……ダメだよ」
俺「キスしたかった」
幼「どうしたの?」
俺「ずっと二人で話してるからみおと話せないでさびしかった」
幼「ごめんね。あとでね、あとで話そ」
俺「もっとキスする」
幼「まずいって。帰ってきちゃうよ……」
俺「もうちょっとだけ」
幼「ダメだよ……」
俺「お願い」
幼「バカ……」

ガチャ。

友子「おまたせー……じゃなかったみたい」
幼「ち、違うの。こいつ急によみがえってガーッて襲いかかってきたの!」

俺はゾンビか。

 ◇

こっから2011年。

友子「こんばんはー。あ、パジャマかわいいー」
幼「だから構わないであげてって」
友子「本当に良いの?」
幼「だって本人の希望なんだから。
  構うと死んじゃうから。隅っこで静かにさせてあげて」

みおがあの友達を連れてきました。

友子「みおがあのパジャマ買ったの?」
幼「私に決まってるじゃん」
友子「ちょっと大きくない?
   サイズ把握しとけよ」
幼「違うわよ!
  あいつがパジャマはなるべくでかい方が良いって言うんだもん。ねえ?」

俺に振るんじゃねえよ。

俺「こうやって……少しでも体を大きく見せて……
  がおーって威嚇しないと……みおがこわがらないから……」

ドラクエ3のリムルダール周辺に三匹セットでよく出るダースリカントのポーズをとって、手をへの字に曲げて右左に振ってみせる。

幼「聞こえないけど」
友子「かわいい」
俺「みんなもっとパジャマ長くするべきだと思う……特に女の子……
  女の子の場合はダボダボだとキュートだし……ブラが見えやすい……」
幼「ボソボソとすげえこと言ってんなこいつ」

 ◇

一時間後。

友子「テレビ観ても大丈夫かな?」
幼「うん」
友子「テレビ良いですかー?」
幼「だからあいつに聞いちゃダメだってば」
友子「ええー?」
幼「あんまり触れると後で私が怒られちゃうから」
友子「じゃあ失礼しますです」

 ◇

二時間後。

幼「だからね、パソコンなくてもコンビニでプリペイドカードが買えるの。で、ゲームセンターとか色んなとこでダウンロード出来るの」
友子「えー見たことない」
幼「私も知らなかったけどあいつが教えてくれてさ。セブンイレブンとかあるのよ」
友子「へー」

 ◇

三時間後。

友子「今の彼氏すぐ怒鳴るんだよね」
幼「ええー!?」
友子「仕事すごく辛いらしくって、こっちまであたってくんの」
幼「大丈夫?」
俺「なんで仕事辞めないんすかね」
幼「バカお前! 単純に考えるな」
俺「だって辛いなら辞めれば良いじゃん」
幼「辞めて仕事見付からなかったらどうすんだよ」
俺「別に少しならなんとかなるだろ」
幼「能天気だなお前は」
俺「だって探そうと思えばそんなかからないんじゃないの?
  タマとか何度も辞めてるけどすぐ仕事見付かるし」
幼「まあそうかもだけど」
俺「仕事でストレス溜めて撒き散らされるよりとりま辞めさせりゃ良いじゃん。
  そんで再就職出来なかったら別れりゃ良いじゃん」
幼「それひどいだろ」
俺「だってこのまま結婚したら今後死ぬまで仕事辛い仕事辛い言われるわけで、無理だろそんなの。一か八か辞めさせてうまくいかなかったらポイするって方が相手にとっても幸せだろ、少なくとも仕事は辞められるわけで」
幼「仕事なくてのたれ死んだらどうすんだよ」
俺「そこまで責任感持つ必要ないだろ」
幼「えー」
俺「じゃあ逆に聞くけど、お前が俺を働かせようとした時さ、働かされるの嫌でこいつが自殺したらどう責任取ろうかとか考えなかっただろ」
幼「だってそれは、人間金持ち以外は働くべきだろ人として」
俺「じゃあ人間嫌な仕事は辞めるべきだろ人として。
  ほっといたら明日自殺するかもしんないんだぞ。そしたら仕事辞めさせておけば良かったってなるだろ」
幼「自殺は考えなかった」
俺「なんでだよ。仕事嫌なら自殺は可能性あるだろ。
  俺の前の仕事、正直言ってきつかったけどみおにはせいぜいふざけて軽く愚痴るくらいであたったりしたつもりは一回もないよ」
幼「うん。むしろ蹴られたとかすぐ言えよって思った」
俺「普通は彼女のために頑張ろうってなるところが彼女に当たっちゃうほどって、仕事で性格歪まされてるか性格がダメで本性出てきたかのどっちかだろ。
  仕事のせいなら辞めさせて正解だし性格ダメなら別れて正解だろ。ルート一本しかないじゃん。
  とりあえず辞めさせる。まだ態度悪かったり仕事いつまでもしなかったら別れる。これ以外に何かある?
  ずっと怒鳴られて一生過ごすの?」
幼「そんな大げさにしないでこの先数ヶ月で考えたらどうなる?」
俺「このままだと数ヶ月怒られ続けるかもしくは人が死んでる、辞めさせれば彼氏がダメ人間で別れてるか元気に走り回る彼氏の姿」
幼「えっ待ってなんかよく分からん」
俺「なんでだよ」
幼「つまり辞めさせたらみんな幸せになれるってこと?」
俺「そう言ってるじゃねえか。たしか友子さんのお兄ちゃん働いてなかったけど仲良さそうだったでしょ昔。じゃあ彼氏も少しくらいなら働いてなくても仲悪くならないでしょ。逆に家にご飯作りに行って仲良くなるかも。
  少し休んでゆっくりして彼女が大事だってこと思い出した方が良い。
  んー、いや、友子さん口出してごめんね。愚痴りたかっただけでしょ?
  みおもごめん。ヨーダの父親のことがあるから俺様系の彼氏や旦那は嫌いなんだよ俺は。女が我慢して不幸になるってのはさ。またあっち行ってるわ」
幼「ううん。私、和くんの優しいところ好きだよ」
友子「ヨーダって誰?」
幼「んとね、私もよく知らないんだけどね……」

 ◇

俺「こんな感じ?」

水割りをみおに渡す。

幼「ゴクゴク……薄すぎない?」
俺「水割り全然覚えてないから適当に入れた」
幼「もう忘れちゃったの?
  これちょうど良いからあんたこれ飲みなさいよ」
俺「これは多いよ」
幼「あんたマジ!?
  ったく。ゴクゴク……ほらっ」

みおが減らしてくれたので、おそるおそる口をつける。

俺「ゴク……」
幼「ちょうど良いでしょ?」
俺「にがぁ……濃いじゃん……」
幼「濃くない!」
俺「ゆっくり飲むよ」
幼「日が暮れるわ!
  もうあんた良いわ。それ持ってあっち行ってな」
友子「あはは、かわいそ」
幼「良いのよ、ゲームしてた方が落ち着くんだから」
友子「そういやゲーマーって言ってたね」
幼「この前、休みの日に二人で別々にゲームしてて気付いたら夜九時。
  えっー、みたいな」
友子「めっちゃ感染してるじゃん」

 ◇

友子が帰ります。
駅まで見送りする雰囲気だったのですが、みおが俺に言いました。

幼「和くん酔って眠いんでしょ。寝てて良いよ」
友子「眠いの?」
幼「耳赤いでしょ?
  耳が熱い時は眠いのよ」

俺の耳を触りながらそんなことを言う。これはみおによく言われるのだが、何かメカニズムがあるのだろうか。
とにかく見送りに行かなくて済むならラッキーなので、もちろん留守番することにした。

俺「どのくらいで帰ってくる?」
幼「そうね、30分くらいかな」
俺「お酒大丈夫だよね」
幼「あんなちょっとじゃ普通の人は全然酔わないから」
俺「早く帰ってきてね」
幼「はいはい」

 ◇

一時間半後。

幼「ただいまー、ごめんごめん」
俺「遅いよーお腹すいたよー」
幼「立ち話しちゃって気付いたらこんな時間でさ」

こんな事が多いので、もう最近は面倒でもみおにくっついて出かけるようになりました。

俺「眠いよもう」
幼「寝てて良かったのに」

みおに後ろから抱きつく。

俺「早く帰ってきてって言ったのに」
幼「ごめんってば。すぐご飯作るから」
俺「酔ってるから心配した。いっしょに行けば良かった」
幼「心配かけてごめんなさい。機嫌直して。しょうが焼きだよ?」
俺「ううー……浮気してないか確かめる」
幼「バカ、ご飯遅くなるよ?」
俺「やだ?」
幼「やじゃないけど」
俺「じゃあ確かめる……」
幼「うん」

そしてベッドで身体検査をしました。

 ◇

俺「みお大好き」
幼「浮気なんてするわけないのに」
俺「怒った?」
幼「私さ、付き合う前は束縛されるの嫌いなタイプかと思ってたんだけどさ。
  和くんに今日みたいな心配されるとすごく申し訳なくなるし全然腹立たないよ。嬉しいしなるべく心配かけないようにする」
俺「えっ素直。みおが素直なんておかしい」
幼「首絞めるぞてめえ」
ツールボックス

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