日常編107


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仕事の休憩中。

桃「そうだ。サイトに合う絵を探してるんだけど『小さな幸せ』で何が思い浮かぶ?」
桜「えーなんだろ」
桃「こういうの得意な君は。幸せ感じる時」
俺「別に得意じゃないけど……。
  たとえば、こう、みおとこたつに入っててさ。隣じゃなくて90度の角度になる形で。
  マンガ読んでてもテレビ点けててもなんでも良いんだけど、みおがケラケラ笑うなりして足がペチっと俺の足に当たってさ。
  それで俺はドキッとするんだけど、みおは全く気にしてないような顔でマンガに集中してて。
  まるで相手にされてない感じで、ちょっと悔しいような切ないような気になってさ。
  わざと足をくっつけてみるけど無反応で。俺は足に神経を集中させてずっとドキドキしてるんだ。
  みおがトイレ行ったりして足が離れたら、戻ってきた時に思いきって聞いてみるわけだよ。『みおは俺と体がくっついててももうドキドキしないの?』って。すると『ドキドキするけど落ち着くよ』って言われて。
  なんだかそれって矛盾してるように思えるんだけど、それでいてちょっと分かるような気もして。納得半分疑問半分かな。
  相手の気持ちがよく分からないことってまだたくさんあるんだなって思うんだけどそれがなんだか嬉しいっていうか、もっと知りたい、もっと仲良くなりたいって気持ちが強くてちょっと幸せ」
桃「それ小さな幸せじゃなくて超幸せだよね」
俺「えっ、でも日常の小さな幸せというかさ」
桜「そうなんだけど超うらやましいからなんか違う」

 ◇

桃「もっとちょっとしたことでなんかない?」
俺「んー、最近よく桜さんに雑用お願いされて『あー俺嫌われてないんだ』みたいな」
桜「嫌ってないよ! 好きだよ!」
桃「えっ」
桜「やっ、違うよ!? 友達としてよ!? 何その反応」
桃「なーんだ」
俺「なんで嫌われてないの?」
桜「別に何も悪いことしてないじゃん」
俺「ブサイクだよ」
桜「別に思わないけど」
俺「性格悪いよ」
桜「わりと女の子から評判良いよ」
俺「なんで?」
桜「相手によって態度変えないでしょ?
  相手がおばちゃんでも、私みたいなブスでもみんなに優しいじゃん」
俺「ってことはおばちゃんに優しくない人がいるの?」
桜「えー違うよー! ぜんっぜん態度違うよ」
桃「マジロコツだよね」
桜「かわいい子とそうじゃない子で全然態度違うよ」
俺「えーそんな人見たことないけどなあ」
桃「気付け!」
俺「じゃあたとえば、桜さんに冷たくしてる男が社内にもいるってこと?」
桜「いるよう」
俺「えー言ってよー」
桜「言っても困るでしょ」
俺「何か力になれるかもしれないじゃん。殴られたら言ってね」
桜「あははそういうのはないよ。態度態度」
桃「やっぱこいつよく分かってないな」

 ◇

桜「でもアリガト。嬉しい」
桃「こういうトコ気持ち良いよね」
俺「いやー俺じゃかえって気持ち悪いでしょ普通」
桜「なことないって。下心あるかないかってちゃんと伝わるし」
俺「それなら良いけど」
桜「おばちゃんとブスには超冷たいからみんな」
俺「そういえば、前の職場の店長がかわいい子にだけ優しいっておばちゃん達に言われてたな。
  言われるまで気付かなかったけど、たしかに若い女性にはあまり怒鳴らないし飯もわざわざ作ったりしてて。びっくりしたな」
桜「でしょ?」
俺「でもなんかそれって非効率的な気がするなあ。女の子全員と仲良くなった方が女友達の女友達と知り合えるから彼女候補も増えるし、評判も良くなって円滑に攻略出来ると思うんだが」
桃「ギャルゲじゃないんだからそんな考え方しないって」
俺「だってさあ、現に態度変えてるのバレてるわけでしょ?
  かわいい子にだけ優しくしたって、相手の子には『こいつはもっとかわいい子が現れたらそっちに走る顔で選ぶゴミクズ』としか思われないんじゃないか?
  付き合えないじゃん」
桃「そうはならないんだよねえ」
俺「なんで?」
桃「自分が相手にちやほやされてる内は、もっとかわいい子が現れたらとか思わないんだよね」
俺「女ってバカじゃないの?」
桃「バカなんです。体目当てでも見抜けないんです」
俺「お前、これからは俺が良いって言った奴以外とのデート禁止な」
桃「なんで!?」
俺「その方が幸せになれる」
桃「でも金づる欲しいー……」
俺「すぐ酔ってセックスさせてたら元取れねーよ。金目当てならヤらせんな」
桃「ぶう。分かった」
俺「せっかく美人なんだから安売りすんなよ」
桜「もったいないよね」

 ◇

俺「とりあえず尻軽はダメだな」
桃「ダメですか」
俺「とにかく尻軽ってだけでヒロインにする気がなくなる。尻軽はエロ方面しか話が進まない」
桃「そんなに言うことないじゃん。それに酔わなければ私だってー」
桜「でもウチ女子校だったから『早く処女捨てたい』みたいな子も多かったな」
俺「それなんでそんな発想になるんですかね」
桜「分かんないけど。男子からするとありえない?」
俺「大切にした方が絶対良いですよ」
桜「そうなんだ。面倒だったりしないの?」
俺「それ。それなんですよ。なんですかねそれ。少女マンガの性悪カマセイケメンの影響ですかね。
  女性に対して極悪な人以外は絶対思わないですから、処女は面倒とか」
桜「そうなの?」
俺「えーっと、例えば古本屋とか中古ゲーム屋とか行きます?」
桜「行きます」
俺「じゃあですね、こっちに未開封のCDがあります。ちゃんと最初のビニールが付いてます。百円です」
桜「百円」
俺「こっちにはボロボロのむき出しCDがあります。同じ曲でどちらも百円です」
桜「百円」
俺「どっちを買いますか?」
桜「未開封」
俺「そうですよね。ビニール剥がすの面倒だからボロボロの方で良いやとはなりませんよね。つまり処女は面倒なんて大切にする気持ちがあれば思うわけないんです。同じだったらきれいな方を選びます。
  相手が処女だと血湧き肉躍りますよ。男からすれば『これから先どう料理してやろうか』ってなもんです」
桜「なるほど! 新茶みたいな」

少しズレているが無視をする。

俺「逆に考えてみると、処女は面倒くさいとか言ってる男はポイ捨てする気満々なのが分かります。処女嫌いが百人に一人いたとしても、どっちみちそいつとは先がないんですよ。」
桜「説得力があるなー」
俺「『膜なし男は脈なし男』と覚えて下さい」
桜「『脈なし男は膜なし男』」
桃「逆、逆」
桜「ううー、言いにくいよう……」
俺「なんか少し前にもこんなことあったわ」

 ◇

帰宅後。

俺「今夜は女によって態度を変える男って設定でお願いしたいんだけど」
幼「なにそれ」
俺「これこれこういうわけで、興味がわいた」
幼「なるほどね」
俺「もうこの設定でしたくてしたくて」
幼「なんか難しくない? 私はどういう設定なの?」
俺「お前はバカ女。『彼が優しいのは私だけ』ってことに優越感を感じる。
  俺が女の悪口を言ってみおがうっとりする。セックス寸前に桃が俺に告白の電話してきて、顔とスタイルが良いという理由で桃と付き合うことにする。
  お前がヤンデレになって、俺を拘束する。俺は無理矢理桃に別れの電話させられて『ブサイクだから別れる』とか『みおの方がかわいいんだよ』とか言わせられる。
  そしてそのまま何度も中出しさせられて妊娠」
幼「バッドエンドじゃねーか!」
俺「バッドエンドとグッドエンドは表裏一体なんだよ」
幼「もう好きにしやがれ。その代わり私が満足するまで絞り尽くすから知らんぞ」
俺「ああ……すごいゾクゾクする」
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