日常編100


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仕事中。

桃「よう」
俺「ん?」
桃「私ちょっとATM寄ってくから先に出てるね。メールするから」
俺「えっ俺も行く」
桃「良いよ時間かかるから」

 ◇

桃【改札にいる】
俺【北口改札きた】

すぐ桃から着信。

桃「バカじゃないの!?
  いつも南口なんだから南口に決まってるでしょうが!」
俺「だって一人じゃ南口よく分からないよ」
桃「もう中入って南口改札きて!」
俺「外から行っちゃダメ?」

外からじゃないとよく分からない俺。

桃「それでも良いけど」

南口改札に着いたのでメールをする。

俺【南口改札きた】
桃【ホームにいる】
俺【どれ乗るの?】
桃【四番線】
俺【今ホーム】
桃【乗ったよね?】
俺【乗ってない
  どれの何行きに乗るの?】
桃【四番線に乗って〇〇で降りる】
俺【〇〇乗っちゃった。改札出られなかった。
  どこから四番線行ける?】
桃【駅員さんに間違えちゃったんですけどってキャンセルしてもらって改札出る。出たら左歩いて行って左に見える改札入る】

ここから桃のメールが丁寧になる。
とりあえずおそるおそる駅員さんに聞く。

俺「すみません、これ間違えて入っちゃったみたいなんですけど。〇〇に行きたいんです」
駅員「はいお預かりします」

ピッピッ。

駅員「ぼうや、これ南口から入ったでしょ。今これ元に戻したけどこっちからは出られないから、南口から出てくれる?
   出たら左にまっすぐ行けば改札ありますから」
俺「ありがとうございます。うわぁ」

歓喜のうわぁ。

俺【四番線乗った
  〇〇降りたらどうするの?】
桃【〇〇で 降りて 前の階段を 上り 改札出て右の 〇〇線の 改札に 入る。

〇〇線 〇番線に のり 〇〇で 降りる。】
俺【〇〇改札出たら左口?】
桃【〇〇 改札出たら 左線路に沿って ドムドム ぶつかったら右 すぐに 左 まっすぐ行くと信号】

丁寧さがこわい。

俺【分かった】
桃【〇〇駅に着いたの?】
俺【うん。もうすぐそっち着く】
桃【あそう】

 ◇

桃「遅い!
  もうお話終わった!」
俺「ごめんなさい……」
桃「こんなことで泣いたら殺すぞ!」
俺「うん……」
桃「帰る! お前、一本遅らせて来いよ」
俺「うん……」

 ◇

仕事終わり。

白「やあお疲れ」

このままじゃ気まずい。

俺「あの、今日誰か飲みに行ったりしないんですか?」
白「なんだ、珍しいな」
俺「いや、今日、妻が遅くて」

なんとなく嘘をつく。

白「ハッハ、じゃあ飲み行こうか。この前のお詫びだ」
桜「あー、良いなー。私もーなんちて」
白「良いぞ良いぞ」
桃「だったら私も」

桃が参加してくれてほっとする。

 ◇

みおに慌ててメールを送る。

俺【今日居酒屋で食べて帰ります】
幼【分かった】

 ◇

白「とりあえず生ね」
店員「はい、生五杯で?」
白「あ、いや、四杯で良いのかな?」
俺「はい」

 ◇

俺「居酒屋って水くれないんだ?」
桃「うん」

なんてこった。飲み物はいくらなんだ。

俺「た、高いね。ほとんど280円なんだ」

ファミレス感覚でいたのでメニューをパラパラ開き驚き、こそっと桃に聞く。

桃「あんた居酒屋初めてだっけ?」
俺「みお達と打ち上げだかで昔行ったけどみおが全部頼んでくれたからよく分かんない」
桃「焼き肉とかの時しか飲み会来ないもんな、お前」
俺「勝手に頼んで大丈夫なの?」
桃「私が頼みまくったことにしてやる」
俺「俺チーズポテト食べたい」
桃「はいはい」

 ◇

俺「居酒屋ってすごい美味しいんですね!」
白「食えるもんがあって良かったな」
俺「これ、最後のししゃも食べて良いですか?」
白「良い良い」

 ◇

俺「なんかすぐ腹減るんだけど。少なくない?」

また小声で桃に相談する。

桃「追加すれば良いじゃん」
俺「大丈夫?」
桃「そんなんで怒られないって」
俺「じゃあチーズポテト三つとたこ焼きとししゃもとエビの唐揚げとスパイシーポテトと焼きおにぎり」
桃「どんだけ腹減ってんだ」
俺「だって俺コーラだし皿にちょっとしかないし。腹ペコだよ」
桃「早く言えよ」

 ◇

白「お前、本当に美味そうに食べるな」
俺「美味しいですもん!
  こんなに美味しいなんて思ってませんでした」
白「そんなふうに言ってもらえりゃこっちの酒も美味くなる!
  遅くなるのがマズイなら食事だけで帰っても良いんだから、また食べよう、な!」
俺「はい」

 ◇

俺「というわけで、桃と仲直りしたくて遅くなりました」
幼「そんで、ちゃんと謝ったの?」
俺「全然謝ってない」
幼「ダメだこいつ」
俺「だけど、親切にしてくれたよ?」
幼「お前がオロオロしてたからだろ。
  でも、食べられるものたくさんあって良かったね」
俺「美味しかったー。他人の金で食べるなら実に良いね」
幼「ひでえ感想だな」
俺「だって高いよ。五つくらい頼んでも牛丼大盛りくらいの量じゃん。あんなの破産しちゃうよ。
  飲み会ばっかやってる人が金ない金ないって常に言ってる理由が分かったよ」
幼「普通の人は飲みながらだからね」
俺「迷子になって疲れたー、明日休みで良かった。寝るわ」
幼「おにぎり要らなかったね。
  食べる物なくてお腹空かせて帰ってくるかもと思って一応作ったんだけど」
俺「えっ、ちょうだいちょうだい」
幼「まだ食うかこいつは」

 ◇

翌日……。

俺「んー、さむむ……」

もぞもぞ。

幼「やっと起きたか」
俺「みおがちゃんと起きてる。ってゆーか、えっ!?」
桃「やっほー」
俺「なんでいんの?」
幼「昨日約束したの」
桃「今日も居酒屋行こうぜ」
俺「ふーん」

 ◇

幼「ほれチーズポテト」
俺「わー。チーズポテトって大好き」

じゃがバターのチーズ版みたいな感じの物(じゃがチーズ?)も好きだが、小さなハッシュポテトの中にチーズが入ってるタイプの物(チーズポテト?)が特に好きだ。

幼「そんなに美味いかね」
桃「中の見た目が悪いよね」
俺「昨日ドムドム通ったからドムドムで桃とチーズポテト食べたかった。
  せっかくの貴重なドムドムが……」

ドムドムはいわゆるハンバーガーショップだがメニューが独特で、チーズポテトの他にもスイートポテトなど他のファーストフード店にはあまりないような美味しいサイドメニューが多い。
ホットスイートコーンもマックのコーンと違い、バターで味付けしてくれる。
すごく気に入っているのだが近くにお店がないのでなかなか食べられない。

桃「あんたが時間食うからでしょ」
俺「チーズポテトがなんでなかなか定番メニューにならないのか分からん」
幼「需要がないからだろ」
俺「こんなに美味しいのに」
桃「まあ美味しいけど」
俺「半分かじって、中の黄色とオレンジの入り乱れたのを見てるとなんとも言えない気分になる」
幼「そんなマニアックな感想を言われた私達がなんとも言えない気分になるわ」

 ◇

俺「焼き鳥食べたくない?」
幼「頼めば?」
俺「高い……」
幼「じゃあ言うなよ」
俺「スーパーとかで焼き鳥とお酒買ってウチで食べない?」
幼「良いねそれ」

 ◇

俺「美味しいね」
幼「お前、私ら酔わせて悪いことしようとしてるだろ。お前飲めや」
俺「えーやだよ」
幼「ほれ」
俺「んぐう……うえー、苦いよ……」
桃「キャハハ」
幼「ふははっ、面白い顔」

 ◇

 ◇

 ◇

俺「ふう……」
桃「あ、FF13―2買ったんだよね」
俺「何もないから買ったんだけど結構面白いぞ」
桃「えーどんなん?」
俺「やってみれ」

 ◇

桃「なにこれ! バトル中にこれ押せとか!
  私こういうのやりたくない。やって」
俺「ほい」

 ◇

桃「なにこれ! パズルみたいのヤダ!
  私こういうのやりたくない。やって」
俺「簡単じゃん」

 ◇

桃「なにこれどうすれば良いの?」
俺「貸してみ」

 ◇

桃「はあ、私これ一人じゃ出来ないわ」
俺「みおみたいなこと言ってる」
幼「行きたい所に行けないから腹立つよね」
俺「だからR3も回しつつ歩くんだって」
桃「真上からの固定の視点で良いのに。酔うじゃん」
俺「いや、これすごいんだよ、酔わないんだ。みおも俺も一回も酔ってないの」
桃「マジで?」
俺「ドラクエ8とか酔ったけとこれは何故か大丈夫。すごいよね」
桃「へー……でも一人じゃ絶対分からないからダメだわ」
俺「仕事終わったらクリアするまでウチ泊まれば良いじゃん。一気にクリアすれば間に合うでしょ」
桃「アホかお前! みおちゃんかわいそうでしょ、年末年始に何日も他人呼んでどうする」
俺「あーそっか」
幼「ううん、来て来て」
俺「来て良いみたい」
桃「バカ! 本当は嫌でも来て良いって言うに決まってるでしょ!」
俺「えー。めんどくさいなお前ら。じゃあ来ないで良いよ」
幼「何言ってんのバカ!」
俺「だってみおと桃がいっしょにいると二倍怒られるしー……」
桃「怒られるようなことしなきゃ良いでしょ」
俺「だって廃部寸前で更衣室がないから扉を開けるといつも女子部員が着替えてるんだもの」
桃「ラブコメマンガの話はしてない」

 ◇

そしていよいよエンディング。

桃「はあー、五回目でやっと倒せたー」
俺「三回目からは俺にやらせてたじゃねーか」
桃「だってロールとかあんな早く変更出来ないもん」
幼「私なんてロールって何? っていう」
俺「桃の方がまだましだな。タワーも理解してたしちゃんと飛べるし」
幼「私このエンディング嫌い」
俺「バカ、言うなよ」
桃「えっなんだろ?」

 ◇

桃「えっ、な、なにこれ。何スタッフロール始まってんの?」
幼「ね、ひどいよね」
桃「なんなのこれ?」
俺「エンディング」
桃「これさっきの選択肢間違えたとかじゃなくてこれなの?」
俺「あれ関係ない」
桃「気分最悪なんだけど!」
幼「あんな汚いエンディングないよね」
桃「おかしいだろ!」
俺「みおと同じこと言ってる」
桃「つーかお前これで納得したのかよ」
俺「だって何回もやってればストーリーとかエンディングとかどうでも良くなるだろうし。
  俺はバハムートラグーンもFFTも大好きだし」
桃「あれらとはワケが違うだろ!」
俺「いや、だからね、グランドクロスを貰えるから大丈夫」
幼「そうそう。私も『なにこれもうやらない! やらなきゃ良かった!』とか騒いだんだけど、なんかまだ色々あってね」
桃「終わったんじゃないの?」
俺「いや、続くよって言ってたじゃん。とりあえずこれは失敗したから時間を巻き戻してだね。ほら、クロノトリガーのラヴォス出てきた日みたいなもんだよ。時を遡れるわけだから。
  例えば十三の世界を回って十三個のクリスタルを取って世界を救えば良いっていう」
桃「何それ面白そう」
俺「君ら、反応が同じだね」
桃「だって仲良しだもん」
幼「ねー」
俺「君らが仲良いと俺がドキドキする」
幼「なんでだよ!」
俺「桃の前でみおを押し倒しても浮気にはならないよな、とかそんなことばかり考えてしまう」
桃「死ねよお前」
幼「クズ」
桃「カス」
幼「頭おかしいんじゃないの」
桃「ほうちょう! ほうちょう!」

『ほうちょう』というのはファイナルファンタジーシリーズのトンベリというモンスターの技だ。
ゲーム内のクイズ問題でトンベリに関する問題が出て必要になったので、トンベリのぬいぐるみを近くに持ってきていた。
そのトンベリのぬいぐるみの包丁部分を俺にぶつけてくる。

幼「あ、私もやる。
  みんなのうらみ! みんなのうらみ!」

みおも『みんなのうらみ』という技名を言いながらぬいぐるみをぶつけてきた。

俺「俺は今すごく幸せです」
幼「ダメだこいつ」
ツールボックス

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