おばあちゃんち一日目


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幼「私もおばあちゃんち行って良いって和くんママが」
俺「は?」
幼「和くんのおばあちゃんち」
俺「えっ、俺行かないけど?」
幼「お前も行くんだよ」
俺「えっえっ。なんで?」
幼「逆になんで行かないんだよ」
俺「だって遠いし面倒くさいし……ゲームどうすんだよ」
幼「バカ!
  来年は会えないかもしれないんだよ。もう決めたからね」
俺「もー、勝手だな。みおがおばあちゃんに怒られるの嫌なんだよ」
幼「良いじゃん。あっちでプール付き合ってあげるからさ」
俺「おい早く支度しろ!」

 ◇

駅に入って行く。

幼「えっ、改札とかないの?」
俺「あったじゃん」
幼「あれ改札!?
  駅員は?」
俺「駅員なんていねーよ」
幼「ええーっ!」
俺「みおの田舎もこんな感じなんじゃないの?」

このみおの田舎とは、みおのお母さんの田舎のことだ。

幼「ここまでじゃないよ」
母「うわっ一時間待ちだ。喫茶店入ろうか」

 ◇

幼「面白ーい。なんでピーナッツなんだろ」

コーヒーについてきたピーナッツの皿を見て俺に聞くみお。

俺「名古屋人はせっかちだから汚い手のまま食べちゃうから、手掴みのものにしておしぼりを使わせる習慣を作るためにピーナッツにしたんだよ」
幼「へえー」
俺「いや、そうじゃないかって仮定だぞ?」
幼「バカ!
  紛らわしいわ」

 ◇

祖母「かずぼう大きくなってー」
俺「あはは……」

前に来た時と同じ大きさなんだが。

従妹「和くん元気だった?」
俺「うん」
従妹「ねーなんで電話出ないの?」
俺「いやー電話代とかさ」

オナニーしちゃうからだよ。

従妹「知ってる?
   私中学生になったんだよ」
俺「えっそうだっけ?」

生女子中生。

俺「制服とかあるの?」
従妹「そりゃあるでしょ」
俺「見たいなあ」
従妹「えーお兄ちゃんもしかしてマニア?」
俺「いっ、いや普通に見たいだけだって」
従妹「焦ってる、あはは」

そういやみおはどうなったかなとちらっと様子を見る。

祖母「良かったわー、かずぼうをよろしくね」
幼「いえそんな、こちらこそ――」

大丈夫そうだ。

 ◇

コンビニに行くことになった。

幼「こうやって、家の前に洗濯機が出てるのが並んでると生まれたとこ思い出さない?」
俺「ああ」

団地住宅になっていて、入り口のドアの横に洗濯機が置いてある。

幼「懐かしいね」
俺「でもあそこよりひどいぜ。トイレもくみ取りだし」
幼「そうなんだ」
俺「何もないしなー。検索して本屋に行ったら何年も前に潰れてたし。
  あそこはなんだかんだでスーパーもあるし喫茶店だって一応あるからな」
幼「スーパーないの?」
俺「チャリンコでかなり行かないとない」
幼「うわー」
俺「コンビニも結構遠いしな」
幼「まだ見えて来ないんだけど……」
俺「な。だから防犯ブザー必須って言ったろ。危ないよ」
幼「でも通行人いないし家とかないからブザー鳴らしても誰も気付かなくない?」
俺「……」
幼「何か言えよ」

 ◇

幼「星きれいだね」
俺「みおの方がもっときれいだよ」
幼「うぜーよバカ。
  きゃっ、何!?」
俺「虫だろ」
幼「あんな虫見たことない」
俺「俺が守るよ」
幼「そういや、あんた虫は結構平気よね」
俺「てんとう虫とかアゲハ蝶とかこわくないし」
幼「そうじゃなくてクモとかもさ」
俺「クモは小さいのは凝視しないとよく分かんないだろ。
  俺の目が悪いから平気なんじゃない?
  ハチとか刺されたことあるからこわいし、別に虫が大丈夫ってわけじゃないよ」
幼「まあ私より大丈夫でしょ。ゴキちゃんの退治は任せた」
俺「あ、ズルいぞ」
幼「つかコンビニでかっ!
  駐車場ひろっ!」
俺「なんか野菜とかたくさん売ってるしスーパーに近いよね」
幼「あはは、そーなの?」
俺「値段が高いスーパー」
幼「そこ違ったらほぼ100%スーパーじゃねーよ」

 ◇

戻ると、ちょうどおばあちゃんがトイレに行こうと頑張ってたところだった。

幼「あ、良かったら掴まって下さい」
祖母「ああ、かまわんでええから……。ああ、ああ、ありがとな」

みおが手助けを終える。

幼「ん?
  どうかした?」
俺「俺は持ってくれないのになんでみおは持ってもらえたんだろ」

小声でみおに聞いてみる。

幼「あんた押しが弱いのよ。どうせ無言で近寄って、大丈夫って言われたらオロオロ横で立っててトイレに入るまで見てるんでしょ」
俺「なんで分かったの?」
幼「もっと思いっきり手を出さないと。自分から手を握るのよ」
俺「難しいなあ……」
幼「難しくないわ!」
俺「うざいとか思われないかな」
幼「なんでだよ!」
俺「だってなんかハードル高いよ」
幼「全然高くない!」

 ◇

夜中。二人で布団に横になり、手を繋ぎながら俺の携帯の曲をイヤホンで聴いていた。

俺「……」
幼「……」

イヤホンを外して布団の中でみおの上に乗ってみる。

『なにしてんだバカ』

みおが自分の携帯で文字を打つ。

『太ももでオナニーして良い?』

こちらも携帯で文字を打ち、聞いてみる。
ダメに決まってるだろ、とみおの返答。怒りマーク付きだ。

『前に来た時オナニーしたけどバレなかったよ?』

みおは俺を抱きしめそっとキスしてから返事をした。

『みんなが寝てからなら考えてあげる』

『みお大好き』

ちなみに俺が最初に寝た。
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