日常編88


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俺「おかわり」
幼「まだ食うのか!?」
俺「あとちょっとだけー」
幼「明日の分がなくなっちゃうじゃない……」

みおがすき焼き丼を作ってくれました。

幼「絶対これで最後だからな」
俺「はーい……」
幼「ほらよ」
俺「えー、これだけ?」
幼「これだけ!」
俺「厳しいなあ……」
幼「厳しくないでしょうが、甘過ぎるくらいじゃん」
俺「だって普通は新婚って、食わされて困るんだろ?
  どんだけ食わすんだってくらいご飯ついでオカズもめっちゃ作ってさ。そんで、残しても良いからねって言われるけど食べると喜ぶから無理して食べてさ。
  だから結婚すると太るわけじゃん。
  みおは食べさせてくれないもん」
幼「お前は食い過ぎなんだよ。腹八分目で良いんだよ」
俺「美味しいんだもん。たまには不味く作れよ」
幼「不味く作っても食べちゃうじゃん。昨日とか」
俺「あんなのコショウがたくさんかかっちゃっただけだろ。紫の煙とか出さなきゃ」
幼「アホか」
俺「まあ良いや、これしかくれないみたいだから食べる。いただきます」
幼「ゆっくり食えよ」
俺「ゆっくり食べてるよ」
幼「……」
俺「むしゃむしゃ」
幼「美味し?」
俺「うん!」
幼「しゃあない、また作ってやるか」
俺「みお大好き!」
幼「うっさい。餌付けすんぞ」
俺「もうされてる」

 ◇

俺「タマネギないのが嬉しい。バクバク食える」

肉とシラタキと豆腐とタマゴだけしか入ってない。俺向けだ。

幼「野菜入れてないんだから豆腐残すなよ?」
俺「えー、こんなでかいの三つもー?」
幼「豆腐残したらもう作らんからな」
俺「じゃあ豆腐もっとちっちゃくしてよー……」
幼「自分でやれ」
俺「えー」
幼「なんでもやらせんな」

仕方ないので自分でやる。

俺「……んっ」
幼「……」
俺「ありゃ、落ちちゃった」
幼「だーっ、もうっ!!
  遅いっ!」

俺の箸を奪ってまたたくまに豆腐を細かくするみお。

幼「ったくもー……はい」
俺「ありがとう」
幼「もう呼ばないでよね」

別に勝手にみおが見てただけで、呼んだ覚えはないのだが。

俺「もぐもぐ」
幼「……お茶飲む?」
俺「みおが飲むならついでにちょうだい」

食べ終わる頃、お茶の入った夫婦湯飲みをみおが持ってくる。
俺が小さい方、みおが大きい方。

幼「もう食べたの!?
  もっと愛情噛みしめながら食えよ」
俺「美味しかったー。ごちそうさまです」
幼「普通に素直に面と向かってごちそうさま言うなんてよっぽど気に入ったんだね」
俺「タレにタマネギのエキスが混ざってないから前より美味しかった」
幼「エキスくらい飲みなさいよ」
俺「まだお茶熱いから洗い物でもしようかな」
幼「逃げたな」

 ◇

俺「ふう」
幼「ふふー」
俺「ん?」
幼「今日は朝は鮭食べたしさっき豆腐食べたしお茶も飲んで洗い物してごちそうさまもちゃんと言えてえらいなーって」

みおにとっての俺のハードルの高さは少しおかしい気がする。
たまに子供のお手伝いレベルでもほめてくる。

俺「ごちそうさま言ってるじゃん」
幼「もっと目を見て言って」
俺「じゃあ次に言う時は絶対に目をしっかり見て言うよ」
幼「約束ね」

 ◇

事後。

俺「ごちそうさま」
幼「今かよ」
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