日常編51


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11月30日の夜。

幼「もう、ちゃんと言ってよ」
俺「誕生日おめでとう」
幼「ぎこちないなあ」
俺「恥ずかしいよ。30日になったばっかりの時に一回言ったし良いじゃん」
幼「お祝いするのは今からでしょ。でもまあ許してやるか」
俺「好きとかは言えるんだけどな」
幼「気持ち込もってないもんね」
俺「込もってるよ。大好きだよ」
幼「ふふふ、じゃあ美味しいの作ってね」
俺「美味しく出来るか分からないけど頑張る」
幼「美味しくなかったら抹殺する」
俺「こわっ」
幼「おめでとうってちゃんと言わなかったからね」
俺「おめでとう」
幼「もう遅い」
俺「愛してる」
幼「触らないで変態」

 ◇

幼「こんなもん?」

小皿で汁を味見し、俺に渡してくる。
俺も舐める。

俺「……うん」
幼「大丈夫?」
俺「よく分からん」
幼「おいっ。なんか味わってる風だったじゃん」
俺「ラッキー間接キスだー、とか考えてた」
幼「アホう!」
俺「嬉しくて」
幼「いつもキスしまくってるっつーのに」
俺「みおが味見してる時、やっぱ唇きれいだなーとかドキドキしてたもんで」
幼「こっち見るな!」
俺「ひどいな」
幼「まったく。味はこれで良いね?」
俺「みおの味覚は信用してるよ。いつも美味しいもん」
幼「じゃあケンカしたらすごく不味いのわざと作ろ」
俺「止めろよ」
幼「あ、スープとか沸騰寸前で出すわ」
俺「舌がやけどしちゃうよ」
幼「ちまちま冷ましてたら怒ろう」
俺「じゃあ、スープを冷まさずにみおの怒りを冷ますよ」
幼「何うまいこと言ってんだ」

 ◇

そして、味噌煮込みうどんがそれなりの見た目に出来上がった。

幼「いただきます」
俺「ご飯ほしいな」
幼「あ、ご飯ご飯……」

名古屋で味噌煮込みうどんとご飯をいっしょに食べるのはわりと多い。
というか、俺は普通のうどんでもご飯と食べることがある。基本的にご飯が好きで、シチューにしろカレーにしろご飯をたくさん食べる。

 ◇

俺「みおもご飯といっしょに食べるの?」

両手にお茶碗を持って戻ってきたみお。

幼「真似しちゃった」
俺「卵がご飯に付いて美味しいと思うよ」
幼「じゃ、今度こそいただきます」

 ◇

幼「ほんとだ。ご飯美味しいね」
俺「そもそも今回の方がうどん自体も美味しいんじゃない?
  汁がさ」
幼「うんうん」
俺「これ、汁にご飯入れて食えるわ」
幼「取っておいておじやだね」
俺「だな」

 ◇

幼「ご飯おかわりする?」
俺「うん」
幼「私もちょっと足そ」
俺「これだけでお腹いっぱいになっちゃうな」

モチは入れてないのだが、ご飯をたくさん食べてしまった。

幼「またいつか作ろうよ」
俺「気が早いな」
幼「和くんだっていつも食べ終わった時に『また作って』って言ってるじゃん」
俺「そういえばそっか」
幼「気が早いのはお互い様でしょ」
俺「また作るのかと思うとだるい」
幼「それを私は、また作るっていつも言ってあげてんのよ!」
俺「ありがとう」
幼「ここで良い顔で『ありがとう』言うなバカ!
  さっき言え!」

 ◇

俺「美味しかった」
幼「色々作らなくて良かった」
俺「明日はハンバーグ作ろうよ。その次に親子丼で最後シチュー」
幼「ハンバーグも手伝ってくれるの?」
俺「記念キャンペーンで手伝うよ」
幼「でも和くんって力ないからな。ハンバーグこねられる?」
俺「こねるのは任せる」
幼「えー、二の腕に筋肉ついちゃう」
俺「どうせ赤ちゃんだっこするのに筋肉つくから平気」
幼「お前が赤ちゃん抱く気はないのか!」
俺「俺は歩いてて力尽きて落としそうでこわい」
幼「そんなことで力尽きんなよ」
俺「だって2キロのお米でめちゃくちゃ重いのに。
  この前の5キロのとかおかしいだろ。俺じゃなかったら泣いてたぞ」
幼「じゃあ赤ちゃん持てるように筋トレする?」
俺「しない」
幼「やる気ねーな」
俺「俺は主に遊び相手を頑張る」
幼「お前が遊びたいだけじゃねーか」
俺「子供出来たらプラレールとか一面に張り巡らしたい」
幼「プラレールって何?」
俺「設置に場所をとる上にガーガーうるさくて歩くのに邪魔になるもの」
幼「じゃあ蹴散らすわ」
俺「子供が泣いちゃう」
幼「先にお前が泣きそう」

 ◇

俺「全部終わった」
幼「ありがと」

洗い物や片付けを終わらせて、布団のみおの横にねっ転がる。

俺「ふう……」
幼「疲れた?」
俺「ちょっと眠い。仕事ですげーパソコンいじってたし」
幼「そうなんだ。今日は頑張ったね」
俺「いやー、でもなあ。
  こんなんでごめんね」
幼「何が?」
俺「プレゼントとかお出かけとか出来なくて」
幼「なんだ、別に良いよ」
俺「今日、楽しかった?」
幼「和くんがいてくれるから毎日楽しいよ」
俺「……みお」
幼「んん……もう、眠いんじゃなかったの?」
俺「眠い」
幼「じゃあ寝た方が良いんじゃない?」
俺「眠いけど……したい」
幼「えっち」
俺「みおがかわいいこと言って喜ばせるからだよ」
幼「知らないよ私は」
俺「今日は嫌?」
幼「……じゃ、暖めさせてあげる」
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