日常編36


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ガチャガチャ。

俺「……」
母「あんたか。ただいまぐらい言いなさいよ、お父さんが忘れ物でもして戻ってきたのかと思った」
俺「えーっと、凍牌の続き、咲の続き、嘘喰いの続き、ギャンブルフィッシュの続き、リスキーエッジの続き……」
母「そうそうこれこれ」
俺「なるべく今夜中にたくさん読むように」
母「こりゃ忙しい」
俺「……」
母「みおちゃんと喧嘩したの?」
俺「別に。ただ物を回収しにきたんだよ。アリとキリギリスじゃ喧嘩にならんよ」

父の仕事は前に書いたが、その関係で各メーカーから色々な物を貰ってくる。
展示会という、ゲームでの新作発表会みたいなものがあるのだ。その展示会に行くと販促グッズが色々貰えるし、勝手にメーカーの人が持ってくることもある。
ハンカチ、ティッシュ、あぶらとり紙などの身の回りの物。
お米、レトルトカレー、お菓子、缶詰めなど食べる物。
入浴剤、石鹸、シャンプー、タオルといったお風呂に関係する物も多い。
その他にもお酒にシールにストラップにフィギュアに原作のDVDなどなど。
これらは新婚生活には大助かりの物ばかりだ。特にフィギュアとポスターは嬉しい。
今まで、ときたま親に顔を見せに戻っていたのはそんなわけがあったのだ。

 ◇

母「みおちゃん働き者でしょ」
俺「うん。お母さんといっしょで、暇なバイトより忙しいバイトの方が好きなタイプだな」
母「みおちゃんが全部やってくれるからっておんぶにだっこじゃだめよ?」
俺「良いんだよ勝手にやるんだから」
母「あんたが何もやらないからでしょ」
俺「手伝うフリはしてるんだよ?」
母「フリじゃなく手伝いなさいよ」
俺「んー」
母「お父さんが、和はドラクエ買ったのかって聞いてたよ」
俺「買ったよ」
母「カタツムリは止めなさいよ?」

カタツムリっていうのは、うちではゲームに夢中になるって意味だ。
なぜカタツムリかというと、ゲームをやるとカラにこもったみたいになってしまうからだ。
ちなみに、さらにひどくなった場合には『カイになっちゃった』と言う。反応の鈍いカタツムリ状態からさらに悪化して貝殻だけになってしまって全くの無反応だからだ。

俺「良いって言われたもん」
母「みおちゃんが寂しいでしょ」
俺「大丈夫だよ、いっしょにカタツムリしてくれるよきっと」
母「ったくもーこの子は。みおちゃん可哀想に」
俺「みお、結構ゲーム好きなんだよ?」
母「あんたはやり過ぎ」
俺「平気で半日やってるあんたら両親には言われたくないわ」

 ◇

母「これ続きは?」
俺「まだ出てないよ」
母「かーっ、良い所で続くね。ワンナウトは?」
俺「あ、忘れた」
母「バカ、あれが一番楽しみなのに」
俺「まあ次持ってくるよ」
母「それにしてもあんたとみおちゃんがねえ……」
俺「急に話が変わったな」
母「みおちゃんみたいな子に引っ張ってもらえたら良いんだけど、なんてよく言ってたのよ」
俺「それ百回くらい聞いたよ……」
母「みおちゃんは昔お前のせいで頭ぶつけたんだからね」
俺「はあ?
  それは聞いたことないかもな」
母「どっかで迷子になってみんなで探したのにみおちゃん達の方があんた見つけて。
  泣いてるかと思ったら集合場所で平気な顔してみおちゃんと笑ってるからなんだか頭にきてあんたをバシッとはたいたら、あんたの頭が隣のみおちゃんにゴチンってぶつかっちゃって」
俺「俺のせいじゃないじゃん」
母「あんたが叱られるようなことするのが悪い」

 ◇

帰ってからそのことをみおに話してみた。

俺「――だってさ、まいっちゃうよ」
幼「それ、和君が私の近くにいるせいで巻き添え食らったんじゃんか」
俺「えー?
  みおが勝手に俺の近くにいたんだよ」
幼「和君が私にくっついて離れなかったのよ」
俺「みおが俺から離れようとしなかったに決まってる」
幼「和君のせいだって」
俺「うーん……でもなあ、俺から近付くことはあんまりない気がするけどな。みおってこわかったからな」
幼「なんですって!?」
俺「なんでもない」
幼「和君、よく私に甘えてたよね?」
俺「ソウデスネ……」
幼「べったりだったもんね」
俺「ソウデスネ……」
幼「本当はあの頃から好きだったんでしょ?」
俺「そうかもしれないよね」
幼「急に真面目になるなよ」

 ◇

俺「いや、なんだかんだ言って子供の時から仲良しだったのかもしれないなと思ったからさ」
幼「いっしょにお風呂に入りたいって言ったのも和君だもんね」
俺「それは完全にお前が言った」
幼「何よ」
俺「和君と入るって言ってたの覚えてるし」
幼「何でそこだけ覚えてるわけ?」
俺「いや、みおの股間におちんちんがないのにびっくりしてさ。お母さんとかおばあちゃんの股間は見てたけど、毛が生えてるわけじゃんか。
  みおの股間は毛がないから丸見えでしょ?
  なんかスジが入ってるだけでツルツルだからさ、ものすごい印象深かったよ」
幼「マジでそんなにしっかり覚えてるわけ?」
俺「うん、はっきり覚えてるよ。きれいな股間だった。今でも目を閉じれば思い出せるよ、あれは」
幼「バカ、目を閉じるな変態!」
俺「閉じるなとか無茶な。寝る時どうすんだ」
幼「一生閉じるな!」
俺「寝られないよ」
幼「お前なんか寝るな」
俺「それって、今夜は寝かさないわよってこと?」
幼「違うわっ!」
俺「あの頃のみおの裸を思い出しながらエッチするとめちゃくちゃゾクゾクするんだよね」
幼「早く捕まれよロリコン」
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