日常編35


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ある日の晩飯。

俺「なんだこりゃ?」
幼「豚の角煮。嫌いだった?」
俺「ああ、食べたことないかもな」
幼「食べてみてよ、多分大丈夫」
俺「……ん、やわらかいな」
幼「どう?」
俺「うん、美味しいよ」
幼「良かった」
俺「なんか不思議な感じだな」
幼「ちょっと失敗したかも」
俺「そんなことないよ。大根もやわらかいし」
幼「甘くない?」
俺「大根がちょっと甘いかな?
  でもどっちも美味しい」
幼「大根甘いかあ」
俺「これ時間かかるの?」
幼「二時間くらい」
俺「ええっ、これが二時間!?」

ゲームに夢中で全然気付かなかった。

 ◇

幼「失礼な」
俺「いや、そういう意味じゃなくてさ。そんな手間かけなくて良いって。
  うちのお母さんが作らないわけだ」
幼「ちょっと作ってみたかったから」
俺「そういうことなら良いけど、俺が飽きないようにとかで無理するなよ?
  疲れてる時はお茶漬けでも卵ご飯でも良いからな」
幼「うん」
俺「ごめんな。手伝えば良かった」
幼「別に待ってる時間が長いからそんなに大変じゃないよ。
  疲れてる時は手伝ってもらうって」
俺「そうか……」
幼「ハンバーグこねる方がよっぽど大変」
俺「ハンバーグこねる時の仕草ってかわいいよなあ。
  なんつーか『んしょ、んしょ……』って子供みたいで興奮しちゃうよ」
幼「ロリコン」

 ◇

俺「いや、違うんだよ。だってふうふう言ってるしさ」
幼「お前はふうふう言ってるだけで興奮しちゃうのか」
俺「男は女が苦しんでるのちょっと好きだからな。病弱キャラとか貧弱キャラとか。
  浜辺で競争して『はあはあ、和君待ってよー早いよー』みたいなの好きだ」
幼「まあお前は私より遅いけどな」
俺「そこはお前が手加減して追い付かないようにするんだよ」
幼「女に手加減させるの恥ずかしいとは思わないのか」
俺「そんなの俺が気付かなければ良いんだ。
  おいかけっこでも腕相撲でもゲームでも俺が気分良く勝てれば良い」
幼「私いつも手抜いてるよ」
俺「嘘だあ」
幼「ホントっす」
俺「じゃあ腕相撲してみよ」
幼「良いよ」

 ◇

俺「まさか剣道初段だか二段のこの俺が負けるとは……」
幼「だっさ」
俺「あ、てか俺左手の方が力あるんじゃね?」
幼「うわっ、言い訳始めた」
俺「言い訳じゃないよ、多分左手なら勝てる」
幼「はいはい」
俺「お前何かスポーツしてたの?」
幼「別に大してしてないよ」
俺「なんでそんな強いの?」
幼「和君をひっぱたく練習してるから」
俺「冗談に聞こえんぞ」
幼「あはは」
俺「ちくしょう、今日から筋トレしてやる」
幼「絶対しないよね」
俺「でもあれだぞ、剣道三倍段だからすごい強いんだぞ俺」
幼「強いわけないだろ」
俺「強いんだって。段だぞ?」
幼「よく受かったよね」
俺「殆ど受かるんだよ。実際、三回くらい転んだ一人以外全員受かったと思う」
幼「なーんだ」
俺「なんか、竹刀の試合は負けても良いんだよ。木刀でがに股になるポーズが上手く出来るかどうかで決まるんだ」
幼「うそつけ」

 ◇

俺「嘘じゃないよ」
幼「がに股なんて誰でも出来るだろ」
俺「難しいんだぞ」
幼「やってみ?」
俺「えーっと……まず普通にまっすぐ立ちます……で、爪先を開いて……」
幼「ふんふん……」

俺の真似をして足を開くみお。

俺「あれ、逆かな?」
幼「どっちだよ」
俺「多分これで合ってる。
  で、このまま膝を曲げてゆっくり腰を落とします」
幼「落とします……あ、わっ」

バランスを崩してコテッと倒れるみお。

俺「うわっ、ぶざま」
幼「えー、なんでなんで?
  スクワットみたいな感じなのに」
俺「ふふん、素人とは足腰の鍛え方が違うんだよ。
  剣道やってる奴は電車で急ブレーキがかかっても絶対よろめかないのだ。先生が言ってた」
幼「このー」
俺「あいた、何すんだよ」

みおに押されて倒されてしまった。

幼「よろめかないって言ったじゃん」
俺「座ってる時は無理だよ」

むちゃくちゃしやがる。

 ◇

幼「じゃあこっち立ってよ」

みおはそう言いベッドの前に俺を連れて行く。

俺「いや、ちょっと、お前本気でやるなよ?」
幼「せーの……どーん!」
俺「ぐはっ」

ドサッ

幼「私の勝ち」
俺「なんでそんな嬉しそうなんだよ」
幼「上下関係ははっきりしとかないと」
俺「お前、さっきはいつも手加減してるって言ってたけど絶対嘘だろ……」
幼「してるしてる」
俺「今だってめちゃくちゃムキになってたじゃん」
幼「ムキになってるふりしただけで手抜きしてるの!」
俺「さっき、みおが倒れた時かわいかったなあ。
  みおは夜の部は上手いのに昼の部は下手なんだね」
幼「ヨルノ武?」
俺「ベッドで俺の竹刀をつばぜり合い的な夜の剣道」
幼「エッチ」
俺「夜の稽古しよっか」
幼「しません」

 ◇

俺「えー、なんで?」
幼「和君ゲームやるんでしょ」
俺「ムキになるみおがかわいかったから先にエッチしたいな」
幼「ムキになんかなってないってば!」
俺「ああ、そうだったね。とにかくかわいくて」
幼「ううー、ムカツク……」
俺「怒った?」
幼「うむ、激怒した」
俺「じゃあエッチしたくない?」
幼「エッチしたい?」
俺「うん、したい」
幼「仕方ないからさせてあげよう。かわいそうだしね」
俺「みおは優しいね」
幼「まあ心が広いですから。和君なんかにムキになったりしないのよ」
俺「そうだね、カルシウムだね」
幼「何よ、文句あるの!?」
俺「ありません」
幼「すぐにのしかかりやがって。重たいんだよ」
俺「じゃあみおが上になる?」
幼「やだ。食べてすぐだから動くとお腹痛くなる」
俺「だったら俺が肘立てる?」
幼「良いよ、普通で。重たいなんて嘘」
俺「嘘かよ!」
幼「いや重たいけどさ、嫌じゃないもん」
俺「俺に征服された感じで嬉しい?」
幼「征服なんかされてないし!」
俺「またムキになった」
幼「ううー、バカバカ!」
俺「かわいいなあ」
幼「もう征服させてやらない!」
俺「勝手に中に出すもんね」
幼「絶対妊娠してあげないから良いし」
俺「お前の体はどうなってんだよ?
  気合い入れれば妊娠回避出来るのか」
幼「和君ごときに妊娠させられる我輩ではないわ」
俺「その『〇〇ごときに〇〇する俺じゃない』ってセリフの形式、漫画だと死亡フラグだぞ……」
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