GW3・プロポーズ編02


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幼「起きた」
タマ「お前、ゲロ自分で片してから寝ろよな。帰って来たらめっちゃ臭かったぞ」
俺「うん……」
幼「お腹空いてる?」
俺「多分」
幼「じゃあご飯食べよう」
タマ「お前全然起きないからもう帰るとこだった」
俺「鼻痛い……」
タマ「顔洗ってきー」

 ◇

幼「もう食べないの?」
俺「入らん」
タマ「腹減ってなかったん?」
俺「分からん」
タマ「なんか無口キャラになってる」
幼「たしかに」
俺「今日はごめん……」
タマ「待てい!重い重い重い!こっちまで食欲なくなるわ!私が帰った後にしたまえ」
幼「あはは」
俺「うん……」
タマ「まあ、食べたら私はホテル帰るから」
幼「気にしなくて良いよ」
タマ「気にするわい」
俺「ああそうだ、親にフォローしてくれてありがと」
タマ「まあ誉め過ぎたけどワンダースワンの分ってことで」
幼「何て言ったの?」
タマ「バカだけど変なとこ真面目って」
俺「あれ、よく考えるとあんまりフォローされてないんだな」
タマ「気にするな」

 ◇

タマ「ごちそうさま。美味しかったー」
幼「私もごちそうさま」
タマ「お前、こんな美味しいのもっと喜んで食べないとバチ当たるぞ」
幼「あ、いつもはちゃんと食べるの」
タマ「そうなの?
  マクドの方がうまいとか言ってない?」
幼「うん、美味しいって食べてくれるよ」

二人が話し込んだので、俺は寝る前のことを思い出しながら非常に焦っていた。
幼なじみの気持ちも聞かずに結婚する結婚すると騒いで、物の取り合いみたいな扱いもしてしまった。
もし、あんな思い詰められてたなんてこわいって思われて振られたらどうしよう。
それに腕を強く掴んでしまった。この前セクハラでこわい思いしてた時に、どんな時も優しくするって思ったのに。びっくりさせたかもしれない。
とにかく謝らなきゃ。どう謝ろう。何を謝れば良いんだ。

『天使な小生意気』みたいに、あのプロポーズは切り抜けるための作戦だったってことにしちゃえば良いのか?

ああは言ったけど、みおに心の準備が出来るまで待つから今まで通りに生活を続けようって言えば良いのか?

さっきのことは気にしないで忘れてくれても構わないって言えば良いのか?

どうしよう。どうしよう。嫌われたくない。

俺「ふぇぇぇん……」
タマ「あんな子供みたいな泣き方する大人初めて見た」

 ◇

タマ「じゃあまた明日ー。鍵してね」

バタン

ガチャ

幼「ふう。今日は疲れたね」
俺「うん……」
幼「和君もお茶飲む?」
俺「氷入れて」
幼「はいはい」

ぽちゃぽちゃっ、カランカラン……。

グラスの中の氷のぶつかる心地よい音がする。
俺の隣に幼なじみが座る。

俺「……ごめんね。腕大丈夫だった?」
幼「うん。ほら全然」
俺「俺こわかった?」
幼「お前がこわかったら雷鳴ったら心臓がマヒるわ」
俺「俺、自分勝手なことたくさん言っちゃったけど、嫌いになった?」
幼「……嬉しかった」
俺「サラダ、食べられなくてごめん……」
幼「良いよ。私が作ったのなら食べられるんでしょ?」
俺「食べられるわけないだろ。食べられるような気になってただけだ。空も飛べるはずみたいなもんだよ」
幼「えー」
俺「食べたら結婚してくれる?」
幼「それってプロポーズ?」

 ◇

俺「いや、違う」
幼「そっか」
俺「手……良い?」
幼「手なんて勝手に繋げば良いのに」
俺「うん……繋ぐ」
幼「……」
俺「俺、みおと手を繋いだり抱き合ったりキスしたり、それだけで幸せ」
幼「でも、さっき何か言ってなかった?」
俺「何かって?」
幼「結婚の約束を守るとか」
俺「言った……」
幼「……和君は今のままの方が良いの?」
俺「みおの重荷になって、嫌われたくない」
幼「……」
俺「約束を守るとも言ったけど、俺にはみおが必要とも言ったよね」
幼「うん」
俺「なんだろ……好きな人に振られたら関係が壊れるから、告白しないでこのままずっと友達でいたいっての、よくあるじゃん。
  あれと同じだよ。今の関係のままでも幸せだから下手に踏み出せない」
幼「じゃあ、断られないって分かってたら言えるの?」
俺「……プロポーズ受け付けるって言われて、じゃあ言いますってのは……
  言わされた感じにならない?」
幼「うん、なるね」
俺「自分で言った方がさ、良いような……」
幼「そっちの方が良いね」
俺「みおは、聞きたい?」
幼「それ言ったらプロポーズの答えも言ってることにならない?」
俺「試しに聞くだけ聞いてみよう、とかあるじゃん」
幼「あ、試聴出来るんだ」
俺「出来るよ。というか、聞くだけ聞いて保留してもらえれば気楽なんだ」
幼「あはは。タダ?」
俺「いや、ベッドでキスしてもらわないと」
幼「じゃあ、ベッド行こ」
俺「まだ氷食べてない」
幼「食べろ」
俺「でかい」
幼「口に入れてけ。私がいっしょに溶かす」
俺「それは良いね」

 ◇

幼「んん……ふあ……」

二人の舌が絡まり、みるみる氷が小さくなる。

幼「はあ……もう噛めるでしょ」
俺「溶けきるまでキスする」
幼「んっ……」

 ◇

幼「んぅ……もう残ってないよ……」
俺「ふう……勃起しちゃった」
幼「ねえ、早く」
俺「入れてほしいの?」
幼「バカ!」
俺「聞きたい?」
幼「うん」
俺「みお……」
幼「……」
俺「うう」
幼「頑張れ」
俺「余裕あるなお前」
幼「お前よりはな」
俺「……言うぞ」
幼「……」
俺「俺と結婚して下さい!」
幼「こちらこそお願いします」
俺「みお……」
幼「あはは、涙出て来ちゃった」
俺「嬉しいよ……」
幼「嬉しいね……」
俺「俺の方が嬉しい」
幼「私の方が嬉しい」
俺「……」
幼「……」
両『あははっ』
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