日常編15

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[09/04/01書き込み] 俺「やっぱりカニクリームコロッケは難しいみたいだから、今日は良いよ」 幼「でも、食べたいんでしょ?」 俺「まあ弁当屋とかで買えば良いじゃん」 幼「えー、それでコロッケが一番美味しかったら嫌だもん。   それに私も作ってみたいし、やるだけやってみる」 料理嫌いなんだから本当は面倒なはずだが、ありがたく作ってもらうことにした。 俺「じゃあせめて俺が買いに行くよ」 幼「お前方向音痴だから探すの遅いし、また無駄にお菓子とか買ってくるからいっしょで良い」 俺「だってあのお菓子、食べられて口笛も吹けるんだよ」 幼「うっさい。お前は荷物係くらいしか役に立たんわ」 俺「では荷物係でお供しますか」 幼「うん」  ◇ 俺「おお、美味しそう」 幼「味は分からないけどね」 俺「先に食べてて良いか?   お昼食べてないんだ」 幼「お前バッカじゃない?   良いよ先食べて」 俺「美味い」 幼「それだけお腹空いてりゃね」  ◇ 俺「おかわり!」 幼「また?」 俺「じゃあ、これの分だけで良いから」 幼「もう明日で良いでしょ。無理に食べるな」 俺「くれよ……うう……」 幼「泣くなバカ!そんなに食べたいのかよ」 俺「違うんだ……すごく美味しいから感動して……」 幼「全く……ほら、このくらい?」 俺「うん……ありがとう。   何もかも美味いよ……こんなに美味しいの生まれて初めてだよ……」 幼「ふふ、みか……味覚がおかしいんじゃ、ないの?」 俺「お前も泣いてるじゃんか……美味いだろ?」 幼「お前がバカ過ぎて泣けてきただけだし……」 俺「こんなに美味いの作られたら誰でも泣くよ……」 幼「ふふ、お前だけだ」 俺「なあ……来月仕事頑張ったらまた月末にご馳走作ってくれる?」 幼「頑張ったらね」

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