日常編42

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俺「足がかゆいよー」 幼「知らないよそんなこと」 俺「見てよほらー、こことこことここと……」 自分の足の、ぷくっとふくれた部分を一つ一つ指差す。 幼「えっ、蚊がいるの!?」 俺「何だか分からないけどいつの間にかこうなってた」 幼「こんなにたくさん刺されることあるの?」 俺「かゆいー」 幼「掻いちゃだめだよ」 俺「なんで足ばっかり六つも七つも……」 幼「ぼけっとしてるからでしょ」 俺「みおはいつも殺気立ってるよね」 幼「わたしゃサムライか」  ◇ 数分後。 幼「かずー」 俺「んー?」 幼「ほら、足出して」 マヨネーズの小型の容器みたいな物を持っている。 俺「何それ」 幼「和君ママに貰ったの。かゆいのどこ?」 俺「んっと、こことー、こことー……」 幼「はいはい」 軟膏をぬりぬりと足にくっつけてくれる。 俺「みおって優しいなあ」 幼「こんなの次から自分でやりなさいよね」 俺「うは、くすぐったい」 幼「おしっ、もう刺されるなよ」 俺「刺されないようにいっしょに布団に入らない?」 幼「和君が裸になって余計刺されるからダメ」 俺「なるほど、たしかにそうだ」 幼「否定しろよ」  ◇ さらに数分後。 俺「もうかゆくなくなったよ」 幼「へー、早いね」 俺「みおのおかげだね」 幼「そうそう、私がたまたま思い出したから……あ!」 俺「ん?」 幼「そこ蚊がいる」 俺「どこ?」 幼「……分かんなくなっちゃった」 俺「でも、やっぱり蚊だったんだね」 幼「良かった、変な病気だったらどうしようかと思った」 俺「みおは刺されてないの?」 幼「うん」 俺「俺ばっかりかよ」 幼「和君O型だから一番狙われるんだよね」 俺「そっか、みおの盾になれるのか。そう考えると嬉しいな」 幼「そうだよ、ずっと刺されとけお前」 俺「一家の主としてみおを蚊から守る姿にほれちゃう?」 幼「ほれはしない」 俺「なんでだよ、我が身をかえりみずだぞ」 幼「だって蚊だもん」 俺「蚊に刺されるのやだろ。俺がいっしょなら刺されにくいんだぞ。   テレビで『本当に便利で、これを一度使ったらもう手放せません』とか言ってくれても良いだろ」 幼「お前は通販の商品か!」  ◇ 俺「ありがとね、みお」 幼「何が?」 俺「愚痴でかゆいって言っただけなのにさ、軟膏みたいのつけてくれたじゃん」 幼「別にたいしたことじゃないじゃん」 俺「でも嬉しかったからさ」 幼「それで抱きしめてるの?」 俺「ダメ?」 幼「良いけどさ」 俺「はあ……みお大好き」 幼「ちょっと、もぞもぞしないでよ」 俺「気持ち良い……」 幼「もう、エッチ……生理だから無理だよ?」 俺「このまま二分くれれば着たままで擦り付けてイケるからお願い」 幼「どんだけ興奮してんだよ」 俺「かわいいよ……みおかわいいよ……」 幼「バカ……」 俺「みおの太もも気持ち良いよ……」 幼「変態」 俺「みお……誰にも渡さないよ……」 幼「うん」 俺「いつまでも愛してる」 幼「なんか、こんなプレイで言われても反応に困る」  ◇ [事後] 俺「はあ……コンドームすれば良かった」 服を着たままイってしまったので下半身丸出しでトランクスと股間を洗う俺。 幼「私も言おうか思ったけどすごい興奮してたから」 俺「服着たままってのも気持ち良いから、まあ良いやと思って」 幼「変態め」 俺「みおが服着たままおしっこするとことか大好き」 幼「私がいつもしてるみたいな言い方するな!」 俺「よく妄想してるからつい」 幼「お前ろくなこと考えないな」 俺「みおが今日みたいに興奮させるから」 幼「興奮させるようなことをした覚えはない」 俺「かずーって呼んだりしたじゃないか」 幼「それで興奮しちゃうの!?」 俺「しちゃった」 幼「お前バカでしょ」 俺「今日の興奮には自分でもびっくりした」 幼「そりゃあな」 俺「今日で何か覚醒したわ」 幼「覚醒ってよりも覚醒剤って感じ」 俺「おいひどいぞ」 幼「お前の頭がね」

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