日常編37.5

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俺「おかえり」 幼「ただいまー。ご飯食べたんだよね?」 俺「からあげくんレッド食べた」 幼「そんなのばっかり」 俺「みお何食べた?」 幼「私スーパーでお寿司買ってきた」 俺「魚が好きだなあ」 幼「ちょっと多いからタマゴ食べる?」 俺「タマゴなら任せろ」 幼「和君エビも大丈夫なんじゃないの?」 俺「ワサビついてるからやだ」 幼「ついてないよ」 俺「ついてないの?」 幼「甘エビだからついてないよ。タマゴといっしょで甘いお寿司だから」 俺「じゃあ食べる」  ◇ 俺「うそつき、ワサビ入ってるじゃないかー!」 幼「あはは」 俺「ニヤニヤしてるから変だと思ったんだよ……」 幼「あー面白い」 俺「甘エビなのになんでワサビなんだよ。どう考えても辛エビだろ」 幼「ほら、タマゴあげるから」 俺「ん、むぐ……うう、もうタマゴしか食べない」 幼「ワサビはただ嫌いなだけなんでしょ?」 俺「ワサビはまあうどんとかに入ってても大丈夫だからこのくらいなら全然平気だけどさ……」 幼「辛いの平気なのになんで嫌いなの?」 俺「七味やコショウみたいな粉なら良いんだけどワサビとかカラシとか面倒くさいんだよ混ぜるの」 幼「そんな理由!?」 俺「面倒だから焼き肉行っても絶対タレにコチュジャン入れない。   誰か入れてかき混ぜてくれないかなーって思ってるんだがテレパシーが伝わらない」 幼「え、じゃあ別に嫌いじゃないわけ?」 俺「いや、やっぱワサビって好きじゃないけどね。めんどいからさらに嫌い。   卵を混ぜるのもめんどい。この前みおが温泉卵をちゃんとぐちゃぐちゃしてから出してくれた時すごいキュンときた」 幼「アホか」  ◇ 俺「俺のためにここまでしてくれるなんてなんて良い奥さんなんだ、みたいな」 幼「お前の感動のポイントが分からん」 俺「だってなんか温泉卵って潰すの結構大変じゃん。   水割り作るのとかはなんか好きなんだけどね」 幼「ほう……」 俺「あ、まずいこと言ったかな」 幼「女の子を酔わせてどうしたわけ?」 俺「いや、女の子じゃないよ」 幼「男と飲みに行かないでしょ?」 俺「み、みおのお母さんに作らせてもらったんだよ。   なんか理科の実験みたいな感じで好きなんだ。ほら、クリスマスにポーション混ぜたでしょ?   ああいうの好きなんだよ、だから別に酔わせてどうとかじゃなくてさ。下心はないよ」 幼「ふーん……」 俺「き、聞いてみなよお母さんに。別に手出してないよ」 幼「……じゃあ今度私に水割り作ってくれる?」 俺「うん」 幼「なんか嬉しそうなんだけど」 俺「だって酔わせて眠らせたらシャッターチャンスだし」 幼「やっぱ下心あるんじゃねーか!」

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