日常編35

「日常編35」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

日常編35」(2009/10/06 (火) 02:48:29) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

ある日の晩飯。 俺「なんだこりゃ?」 幼「豚の角煮。嫌いだった?」 俺「ああ、食べたことないかもな」 幼「食べてみてよ、多分大丈夫」 俺「……ん、やわらかいな」 幼「どう?」 俺「うん、美味しいよ」 幼「良かった」 俺「なんか不思議な感じだな」 幼「ちょっと失敗したかも」 俺「そんなことないよ。大根もやわらかいし」 幼「甘くない?」 俺「大根がちょっと甘いかな?   でもどっちも美味しい」 幼「大根甘いかあ」 俺「これ時間かかるの?」 幼「二時間くらい」 俺「ええっ、これが二時間!?」 ゲームに夢中で全然気付かなかった。  ◇ 幼「失礼な」 俺「いや、そういう意味じゃなくてさ。そんな手間かけなくて良いって。   うちのお母さんが作らないわけだ」 幼「ちょっと作ってみたかったから」 俺「そういうことなら良いけど、俺が飽きないようにとかで無理するなよ?   疲れてる時はお茶漬けでも卵ご飯でも良いからな」 幼「うん」 俺「ごめんな。手伝えば良かった」 幼「別に待ってる時間が長いからそんなに大変じゃないよ。   疲れてる時は手伝ってもらうって」 俺「そうか……」 幼「ハンバーグこねる方がよっぽど大変」 俺「ハンバーグこねる時の仕草ってかわいいよなあ。   なんつーか『んしょ、んしょ……』って子供みたいで興奮しちゃうよ」 幼「ロリコン」  ◇ 俺「いや、違うんだよ。だってふうふう言ってるしさ」 幼「お前はふうふう言ってるだけで興奮しちゃうのか」 俺「男は女が苦しんでるのちょっと好きだからな。病弱キャラとか貧弱キャラとか。   浜辺で競争して『はあはあ、和君待ってよー早いよー』みたいなの好きだ」 幼「まあお前は私より遅いけどな」 俺「そこはお前が手加減して追い付かないようにするんだよ」 幼「女に手加減させるの恥ずかしいとは思わないのか」 俺「そんなの俺が気付かなければ良いんだ。   おいかけっこでも腕相撲でもゲームでも俺が気分良く勝てれば良い」 幼「私いつも手抜いてるよ」 俺「嘘だあ」 幼「ホントっす」 俺「じゃあ腕相撲してみよ」 幼「良いよ」  ◇ 俺「まさか剣道初段だか二段のこの俺が負けるとは……」 幼「だっさ」 俺「あ、てか俺左手の方が力あるんじゃね?」 幼「うわっ、言い訳始めた」 俺「言い訳じゃないよ、多分左手なら勝てる」 幼「はいはい」 俺「お前何かスポーツしてたの?」 幼「別に大してしてないよ」 俺「なんでそんな強いの?」 幼「和君をひっぱたく練習してるから」 俺「冗談に聞こえんぞ」 幼「あはは」 俺「ちくしょう、今日から筋トレしてやる」 幼「絶対しないよね」 俺「でもあれだぞ、剣道三倍段だからすごい強いんだぞ俺」 幼「強いわけないだろ」 俺「強いんだって。段だぞ?」 幼「よく受かったよね」 俺「殆ど受かるんだよ。実際、三回くらい転んだ一人以外全員受かったと思う」 幼「なーんだ」 俺「なんか、竹刀の試合は負けても良いんだよ。木刀でがに股になるポーズが上手く出来るかどうかで決まるんだ」 幼「うそつけ」  ◇ 俺「嘘じゃないよ」 幼「がに股なんて誰でも出来るだろ」 俺「難しいんだぞ」 幼「やってみ?」 俺「えーっと……まず普通にまっすぐ立ちます……で、爪先を開いて……」 幼「ふんふん……」 俺の真似をして足を開くみお。 俺「あれ、逆かな?」 幼「どっちだよ」 俺「多分これで合ってる。   で、このまま膝を曲げてゆっくり腰を落とします」 幼「落とします……あ、わっ」 バランスを崩してコテッと倒れるみお。 俺「うわっ、ぶざま」 幼「えー、なんでなんで?   スクワットみたいな感じなのに」 俺「ふふん、素人とは足腰の鍛え方が違うんだよ。   剣道やってる奴は電車で急ブレーキがかかっても絶対よろめかないのだ。先生が言ってた」 幼「このー」 俺「あいた、何すんだよ」 みおに押されて倒されてしまった。 幼「よろめかないって言ったじゃん」 俺「座ってる時は無理だよ」 むちゃくちゃしやがる。  ◇ 幼「じゃあこっち立ってよ」 みおはそう言いベッドの前に俺を連れて行く。 俺「いや、ちょっと、お前本気でやるなよ?」 幼「せーの……どーん!」 俺「ぐはっ」 ドサッ 幼「私の勝ち」 俺「なんでそんな嬉しそうなんだよ」 幼「上下関係ははっきりしとかないと」 俺「お前、さっきはいつも手加減してるって言ってたけど絶対嘘だろ……」 幼「してるしてる」 俺「今だってめちゃくちゃムキになってたじゃん」 幼「ムキになってるふりしただけで手抜きしてるの!」 俺「さっき、みおが倒れた時かわいかったなあ。   みおは夜の部は上手いのに昼の部は下手なんだね」 幼「ヨルノ武?」 俺「ベッドで俺の竹刀をつばぜり合い的な夜の剣道」 幼「エッチ」 俺「夜の稽古しよっか」 幼「しません」  ◇ 俺「えー、なんで?」 幼「和君ゲームやるんでしょ」 俺「ムキになるみおがかわいかったから先にエッチしたいな」 幼「ムキになんかなってないってば!」 俺「ああ、そうだったね。とにかくかわいくて」 幼「ううー、ムカツク……」 俺「怒った?」 幼「うむ、激怒した」 俺「じゃあエッチしたくない?」 幼「エッチしたい?」 俺「うん、したい」 幼「仕方ないからさせてあげよう。かわいそうだしね」 俺「みおは優しいね」 幼「まあ心が広いですから。和君なんかにムキになったりしないのよ」 俺「そうだね、カルシウムだね」 幼「何よ、文句あるの!?」 俺「ありません」 幼「すぐにのしかかりやがって。重たいんだよ」 俺「じゃあみおが上になる?」 幼「やだ。食べてすぐだから動くとお腹痛くなる」 俺「だったら俺が肘立てる?」 幼「良いよ、普通で。重たいなんて嘘」 俺「嘘かよ!」 幼「いや重たいけどさ、嫌じゃないもん」 俺「俺に征服された感じで嬉しい?」 幼「征服なんかされてないし!」 俺「またムキになった」 幼「ううー、バカバカ!」 俺「かわいいなあ」 幼「もう征服させてやらない!」 俺「勝手に中に出すもんね」 幼「絶対妊娠してあげないから良いし」 俺「お前の体はどうなってんだよ?   気合い入れれば妊娠回避出来るのか」 幼「和君ごときに妊娠させられる我輩ではないわ」 俺「その『〇〇ごときに〇〇する俺じゃない』ってセリフの形式、漫画だと死亡フラグだぞ……」

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。