日常編30

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俺「ただいまー」 幼「あ、ごめん。バカが帰ったから……うん。うん」 電話中だ。 幼「分かった、うん。じゃあまたー。   ……和君おかえり」 俺「遅いよ」 幼「あはは」 俺「誰?」 幼「オトコ」 俺「嘘だろ」 幼「チヒロちゃん。   和君にメールするって」 俺「まいったな、俺にはみおがいるんだけどな」 幼「まいった顔には見えないぞ」  ◇ 女【チヒロです お久しぶりです 】 空白はなんか動く絵文字のやつです 俺【俺にメールなんてどうしたの】 女【いやー かっちゃんが最近エロいんですよ 】 かっちゃんってのは彼氏だ。 俺【元からじゃないの?】 女【前よりひどいです すぐ触ってくるんですよ!】 俺【寝てる時に触ったり回りくどいことする必要がなくなったからね】 女【まったく困ったものですわ!】 俺【というか君らまだエッチしてないの?】 女【してませんよ !】 俺【付き合って即足コキという超スピードな展開だったのに】 女【それは和さんのせいでしょ(>_<*)】 俺【触られるの嫌なら言えば良いのに】 女【別に嫌ってわけじゃなくてですねー 二人きりになったらすぐ触ってくるのは 】 俺【ああ、エッチなことしたいから会うのかよって感じで嫌なの?】 女【んーまあ辛口に言うとそういうことになりますね そればっかだとなんだかなー】 俺【それだけ本気で好きなのかもしれないけどね】 女【?本気なら逆に大切にしようってことにはならないんですかね】 俺【うーん、簡単に説明出来ないな……長文になっちゃうけど良い?】 女【どんとこいです!】  ◇ 俺【俺の場合だと、がっつける場合とそうでない場合があるんだ   たとえば昔、その当時付き合ってた子の家によく行ってたんだけど家に行ったらすぐベッドでゴロゴロしてうとうと、   みたいなことを何度も繰り返して怒られたことあったんだ   その子とはさ、あんまりべたべたせずぼけっと過ごしちゃってね   でもみおとは付き合ったばっかりの頃からすごくべたべたしたくて、ベッドに入ろうもんなら大興奮だった   もちろんその子が美人じゃないとかそういうわけじゃなくてね   なんだろな、遠慮かな?   付き合う前に情けないとことか本音の部分とか見られてたら良いんだけどさ   やっぱり恋人になってもエッチなリクエストは最初はなかなか出来ないからね   まだ早いかなとか変態だと思われないかなとか考えちゃって   でもみおにはたくさんしちゃえるわけ   みお以外でも、出会いが最悪だったりとかで格好のつけようがない相手にはやっぱりがっついてたね   俺が情けないの知ってて好きになってくれるんだから嫌ならちゃんと嫌がっってくれるって信じてるって言うのかな   密かに幻滅するんじゃなく面と向かって言ってくれると思ってるからこそ安心してセクハラ出来るわけ   相手が幼なじみだとエッチに関してつけあがったり余計恥ずかしくなったりすると思うんだけど、その前者なんだよ俺は。多分カツミ君もそうなんじゃないかな   誠実じゃないからすぐエッチなことをしてくるとは言い切れないと思うよ。相手が君だからがっついてるだけかもしれない   ずっと『友達』だったのが『恋人』になって、君の『女』の顔が見たくてさ   俺の女だ、俺のおっぱいだ、俺の太ももだ、って叫びたいくらい君の体が好きなんだよ   だから今ちょっとわがままになってるだけで、君がきちんと怒ればしばらく大人しくなるさ】  ◇ 女【なんか感動しました 保護しました   でも怒ったら嫌われないですかね?】 俺【>なんか感動しました 保護しました   どこに感動するところがあったのか分からん(笑)   >でも怒ったら嫌われないですかね?   ないない   嫌うなんて三択の候補にすらない】 女【ええー、良かったですよ?   三択てなんです?】 俺【謝る   すごい優しくする   怒られて喜ぶ   の三択】 女【かっちゃんが優しくするはないと思う】 俺【そういえば、付き合ってからもずっとかっちゃんって呼ぶの?】 女【変ですか?】 俺【いや変じゃないけど   俺達と同じ道を歩むのかなと】 女【和さん呼び方変えてほしいんですか?】 俺【ううん、そういうわけじゃない   付き合っても呼び方が変わらないって幼なじみカップルならではだと思ってね】 女【たしかに なんかいまさらって感じ 最初からずっと和君って呼ばれてたんですか?】 俺【どうかな、よく覚えてないや】 女【長い付き合いですもんね】 俺【もっと長い付き合いにしてみおの旧姓ってなんだっけってレベルに到達したい】 女【それは忘れっぽいだけでは 】  ◇ 俺「なあ、お前って最初から和君だっけ」 幼「私はお前みたいな下等生物じゃないよ」 俺「いや、俺の呼び方だよ」 幼「和君でしょ?」 俺「そうか」 幼「どうして?」 俺「いや、よく覚えてないから」 幼「お母さんズが和君て呼んでるんだから和君でしょ」 たしかに、小学生にもならない頃は子供達が自分であだ名を付けたりはあまりしないかもしれない。 俺「俺はみおちゃんって呼んでたよね」 幼「うん」 俺「いつ呼び捨てになった?」 幼「えーっと……」 俺「付き合う前から?」 幼「んー……?」 俺「再会するまでは一度も呼び捨てにしたことなかったはず」 幼「うん」 俺「再会したての頃はメールにみおちゃんって書いてた覚えがある」 幼「そうだっけ」 俺「変じゃないかなとか悩んだ記憶が残ってるんだ」 幼「告白の時は既に呼び捨てだったよね?」 俺「呼び捨てだっけ」 幼「みおちゃんが好きとかそんな言われ方されてないわ」 たしかに変な感じがする。  ◇ 俺「ってゆーか、お前急に呼び捨てにされたのに覚えてないわけ?」 幼「お前急に呼び捨てにしといて忘れたの?」 俺「うーん。おい呼び捨てかよ、みたいなお前の指摘がなかったんだよなおそらく」 幼「だってこの歳で『みおちゃんって呼んでよ!』ってのも痛々しいじゃん」 俺「だったらみおさんとか」 幼「みおさんだと距離あるし」 俺「要するに俺に呼び捨てにされて嬉し恥ずかしと」 幼「んー、まあ嬉しかったですよ……」 小声で下を向きながら嬉しいことを言ってくれるみお。 俺「呼び捨てにしてとか言ってくれれば良かったのに」 幼「そんなこと言えるわけないでしょ」 俺「そんなもんかな」 幼「私のことはこれからみおで良いわよ、とか何様って感じじゃん」 俺「えばりんぼうのみお様じゃないですか」 幼「怒るよ」  ◇ 俺「みお様かわいいよみお様」 幼「あっ、こら!   グラタン作るんだからダメ!」 俺「えー……」 幼「今日は絶対失敗出来ないから。ちょっかい出さないでよ?」 俺「出したい」 幼「出したらオニオングラタンの刑だから。   2メートル以内に近寄るな」 俺「ひどいよ」 幼「和君には食事関係のお仕置きが一番効く事が最近分かった」 俺「じゃあ、せめてじっと見てるよ」 幼「見るな」 俺「♪あなーただーけ見つーめーてる」 幼「♪であーった日かーらー今でもずっと」 俺「みおって後ろ姿もかわいいね」 幼「うるさい。見られてると思うとムズムズするから見るな」 俺「見られる快感ってやつだから気にするな」 幼「全然気持ち良くないし」 俺「嫌がらせだからね」 幼「嫌がらせだったのか!   やめんか!」 俺「これにはワケがあるんじゃ!」 幼「誰の真似だよ」  ◇ 幼「あー、ちょっと焦がし過ぎちゃった。   まあこっちは私が食べれば良いか」 俺「焦げてるとこ好きだよ」 幼「そう?」 俺「うん。チーズの焦げは好きなんだ」 幼「なら焦げてる方食べる?」 俺「食べる」 幼「熱いからね」 俺「うん」 みおはよく「熱いから」と注意してくれる。 俺の母親に「熱いと言わないといきなり食べてヤケドして文句言う」と言われたからだ。 幼「それじゃ、いただきます」 俺「ふわ、熱……」 幼「もう食べてる」 俺「……ふう、熱い」 幼「言ったでしょうが」 俺「予想以上に熱かった」 幼「やり過ぎた?」 俺「いや、あんまりグラタンが熱かったことないから舐めてた。   ゆっくり食べる」 幼「和君ってちょっと猫舌って言ってたっけ」 俺「そうなんだよね。   名古屋は喫茶店で朝コーヒー頼むとトーストとかおまけつきだから仕方なくコーヒー頼むんだけど、熱くてさ。   もうコーヒー来てから五分は冷まさないと熱くて飲めないの。熱過ぎ」 幼「あはは。   でも和君コーヒー飲めるんだ」 俺「飲めるけど苦いから普段は飲まないよ。ポッカのアイスコーヒーくらい甘ければ良いんだけど」 幼「お子様だもんね」 俺「でもミロは飲めるよ?」 幼「ミロってココアじゃないの?」 俺「そうだっけ」  ◇ 幼「ミロ甘いじゃん」 俺「甘くて良いんだよ」 幼「和君甘いのと辛いの以外嫌いだよね」 俺「そうかな」 幼「だってすっぱいのも苦いのも嫌いでしょ」 俺「だって不味いんだもんレモンとか精液」 幼「食べてる時に精液とか言わないでよ」 俺「しょっぱいのは好きだよ。フライドポテトとか」 幼「じゃあ明日はしょっぱいお魚にしよう」 俺「えっ」 幼「しょっぱいの好きなんでしょ?」 俺「でも塩分の取りすぎは体に悪いですよ」 幼「毎日お肉ばっかよりましです」 俺「余計なこと言っちゃったなあ」  ◇ 俺「美味しかった。みお食べたら俺が片付けるよ」 幼「へへ、ありがと」 俺「レパートリーずいぶん増えたよね」 幼「ほめてほめて」 俺「えらいよ」 幼「やっぱりえらい?」 俺「みおはえらい」 幼「じゃあ後片付けさせてあげる」 俺「ははっ、そいつはどうも」 幼「何笑ってんのよ」 俺「いやいや、かわいいなと思ってさ」 幼「えー?」 俺「片付けが終わったら抱きしめさせてよ」 幼「どうしよっかな」 俺「考えといて」  ◇ 俺「終わった」 幼「うむ、ご苦労」 俺「それじゃ姫じゃなくて殿って感じだよ」 幼「姫扱いしろ」 俺「そんなこと言われても姫を扱ったことなんてないよ」 幼「お姫さまだっこでベッド」 俺「抱きしめて良いの?」 幼「別に抱きしめてほしいわけじゃないからね。   和君が抱きたいって言うから」 俺「ふふ」 幼「早く早く」 俺「よっ……うわ重い……」 幼「重くない!」 俺「はあ、はあ……」  ◇ 幼「到着」 俺「ひい、まいった……」 幼「力ないなあ」 俺「よっぽどガチムチじゃないとまともに運ぶのは無理だろ」 幼「疲れた?」 俺「疲れたよ……」 幼「そっか、残念」 俺「え、何?」 幼「なんでもない」 俺「疲れてないよ」 幼「どうして乗っかるの?」 俺「だっこも良いけど、もっと密着した抱きしめ方もしたいなと思って」 幼「裸で?」 俺「うん」 幼「ダメ」 俺「ダメじゃないよいけるよ」 幼「ダメだと思うよ」 俺「体に聞いてみる」 幼「あっ……体に聞くのなしだよ……」 俺「なんで?」 幼「えー?   だって体は素直だもん……」 俺「みおとエッチしたいな」 幼「んうー……はあ、和君の変態……」 俺「気持ち良いね」 幼「うん……」 俺「脱がして良い?」 幼「嫌だけどお前のせいで暑いから脱がして良いよ」 俺「俺も暑いから脱ぐ」 幼「お前は脱がずに汗びっしょりかいて水分失って倒れると良いよ」 俺「みお最近言い回しが変わってきたよね」 幼「お前の変な言い回しの影響だバカ」 俺「みおに裸でバカって言われるのすごく好きだ」 幼「変態!」

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