○共和国における産業振興の概観


1.基本コンセプト
 共和国は、各国、長年培ってきた独自の個性と産業を持つが、今回は藩王会議を重ね、
各国が、その個性を維持したまま連携を深め、それぞれに助け合うことを目指した。
 互尊共和の上での自国繁栄。これが、共和国各国に共通するコンセプトとなっている。

 なお以下の産業振興案は、EV165の時点のみで完全に達成されているものばかり
ではなく、将来的な展望を含む。

2.振興の三本柱
 本計画の三本柱は以下の通りである。

  • 一、農業の近代化による労働人口の創出
 無名騎士藩国、フィーブル藩国の農業機械発展により、農業生産を維持したまま、
手間の削減を行う事ができるようになる。
 手間が減れば、農業従事者の労働力が浮く。これを、新しい産業の働き手として
受け入れる事で、新しい事業での労働人口を創出する。

  • 二、流通の円滑化
 鍋の国(陸運)、羅幻王国(海運)、レンジャー連邦(空運)が、
陸海空三本全ての流通を強化することで、各国の産業を援助する。
 産業育成においては、他国との提携(つまり取引)が増える事で、流通手段の確保が重要となるが、
これを、陸海空の運送事業が支える事で、各国は円滑な連携を可能とし、
結果的に、更なる発展を目指す事ができる。

  • 三、有効国土の増加
 紅葉国、玄霧藩国(宇宙開発、宇宙生活の支援)、海法よけ藩国(メガフロート、海上開発)により、
各国の有効国土を増やし、より広い面積を産業に活用できるようにする。
 工場建設などによって国土が圧迫される場合の対処として、新たに使える国土が提供されうるため、
各国の産業発展における選択肢が拡充される事となる。


3.独自産業と連携
  • 独自産業の発展
 上記、振興の三本柱を前提に、各国独自産業の発展が行われた。
 各国に独自の産業があることは、各国に、かけがえのない価値があることを意味し、
その産業の存在は、結果として国の安定に繋がる。

  • 各国の連携
 独自産業が孤立産業にならないよう、他国との様々な形での連携が行なわれている。
 多数の藩国との連携は、独自産業でありながら、他国の産業をも発展させる事となり、
やがては自国産業をも、発展させていく事となる。
 このわかり易い例として、部品産業の発展を図ったリワマヒ国が、
他国産業と密接な関わりを築き始めた点などが挙げられるだろう。
 ナニワアームズ商藩国とるしにゃん王国の間で行なわれた貿易も、相互によい影響を与え合う事が期待されている。

  • 聨合を超えた連携と大統領府からのフォロー
 国外との提携については、聨合国間に留まらない。
 聨合外の藩国との連携も広く実施され、相互に影響を与え合っている。
 当然、聨合関係にない事が、貿易時などに不都合を産むことは懸念されているが、
これに関しては、大統領府からの積極的な仲介と支援が行なわれ、リスクの低減が図られている。

 尚、大統領府による各国の連携支援のための調査資料は、以下のとおり。
http://www19.atwiki.jp/orionresident/pages/45.html
 そして、それら連携に対する大統領府の支援表明(及び資金投入)政策は、以下のとおり。
http://www19.atwiki.jp/orionresident/pages/43.html

 非聨合関係にある藩国間での産業提携に問題が発生してないかどうか、については、
共和国藩王会議の議決によっても調査が決定しており、大統領府による継続した調査と平行して、
当計画の進行途上で発生しうるトラブルを最小限に抑えるべく、今後も活動していく予定となっている。


4.産業面に留まらない価値
 売れる商品を作る事だけが、経済を発展させる訳ではないように、
産業発展の中においても、経済面以外の付加効果をもたらす事はあり、国によっては、むしろ付加価値の方を重視している場合もある。
 世界忍者国やゴロネコ藩国、キノウツン藩国やakiharu国など、商業的な強みよりも、
その産業の発展による国内へのよい影響を考慮している藩国は、
国風の変化・安定化が、単純な経済効果を上回る形でメリットを生み出す可能性を持っており、将来が期待される。


 また羅幻王国の総合商社も、その流通と連携に力を尽くしている。
 今回、大規模商業施設『トイボックス・シティ』において、全国家から出店を集めたのも記憶に新しい。
産業振興が金による搾取や支配に陥らないように、自らに社会的責任をもって当たっている。
 これらにFEG、大統領府他の資本投下が合わさる事で、共和国の産業振興は実施に移される事になる。


5.最後に
 以上が、にゃんにゃん共和国における産業振興計画の概観となる。
 当計画への賛同及び協力を行なってくれた全ての方に、深い感謝の念を表明する。
 そして、当計画の実施により、共和国全国の産業のサイクルが、各国の協力のもと、
今まで以上に円滑に進行することを、全ての民に代わり、強く願うものである。

6.図解


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発行者:
 共和国藩王会議

作成者:
 海法 紀光
 階川 雅成
 蓮田屋藤乃(図解)

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最終更新:2010年11月13日 22:10