ウルフパック(独軍潜水艦作戦)

さて、近代戦術編2回目は、F=mv2に続いてドイツ軍が編み出した戦法である、ウルフパック作戦(潜水艦作戦)について書いていきます。

まず、Uボートを始めとする潜水艦というのは主に通商線を破壊する任務を担当していました。第2次大戦開戦直後の「スカパフローの勝利」ではU47で戦艦ロイヤル・オークを撃沈しましたが、ロイヤル・オークの乗組員は魚雷が命中したときに、「空襲かと思っていた」、つまり「予想をしていない奇襲によって」撃沈されたわけで、潜水艦が主力艦隊と激突すべきではないということでしょう。(MythでいえばGLや少ないユニットで体勢の整っていないBMやDWを狙い撃ちにするようなもので、GLや少ないユニットは偵察や多くの敵部隊を足止め・かく乱したり、孤立した部隊をたたいたりするのが本業といってもいいかもしれません)

では、「通商線の破壊」とは何か。通常は、他国との物資の輸送や本国と支配下の地域との連携をさしますが、MythでいえばCTFならば守っている部隊と攻めている部隊との連携、あるいは回り込んでいる部隊と主力部隊との連携をさします。この連携がとれなくなると、総合戦力は格段に減少してしまいます。(→ウシャコフ・マハン理論を参照)逆に言えば、通商線の破壊を行えば、敵の戦力をダウンさせ、勝利を導くことになるでしょう。

「通商線の破壊」はどうすれば効果的に行えるのか?それを具体的に作戦として表したのが「ウルフパック作戦」なのです。

「ウルフパック作戦」では、情報の交換がもっとも重要な役割を果たしていました。ウルフパックに対抗する手段である、ハンターキラー(潜水艦撃滅作戦)も情報の交換をいかに早くするかがポイントなのですが、結論としていえば、「通商線を破壊するには、相手の状況を把握したうえでいかにして相手の虚を突くか」ということになるでしょう。手順としては、偵察機、あるいは攻撃を仕掛ける潜水艦の先陣が相手の船団の布陣や位置を作戦本部に通報し、作戦本部から攻撃を仕掛ける潜水艦団に情報を送り、潜伏したまま共同して攻撃を行う。これをMythに応用するには、GLなど足の速いユニットで布陣を読み、それを報告し、相手に気づかれないうちに攻撃態勢を整え、一斉に攻撃を仕掛け、離脱する。ということになるでしょう。GL Bomb等を併用すると効果的になるのはいうまでもありません。

最後に、この作戦を成功させるためには「相手を動きを読む余裕がある人が1人以上いる」という条件が必要でしょう。足の速いユニットで虚を突いて攻撃を仕掛ける役割(司令部+ウルフパック船団)を一人で担当(この場合、他のユニットは極力持たない)するか、CAPが偵察を担当(司令部)して、足の速いユニット担当の人(ウルフパック船団)と密に連絡を取り合うかのどちらかをとるべきです。

後は、チャットのスピードかな(笑)















最終更新:2009年04月16日 10:11
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