2004年12月02日 MYTH 旅日記その8


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次に見た夢は、長剣を持った自分だった。
湿地帯を進み、散発的にのろのろと向かってくるソラルを叩き切りながら進む。
集団で襲ってくるソラルは脅威だが、1対1なら恐れるに足りない。
次々とソラルを倒し、敵を掃討した。
味方は無傷だ。
部隊全員が異常な興奮状態にある。
なぜなら破壊神であるウォッチャーがこの場所で身動きが取れずにいるのだ。
強力な魔法を知らない我々でも破壊神を倒せるかもしれないと聞いた時、即座にこの任務に志願した。
隊長が右手を挙げ、散開を命じた。
「注意しろ!できるだけ散開するんだ!」
15人編成の部隊が4つ、各々所定の位置につく。
「シェードの攻撃には十分注意しろ。叩く時は一気に叩くんだ。行くぞ!」
隣の第1小隊が駆けだした。
我々を発見したシェードの周りにいるグールが距離を取りながら戦闘態勢を取り始めた。
シェードも我々に気づき、宙に浮かんだままこちらを凝視している。
護衛のグールが第1小隊と交戦を始める。
グールはワイトの肉片を爆発させ、麻痺した味方を取り囲んで切り刻んでいく。
「第2小隊、進め!シェードを倒せ!」
第1小隊のいた反対側の湿地に隠れていた第2小隊が立ち上がり、斜面を駆け上ってシェードに向かっていった。
第1小隊の陽動で後方ががら空きになり、シェードまで無抵抗に進める。
「第3、第4小隊、突撃!俺に続け!」
隊長が頭上に剣をかざし、うなり声を上げながら駆け出していった。

自分も隊長の後に続き、瀕死の第1小隊の方へ進む。
第2小隊が後方から突撃し始めたのに気付いた1匹のグールがシェードに報告に行く。
シェードは後ろを振り向き、第2小隊を確認するとゆっくり両手を挙げた。
突然緑色の光が第2小隊を包み、あっという間に全員がはじけ飛んだ。全滅だった。
「俺が奴を食い止める。グールを倒したらおまえらも来い!」
隊長が隊列を離れ、1人シェードの方へ走り出していった。
グールをおびき出すのに成功した第1小隊だったが、ほとんどがワイトの肉片で麻痺したところを襲われていた。
全滅は逃れたが、それでも生き残ったのは半数、ほとんどは重傷だった。
グールを倒した後、負傷者はそのままにして全員シェードと戦う隊長の方へ向かった。
シェードの猛烈な攻撃をバックステップでギリギリかわし、時間稼ぎをするだけで精一杯の隊長が剣をはじき飛ばされて右腕を失った時に我々はようやくたどり着き、一斉に取り囲んでシェードを斬りつけた。
シェードが剣をひと振りして味方を1人殺すたびに、周りを取り囲んだ十数の剣がシェードを切り刻む。
地の底から響く声を発してシェードが地面に斃れた。
「まだ始まったばかりだ。次に進むぞ」
別働隊30名と合流。負傷者を集め、動ける者を再編し直して東に向かって進み始めた。
終わるとも知れないソウルレスの大群とグールの波状攻撃。
雨の様に振ってくる毒槍とあちこちではじけるワイトの肉片。
だが損害を気にせずどんどん押し進むみ、次々と敵をなぎ倒していく。
斜面を駆け上ってソウルレスを駆逐すると、「いたぞ!」の声が聞こえた。
丘の上を見ると、幾重にも守られた敵の最深部にひときわ大きな姿が見受けられた。
ウォッチャーだ。
身動きとれないとはいえ、まがまがしい姿は我々を萎縮させる。
100名いた志願兵も既に半分以上を失っている。だが攻撃の手はゆるめられない。
砂地に剣を突き刺し、血と脂をぬぐうと同時にエッジを回復させる。
生き残り全員が整列し、最後の突撃を行った。

気がついた時には地面に倒れ、胸に槍が刺さっていた。ワイトの肉片を食らって麻痺したところをやられたらしい。
身体がいう事をきかない。毒が体中に回っている様だ。
そのとき突然衝撃波が身体を襲った。
大地がすごいうなりを立てながら収縮を繰り返している。
徐々に狭まっていく視界でかろうじて見えたものは、丘の上に立っていたウォッチャーが大地に崩れ落ちていく姿だった。
音はしなかった。もう耳が聞こえないらしい。
大地のふるえが感じられなくなるのと、暗闇に包まれるのは同時だった。
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