2004年12月02日 MYTH 旅日記その5


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ベッドから起きあがって家の外まで歩ける様になったのはそれから1日経ったあとでした。
彼の家は崩れかけた遺跡の近くに建てられ、すぐ近くにはダイアー湿原と小高い丘がありました。
遺跡と言っても倒れた石柱が転がっているだけでほかには何もなく、どうみても風の時代までさかのぼれる様な荒廃具合です。
男は朝方太陽が昇る前に家を出、日没まで外で作業をし、夜は自室で何かの研究をしている様でした。
男は毎日丘の上に登り、井戸を掘っていました。
荒廃した土地に人が住める様、井戸を掘るのは修道僧がよくやる仕事なのであまり気にしていなかったのですが、付近には彼の家以外なにもないのです。
どうしてこんなところに?という疑問は残りました。
私が大分元気になったのを見計らった様に、彼は夜になると私にいろいろな事を尋ねる様になりました。
私は嘆きの坂を越えてクラウドスパイン山脈を抜けた事、バリア砂漠での一筋の途を見た事等を話しました。
彼曰く、バリア砂漠の途は以前聞いた事がある。きっとそれはヘッドの途だろうと。
バラーが現れてこの地上を席巻した時、人間の勇者がバリア砂漠から過去にバラーと敵対していた「ヘッド」と呼ばれる人物を救い出し、彼からバラーの弱点を聞いたという。
その彼が救い出された時に脱出する道順として彼自身が作り出した道だろう。
「バラーが英雄アーリックに倒されてからヘッドの行方はようとして知れないが、その途が見えたという事はきっとムーアテーメン遺跡のどこかにまだ生きているのかもしれない。
狼の時代にはすさまじい力を持つ魔法使いだったと言われているからな」
彼は私を見ながらそう言いました。
「君にそれが見えたという事は、ダイアー湿原でも何か見たはずだ」
今までにない強い調子で彼は私に尋ねました。
私はバリア砂漠を抜けた時、そこからガジョル川に沿ってさかのぼり、ソウルブライターとウォッチャーに挟まれた部隊が多大な犠牲を払いながら敵を撃退したガジョル渡河攻防戦のあった所に立ってみたいと思ってここに来た事、しかしすぐにガジョル川の毒気にやられて倒れた事を話しました。
彼はそれでも何か必ず見たはずだ、何でもいいから思い出すのだ、としつこく尋ねました。
私は本当に何も見ていない。見たと言えば、あなたに助けられてから寝ている間に夢を見たくらいだと言いました。
男は急に私の腕をつかみ、
「それだ。その話をしたまえ。君はその夢で何を見たのだ?」
彼のいきおいにつられ、私は夢で見た話をすることにしました。
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