2004年11月20日 MYTH 旅日記その3


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

11月20日 土曜日 湿った風
雨期のバリア砂漠とはいえ雨が降る訳でもなく、時折ダイアー湿原からもたらされる湿った風が来るだけで、あとは荒涼たる砂漠が続いています。乾燥した砂漠の草がたまに見えるだけで他には何もありません。遺跡の痕跡などがあるのかもと思った私がバカでした。そこまでドラマチックな展開はなかったです。のどの渇きと照りつける太陽、不快な風。

砂漠と言っても砂の砂漠ではなく、乾いた土の地面なので歩きやすいです。

時間の流れが分かりません。確かに太陽は昇って暑さに喘ぎ、日が沈むと急激な寒気で肌身が切られる感覚はします。ですが自分の足音以外の音は聞こえず、静寂がまわりを取り囲み、感覚が麻痺していくのです。

夕暮れ近くに蜃気楼が見えました。遙か彼方にゆらゆらと揺れる建物群。ムーアテーメン王国があった地点からはかなり北方を進んでいるのですが、城壁に囲まれた広大な都市が見えました。城門とおぼしき場所からこちらに向かって一直線に伸びる道が見えます。周囲よりもひときわ明るくまっすぐ伸び、気がつくと私が進んできた後方までずっと伸びていました。私にこの道を進んでこいと言わんばかりでした。
この道に沿って進んでみたい衝動に駆られましたが、疲労した身体がそれを受け付けませんでした。
再び太陽が昇った時には都市も道ももう見る事はありませんでした。あの先には何があったのでしょうか。私の心を癒してくれる事ができたのでしょうか。

砂漠を越えるのは体力と精神力を要求されます。3日目に入りましたが、そろそろ砂漠を抜けると思います。今はただ残量を気にせず水を飲みたい気分です。
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。