シナリオ設定 その5

シナリオ設定 その5

偵察部隊を設定する
ソラルは水中に潜伏し、敵を待つという設定にしました(攻撃の設定はしていないので実際には移動設定のみがされています)。待つだけではつまらないので偵察をする部隊を作りましょう。向かって最左翼のBG部隊4名に偵察をさせます。Loathngのマニュアル(日本語版)には部隊偵察活動という項目がありますが、どの設定でどうなるのか、細かな設定の仕組みや数値が分かりずらいです(Type名も和訳してるし、曖昧な表現いっぱい)。取りあえず、上段Addで項目を見ていきます。下の方にPlatoon Scoutingという項目があります。plattonには部隊、scoutには斥候、偵察の意味がありますから、この項目がそうですね。ところが、Myth2のシナリオ上ではPlatoon ScoutingよりもPlatoon Movementの方が頻繁に使われています。実際にScoutingとMovementを比べてみたのですが内容は同じみたいです。なにか特別な設定があるのでしょうか?さらにこの項目(ScoutingとMovement)はPlattonとSquad(マニュアルには班とかいてあります。軍隊でいうところの分隊でしょうか)と一緒に使います。Plattonから行動(ScoutingもしくはMovement)とSquadを指定します。
では、実際に設定していってみましょう(Platoon Scoutingを使ってみます)。

上段AddよりPlatoonを選択します。Expiration ModeはディフォルトのNeverのままにし、Initially activeにチェックを入れます。続けて上段でAddを押し、SquadとPlatoon Scoutingを追加します。名前はそれぞれ、BGs1 squad、BGs1 scoutとします。Squadを選択し、AddでLinkを選び、偵察するBGの4人を指定します。Monstersでユニットを直接に選択してもよいのですが、Myth2のシナリオを参考にし、上段AddでBGs1_1という項目を作り(Type:none)、中段Add Coustomでmonster idenrifierを選択、ユニットを選びます。これをSquadのLinkに加えます。Squadの項目にはCenterpoint、Facing、Formationの項目が入っているのですが、これらは必須です。Platoonの項目にもあるのですが、片方に入っていればいいんじゃない?と入力しないと動かないみたいです。

上段に戻ってPlatoon Scoutingを選択します。中段にはやはり項目がセットされているので順に設定していきます。Waypointsには移動する順路をフィールドビュー上で指定していきます。Waypoint Radiiには・・・これはマニュアルを読むと『半径を使用して、各ウェイポイントのランダム半径を定義します。』とあります。「大体この辺りへ行ってくれ」の「大体この辺り」という表現になるんでしょうか(?)。Radii、この項目には『 半径を使用して、敵を見つけたり、攻撃するための最長と最短距離を定義します。』とあります。分かりそうで分かりづらい表現ですね。「最長と最短距離」とあるので2つの数字を下段Addで入力するのでしょうね。Myth2のシナリオでは「10」「18」とか「18」「24」という組み合わせで設定されています。12、24を下段Addで入力してみます。この2つの数字が半径(どこが中心なんでしょう?Centerpoint?)ということなので、大きい方の円から小さい円を引いた面積の部分が認識する範囲ということなのでしょうか?
ここで、中段Addで、Loop Flagを追加します。この偵察ルートをグルグル回るようにするためです。

上段に戻りPlatoonを選択します。中段でInitial Stateの項目を選び、下段で「BGs1 scout」を選びます。Initial Squadsは偵察に定義した「BGs1 squad」を選びます。Centerpoint、Facingは適当でもいいので設定してください。

マップチェックのコツ
さて、分かりづらい設定方法でしたがこれを、テストする前に・・・、ちょっとしたチェックのコツを紹介します。マップのはじっこにいる敵ユニットがこちらのユニットの位置では見えない場合、見える場所まで移動しないとちゃんと動いているのか分かりません。チェックしたい敵ユニットのそばにLight Forces(プレーヤー側の軍隊)に定義していないユニットを配置します。ただ、ウォーリア等を新規で配置するだけです。そのユニットをダブルクリックすると設定ウインドウがでますので、Is Invisible Observerにチェックを入れます。これで、このユニットはゲームの進行上関係のないユニットとなります。ユニット自体は移動不可、不可視の状態になりますが、プレーヤーにとってはこのユニットの視界が有効になります(マップアクションの定義に関係ないので最後には消去すればOKです)。Myth2のシナリオでも遠く離れた場所で起きたイベントを見る際に使われています。あえて何かを見せたい時にUnit Control(ユニットを出したり消したりできる項目)と併用して使用するといいでしょう。

では動かしてみましょう。お、ちゃんとグルグル回ってますね。こちらから近づいてみます。Radiiの設定があまいのでしょうか?ちょっと反応が変です。また、ボウマンを近づけると、反応はしているのに「あれ敵だよなぁ、でもボウマンいるしなぁ」と一定の距離を保ちながらウロウロしてしまいます。今後の修正課題としましょう。

注:オリジナルは画像がありました

設定が上手くいっていないのか、この距離でも無視されてしまいます。う〜〜む。数値をいじるか、条件付きにしないとだめなのかなぁ。

右翼のグールに刃物を拾わせ偵察させる
右はじのグールに物を持たせ、そのまま偵察行動に出てもらいます。Ghol Cleaverを配置し、ワイトの肉と同様に拾わせます。Activates on SuccessでPlatoonを選べば完成です(PlatoonのInitially activeにチェックは入れません)。ここでテストした結果、先のワイトの肉を拾った後に移動というところで、ユニットの指定順で1番目が拾ったからそのアクションの成功を判断するのでは?と書きましたが、どうやら指定したユニットのうち1体でも物を拾えばアクションの完成と判断するようです。なのでPlatoonにTrigger Time3〜4を与えます。

ちょこっとシナリオっぽくなってきました。次項ではいよいよ攻撃の設定をしたいと思います。















最終更新:2009年05月02日 17:18
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