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な~んでもでき~ちゃうバット エスカリボルグ~
睦月君は超能力に目覚めました
今日は気分がいい。どうしてかというと、進路相談で良好の評価を出されたからだ。これでアホ教師のマークも外れる事だろう。因みに言っておくと、私は園絵彩である。
今は不慮の事故で濡れてしまったパンツを脱いでいて、スカートの下にジャージという奇妙なスタイルになっている。それでも男ってのは私を見てくるのでうざいったらない。…睦月も男なのだろうか。ちょっと検証してみるか。
放課後のある日…俺が帰巣本能と名づけた本能の命令により俺は今部室に直行しようとしている。別にS○S団のように扱われてはいないので、俺は部活熱心な生徒だと映るだろう。
……アレはなんだ。
廊下の向こう側からこっちに向かってきてるスカートの下にジャージをはいている奇妙な彩は。彩、頭でも打ったか?
「お~いたいた睦月!ちょっと来て~!」
珍しく命令口調ではない。過去に経験したこういう口調は、罰ゲームでしか見たことがない。
「いったいなんだ?というかそれはどんな意味があるんだ」
完全にマニュアルどおりに発現をする俺。そんなマニュアルがあればだが。
「さっき不慮の事故でパンツが濡れちゃってね~。でさ。スカートの中みたい?」
What?どこで頭打ったんだよ。かなり重症じゃないか。
「私は頭なんか打ってないよ!いたって普通、常識人よ!?」
後半は甚だ疑問だが、とりあえず黄色信号だという事はわかった。いつもの事だしな。
さて、スカートだが…どうする?日ごろの恨みもあるし…からかってやるか。
思ったとおり睦月は悩んでる。やっぱこいつも男だったのね。音咲くんは普通にスルーしてきそうだけど…やっぱ男はけだものね。
迷っているようなのでスカートをたくし上げる。実際はジャージ一枚ではない。もしそうなら私はこんな事は言わない。
「ほらほら~あんまり待たせると見せないよ?」
ちょっと急がせる。やってるほうも少し恥ずかしいからだ。
「じゃあ見るぞ?」
といって睦月は腰を低くして腰の位置まで顔を下ろす。
え?ホントにやるの?
「俺、実はSNN以外にも超能力が使えるんだぜ?」
え?
「布一枚くらいなら余裕で。あ、あなたパンツはいてますね?」
え?え?な、なんで知ってるの?
…まさか本当だとは。適当にカマをかけて失敗すれば普通に笑ってお終いだと思ってたんだが…
ヒュゴッ ゴグシャ
URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!!!!!!!!!
頭がッ頭が砕け散るッ!!!卵の殻が如く砕け散るッ!!!!
俺は激しく朦朧とする体を振り向かせる。
ああ…終焉った……。
なんでだろう…
なんで七恵が俺にエスカリボルグを叩きつけてきたのだろう…。
いや…考えればわかるか……。
なんでエスカリボルグが存在するんだ………?
その真相を暴いてください。それが私の望みで―
フォン グシャ
ピピルピルピルピピルピ~