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 最近、私の周辺で「ダッタン人」という言葉を良く聞きます。
これ、やるんですかね?

 さて、ダッタン人って、どこの人でしょう?
某清涼飲料水メーカーが、「韃靼そば茶」のCMを時々放映していますが・・・

 ダッタン人というのは、高校世界史で習うタタール人、もしくは匈奴の事を
指します。つまり、モンゴルからシベリア南西部、ヴォルガ川中流域に居住
している民族のことです。「タタール」という言葉は現地語で、ロシア連邦には
「タタールスタン共和国」が存在します。また、匈奴という言葉は、かつての
中国が北方から攻め込んでくる敵、という意味を込めて、そう呼ばれていました。

 ちなみに「ダッタン人の踊り」は、英語では”Polovetsian Dance”・・・
ここで世界史マニア兼音楽マニアの方は、気づくのです。

 Polovetsian・・・って、ポロヴェツ人のことじゃん・・・と。
ポロヴェツ人は、中央アジアから黒海沿岸、更にはハンガリーの一部に住む
民族で、ダッタン人とは住む地域が明らかに異なるのです。

 ただ、同じテュルク(トルコ)系民族なので、日本人にとって歯切れが良くて、
発音し易い「ダッタン」を使っちゃったんですかね・・・?

 もっと言えば、この話は1185年に起きた実話を記した「イーゴリ軍記」を
題材として描かれています。つまり「ダッタン人の・・・」と言うのは、
本当は「ポロヴェツ人の・・・」って言わなきゃいけないんですね(笑
とは言え「ダッタン人」が普及してしまった日本では、直せないでしょうけど。