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レスピーギの「ローマの松」。三つのローマシリーズの中で、
2番目に書かれた曲として、最初に書かれた「ローマの噴水」の繊細さと、
最後に書かれた「ローマの祭り」の凶暴さを折衷させているような気がします。

ある音楽評論家の方によれば、レスピーギは「ドビュッシーの繊細さと、
マーラーの凶暴さを兼ね備えている」そうです。

この曲(アッピア街道)の冒頭で、小鳥のさえずりが聞こえますが、
初めて聞く人は、幻聴だと思ってしまうことがしばしばあるんだとか。

ナイチンゲールは、録音の中ですからね!

以下、レスピーギ本人が遺している注釈です。

第1楽章
ボルゲーゼ荘の松の木の下で子供たちが遊んでいる。
子供たちは輪になって踊り、兵隊の真似をし、行進したり、戦争ごっこをする。
子供たちは、自分たちの叫び声に酔い、大空の下で駆け回り、夕暮れに帰る燕の
ように群をなして退散して行く。情景が突然変わる。

第2楽章
カタコンバに入る道の両側に立ち並ぶ松の木かげ。墓地の奥底から悲しげな
声が上って来て、荘重な聖歌のように拡がり、やがて神秘的に消えて行く。

第3楽章
大気(風)がゆらいで走る。ジャニコロの丘の松が、清らかな月光に浮かび上がる。
ナイチンゲールが鳴く。

第4楽章:
霧に包まれたアッピア街道の朝明け。高い松並木の陰に、静かな平原の景色が
見える。突如として、多数の兵士の足音の響きが、絶え間無いリズムをとって
聞えて来る。古代の栄光が詩人の幻想に蘇える。
ラッパの音がとどろき、太陽の光が射すとともに、執政官の軍隊が現われ、
聖なる街道を行進して、首都へ凱旋していく。

クラシック音楽のお誘い―ユング君のページ―
(http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=1236)より引用