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 明けまして、おめでとうございます。

 年明け早々、「不滅」だなんて副題のついた曲を引っ張り出してくると、
いかにも「今年の目標」を言ってるの?とでも思われそうな気がします(笑)。

 この曲の作者は、C・ニールセンというデンマークご出身(1865-1931)の方。
日本では、あまり知られていない…むしろ、知っていたらマニアックな扱いを
受ける方です。ちなみに、私はマニアックな友人からススメられたのが、きっかけ。

 じゃあなんで、そんなに知名度が低いのかと言えば、ティンパニが2セット、
左右に配置されていて、乱打が続く…日本で演奏機会に恵まれないのも頷けますね。

 ところで、この「不滅」って言う副題、これを書くために調べてみると、どうも訳としては
作曲者の意思を反映していないそうです。 というのも、デンマーク語の原題、
"Det uudslukkelige"は、かまどで薪や藁などが消えずにくすぶっている状態を表すそうで、
英語や日本語の単語では、そのニュアンスを正確に伝えることはできないようです。

 作曲は、第1次世界大戦中に行われ、ニールセン自信の指揮によって初演されました。

 ある解説者の方は、こんなことを言っています。「第1次世界大戦と言う未曾有の災禍の中、
彼はこの曲にどんな思いを込めたのか?」ちなみにニールセンは、こんな言葉を残しているそうです。
「“消し難きもの”と言う標題によって、作曲者は音楽だけが十全に表現できる事柄、生命の基本的意志を一言で示そうとした。音楽は生命であり、そして生命と同様に打ち消し難い」

 曲を聴いて、この解説を見ると、なるほど…と私は思ってしまった訳ですが、そこで新たな疑問が
生まれるのです。新年早々この曲を引っ張り出してきたのは、「不滅」というタイトルから、
何かに屈することなく、意志を貫いてほしいという意図があったんだけど、
それは「しぶとく、くすぶり続けている」という表現とは違うのではないかと(笑)