シークレットゲーム ◆T0ldTcn6/s
……放送までの約20分。
会話、ゼロ。
あんまりにも静かなので、音声偽装機能はオフにしてしまったぐらいだ。
この事実こそがときちくとタケモトの2人を端的に現していると言ってもいい。
もともと無駄な会話はしない主義である上に、例え相手が仲間といえど心を許さず手の内を隠す類の人間だ。
必然、彼らが口を開くとすれば――状況が動いたときである。
『あーあー、テステス。聞こえてるな、オッケー?
二日目まで生き残った参加者諸君、おめでとう。楽しい放送のお時間だ。
運がいいのか力があるのか頭が回るのかは知らんが、なかなかお見事だぜ。
せっかくだから讃美歌でもBGMに流して……あ、なに、無理? そう。
じゃあ、まず一日目を生き残ったのに死んだ不幸な連中の発表から行こうか。
賀斉
DIO
獏良了
萩原雪歩
鏡音レン
射命丸文
の六名、残り人数はなんとたったの15人だ。そして禁止エリアだが、
8時からE-3、10時からF-4だ。ここまで来たんだ、うっかり入って死ぬなよ?
さて、おまけとして天気予報だが……朝から雲行きが悪くなる予定だ。
ところにより槍が降ったり血の雨が降ったりするかもな、降らすのはお前らだが。
頑張って半日後まで生き残れよー、以上!』
――こんな風に。
「……短いな」
「ああ」
ときちくの漏らした一言にタケモトが相づちを打つ。
右上が放送を担当したのは1回目と3回目。
機械的かつ最低限のことしか話さない左上と違い、右上の放送は冗長。
本題に入るまでに無駄話で時間を潰すのだ。
ところが今回、右上を右上たらしめる前置きがほとんどない。
口ぶりからして、いつもどおりに行こうとしたら誰かに急かされた、といったところか。
――それが一体何を意味するのか。
――考えればさほど難しいことではない、な。
タケモトは意を決して音声偽装装置のスイッチを入れた。
「おそらく俺たちの行動が怪しまれているのだと思う」
「……根拠は?」
単刀直入に告げるタケモトに対し、ときちくは眉一本たりとも動かさない。
とはいってもときちく自身、分からないからタケモトに振ったわけではない。
単に試しているだけだ。そしてタケモトもそれに気付いているのか、ため息混じりに言葉を続ける。
「禁止エリアだよ。館で決めた俺たちの行動方針にダイレクトに影響する。
おそらくデパートでの合流を邪魔したいんだろうさ」
島の中央部からデパートに向かうルートはいくつかあるが、うち「誰にでも使える手段」は2つだけ。
具体的には、電車を使うルートとE-2の橋を渡るルートである。
そして、今回の禁止エリアはその両方に影響を与えるものだ。
もしも電車を使わずE-2を経由するルートを選んだ場合、すでにD-3が禁止エリアとなっている関係上大きく遠回りする羽目になる。
我々との合流は次の放送にずれ込むことになるだろうし、事と次第によっては先にドナルドと鉢合わせしかねない。
対して電車を使うルートだが、記憶が正しければ電車の発着は1時間おき。
逆演算的に、各駅の所要時間は1時間ということになる。
さらにいえばタケモトが利用した時点でダイヤが大きく乱れていた。
するとこういうことになる。1時間というのは理論値であり、実際はもっと大きく時間を消費する。
それはつまり、F-4で「詰み」に追い込まれかねないということでもあるのだ。
グラハムたちがD-4まで進んでいるか、もっといえばすでに駅にたどり着いてるなら問題はないが……
未だC-3かC-4にいるのなら、すっぱり諦めて引き返す可能性は高い。
少なくともグラハムは冷静な人物だ。
彼がリーダーシップを取っているならば無用なリスクは避けるだろう。
「誰にでも使える手段」から外れてもいいなら、川を強引に突っ切るという荒技がある。
実際、館での相談にて候補として挙げておいた。
ただそれを成すには……単純ながら厄介な制約条件がある。
その制約により、チルノには可能でも生身のグラハムには無理なのだ。
よって「持つ者」が「持たざる者」を対岸へ送り届けねばならないが、そこで壁が立ち塞がる。
チルノ曰く「空を飛ぶと普段以上に疲れる」らしい。
自分1人で何人も、何回も運ぶのは体力的に厳しいとのこと。
そのため水面を凍らせて橋を造るという妥協手段を講じることとなったが、安全性の観点からお世辞にも優れた方法とは言えない。
日本ではなじみが薄いが、氷の張った湖や海で事故が発生することは珍しくないのだ。
渡っている途中で橋が割れ、そのまま濁流に呑まれるリスクは決して軽んじていいものではない。
距離的にF-4で「詰む」ことはまずないだろうが、それとは別に「命に関わるレベル」の危険を内包しているというわけだ。
よって支給品でも能力でも良いから、接触する予定の集団に足以外の移動手段があるのが望ましい。
チルノとグラハムにはリスクをしっかりと勘定に入れるようにと言い聞かせておいたが……果たしてどう転ぶか。
ドナルドとの一線を境に、チルノの様子が目に見えておかしくなってしまっている。
その変化はタケモトとときちくに一縷の不安――チルノの暴走で自分にまで累が及びそうという利己的なものだが――を抱かせるほど。
独りよがりな意地を張って、仲間候補を失うような事態になっていなければいいが……
ともあれ「誰にでも使える手段」にダメージが入っている以上、主催の作為は明らかだ。
重要な部分を筆談で隠したとはいえ、行動と会話からデパートを拠点に動くことは容易に推理できる。
どう贔屓目に見ても、俺たちは完全にマークされている。
タケモトは自身の感情を抑えきれないのか、らしくないほど矢継ぎ早に続けていく。
「放送が短かったのも、『放送どころではない』と考えれば辻褄が合う。
右上はさっさと放送を切り上げて……いや、正確には『切り上げさせられた』だな。
そんでもってすぐに『仕事』に取りかかりたかった、あるいは取りかからざるを得なかったんだ。
その『仕事』が何かまでは分からないんだが……ああ、くそっ」
悪態の1つや2つはつきたくなるというもの。
タケモトは己の推測に軽く目眩を覚えていた。
願わくば的外れであってほしいが、それが希望的観測にすぎないということは自身がよく分かってる。
首輪無力化はともかく、脱出については皆目見当が付かない状態だというのに。
いずれは気付かれるとは思っていたが、想定以上に主催の動きが早い。
タケモトは己の見通しの甘さを噛み締めつつも、失点を取り戻さんと無理矢理にでも頭を働かせる。
首輪無力化の目処は立った。戦力も申し分ない。
ここまでやっておいて、主催者の介入を許しゲームオーバー、なんてギャグにすらならない。
とにかくあと必要なものは脱出手段だけだ。
「おい、ならなぜ直接行動に出ない。怪しいんなら放置せず襲えばいいはずだ」
そうして視野が大きく狭まったからだろう。
ときちくに指摘されるまで、そんな当たり前のことが抜け落ちていた。
疑わしきは罰せよ。
タケモトやときちくの行動で殺し合いに支障が出ると予測されるなら、予防処置的に排除してしまえばいいだけの話なのだ。
わざわざ禁止エリアで合流を阻害するなど、回りくどい方法をとる必要がない。
ときちくに至ってはデパートに大量の足跡を認めている。
はじめは何事か分からなかったが、タケモトの推察が正しいとするなら間違いなくプレミアム首輪の回収が狙いだったのだろう。
隠し場所を特定することができず、俺たちがやってきたのを察知して撤収したというのが真相か。
だが、そうであるなら俺たちがデパートに向かっている時点で「プレミアム首輪の確保」が目的だと察せるはずだ。
撤収する必要なんてない。堂々とデパートで待ちかまえ、俺たちを殺すなり捕らえるなりすれば良かったのだ。
有り体に言ってしまえば、主催の行動は明らかに消極的すぎる。
「参加者との接触を極端に忌避しているのか? だとすればなぜ?
主催者を縛るものは何もないは……ず……?」
ときちくの言葉がある疑惑とともにかすれていく。
――まさか、その前提が間違っているというのか?
タケモトが、ときちくがめまぐるしく頭を回転させる。
主催者も何らかの縛りがあるというのか?
参加者の行動が首輪で制限されているように、主催者にも足かせが存在するのか?
まさかとは思うが主催にも監視が付けられているとでも言うのか?
参加者にも主催者にも属さない人間がいるとするなら、考え得るそいつの立ち位置は――
「そうか。観客だ……!」
意外にも、それにたどり着いたのはときちくが先だった。
「観客だと? おい、詳しく聞かせろ」
タケモトはときちくのひらめきにピンと来ないのだろう。
なにせ観客というのは慮外ともいえる発想だ。
自慢のポーカーフェイスも崩れ、上ずった声で続きを促す。
一方で、ときちくは早い段階でこの殺し合いの目的を『娯楽』と踏んでいた。
もっとも「どうせそんなところだろう」程度の投げやりな認識でしかなかったが……
その下積みがあったからこそ、自然な流れで「観客」という単語が出てきたのだ。
このときの2人はまさに対照的だった。
タケモトにとっては予想の斜め上。一瞬だけ、ときちくの頭が爆発したのではないかと疑うほどに。
主催の消極性から何をどう間違えれば「観客」にまですっ飛ぶのか理解が追いついていない。
しかし、ときちくにとっては別に驚くことでもない。意外性はゼロ。
むしろ説明を求めるタケモトに対し、困惑に近い感情を抱いている。
「早い話が『ショー』だな。大方、俺たちは暇な金持ちの見せ物にされてるんだろうさ」
この殺し合いにおける真の支配者は右上や左上などではないとするなら。
そいつらが後ろで熱狂している連中の顔色をうかがっているならば。
主催の動きが消極的である事実に妥当性が生まれる。
タケモトもそこへたどり着いた。
「なるほどな。俺たちは殺し合いの目的を『参加者を殺し合わせる』ことだと思っていたが、
そこで思考停止したから勘違いしてしまったと言うことか」
タケモトはこの殺し合いを構成する要素を整理する。
広大な敷地、ループのギミック、精巧な首輪の存在、極めつけに異なる世界から集められた多種多様の参加者。
そのどれもが並大抵の労力と金では済まされない。
全てを加味すれば、国が1つ傾いてもおかしくない域に達しているはずだ。
個人のキャパシティを明らかに超えている以上、少なくとも自己満足で開催してはいないだろう。
だが金と労力を提供したスポンサーが、それも複数いるというならば話は違ってくる。
他者満足。需要と供給に基づいたショービジネス。
少し考えれば、当然のことだった。
なぜこんな簡単なことを見落としたのだと小一時間自分を問い詰めたい気分だ。
「主催の至上目的は『観客を楽しませること』。
参加者を殺し合わせるのは、言ってしまえば手段にすぎない。
だから何を犠牲にしてでも『観客をしらけさせる』ことはあってはならない」
今回の殺し合いは野球をはじめとするスポーツに近い。
俺たち参加者はプレイヤー、主催者は球場のオーナー、そして試合を眺める観客という構図だ。
観客はプレイヤーの行動1つ1つに一喜一憂する。
ファインプレーを見れば熱狂する。
なればこそ、むやみやたらに参加者にちょっかいを出すなど言語道断。
球場のオーナーが試合に乱入するようなものだ。
そんなことをすれば『ショー』としての体裁が崩れてしまう。
観客も出来レースなんて望まないはず。
ゆえに基本的に参加者は野放し。否、野放しにせざるを得ない。
主催の仕事は事前準備と事後処理のみで終わるのが理想的だ。
「だから『怪しい』と思ってもそれだけでは手が出せない。
やるとしても観客にバレない遠回しな手段しか使えない。
主催者が動くには観客を納得させるだけの『大義名分』が必要になるってワケか」
もしかすれば主催者は俺たちに手出しする口実を作れず困っているのかもしれない。
観客――それは主催すら逆らえない真の絶対者。
「……だが、根本的な問題が解決したワケじゃないな。
時間制限は依然として残っている」
しかし、タケモトは再び俯く。
これが『ショー』だからといって、事態が好転するわけではない。
身の振り方次第では時間を稼げるというだけで、結局のところ有限性に変化はない。
決定的な証拠を掴まれると終わりだ。
モタモタしているとチェックをかけられる。
「それにだ、タケモト。
俺はこれで終わりって気がしなくてな……」
ときちくもときちくで別の懸念を抱いていた。
なにせ人の闇をごちゃ混ぜにしてできあがったようなカオスな催しだ。
その目的は本当に1つだけか。
俺たちの想像を超えるほどの利害と思惑が動いているならば、一目的と考えるのはむしろ不自然だ。
『ショー』だというのは間違いないだろうが……ただ漠然と、それだけを前提に動いてはいけない気がする。
「そこまでだ。『目的の1つ』は『ショー』であることに間違いない。
とりあえずはそれで納得しようじゃないか。
……ぶっちゃけると、その先に踏み込むには情報が足りない」
ときちくの不安は一理ある。
だからこそタケモトはときちくに「思考を打ち切れ」と暗に示す。
考察の出発点は疑問だ。それも感情的なものではなく、明確な材料があるような。
「単に不安だから」「考えて方が良さそうだから」などといった最初から根拠のない考察は失敗の基である。
議論を積み重ねようにも、積み重ねるべき下地が存在しないためだ。
別の観点で言えば、「目的が分かったところで問題解決に直結するとは限らない」というのもある。
仮にこれが悪魔降臨などといった突拍子もないものだとするならどうだ?
ときちくにもタケモトにも魔術の心得など有りはしない。
確かに目的から逆算することにより、主催の裏を掻くことが出来るだろうが……それは「手に負えれば」の話である。
「目的」を考察対象として見た場合、その優先順位はあまり高くないのだ。
……今回に関しても。
『ショー』という結論を導く前に仲間がやってきたら、タケモトは思考を打ち切っていたであろう。
「悪い。だが、心には留めておくぐらいはいいだろう?」
悪い予感ほど良く当たる、とも言う。
ときちくにはこの不安を完全に切り捨てることができずにいた。
「無駄に考えを巡らさないなら構わないさ。
ところで、これが『ショー』だとするなら……
『世界からの脱出手段』は考えなくても良さそうだな」
タケモトはときちくの懸念など歯牙にもかけていないようで、話題をあっさり戻してしまう。
しかし、今の発言は聞き捨てならないものだ。
「タケモト、どういうことだ?」
「株式会社において株主は一定の発言力を持つだろ。
それと似たようなものさ。
主催とスポンサーはいつでも連絡を取り合える状態でなければおかしい。
ビジネスが成り立たなくなる。
いざというときのために、スポンサーとの接触手段も用意しているはずだ」
「……そいつを利用すれば元の世界に帰れるって寸法か」
首輪を外し、会場を脱出。主催も出し抜く。
だが、そこまでやっておいて、最後の最後で家に帰れなければ努力は水泡だ。
会場のループ機能で心を折られたあとである。
世界と世界の狭間も似たような事態になっていてもおかしくはないという懸念をタケモトは抱いている。
いや、それ以前に大きな問題があるか。
タケモトはただの人間。
世界を渡り歩くような芸当は出来やしない。
しかし、ときちくの天恵のおかげで杞憂に終わった。
主催が予め用意しているものを強奪するなりなんなりして、俺たちが代わりに使えば帰れる。
「当面、考えなきゃならないのは『会場からの脱出』だな。
……まあ、俺たちが考えたところで答えは出てこないのだろうが」
「ああ、同感だ」
ループの打破。
知人の中でそれに最も近い位置にいるのは摩訶不思議パワーが跋扈する世界の住人であるチルノだ。
頭が弱いのが少々気になるとはいえ、真っ先に尋ねるべきは彼女だろう。
「そろそろ話すことはないな。今以上に怪しまれても困るし、偽装機能を切るぞ」
ときちくが頷くのを確認してカチリ。
さて、結局。できることは仲間の到着を待つことだけ。
願わくば期待できそうな人材を拾ってくれていれば助かるのだが。
アテもなく空を見上げれば本日は曇天。1日目にはまぶしかった朝日も差し込まない。
なんか釈然としないが、右上の予報は的中しそうである。
辺りは暗い。
――これが俺たちの未来でなければいいが。
似合わないと分かっていても。
そんなセンチメンタルな感傷に浸ってしまうのだった。
会話、ゼロ。
あんまりにも静かなので、音声偽装機能はオフにしてしまったぐらいだ。
この事実こそがときちくとタケモトの2人を端的に現していると言ってもいい。
もともと無駄な会話はしない主義である上に、例え相手が仲間といえど心を許さず手の内を隠す類の人間だ。
必然、彼らが口を開くとすれば――状況が動いたときである。
『あーあー、テステス。聞こえてるな、オッケー?
二日目まで生き残った参加者諸君、おめでとう。楽しい放送のお時間だ。
運がいいのか力があるのか頭が回るのかは知らんが、なかなかお見事だぜ。
せっかくだから讃美歌でもBGMに流して……あ、なに、無理? そう。
じゃあ、まず一日目を生き残ったのに死んだ不幸な連中の発表から行こうか。
賀斉
DIO
獏良了
萩原雪歩
鏡音レン
射命丸文
の六名、残り人数はなんとたったの15人だ。そして禁止エリアだが、
8時からE-3、10時からF-4だ。ここまで来たんだ、うっかり入って死ぬなよ?
さて、おまけとして天気予報だが……朝から雲行きが悪くなる予定だ。
ところにより槍が降ったり血の雨が降ったりするかもな、降らすのはお前らだが。
頑張って半日後まで生き残れよー、以上!』
――こんな風に。
「……短いな」
「ああ」
ときちくの漏らした一言にタケモトが相づちを打つ。
右上が放送を担当したのは1回目と3回目。
機械的かつ最低限のことしか話さない左上と違い、右上の放送は冗長。
本題に入るまでに無駄話で時間を潰すのだ。
ところが今回、右上を右上たらしめる前置きがほとんどない。
口ぶりからして、いつもどおりに行こうとしたら誰かに急かされた、といったところか。
――それが一体何を意味するのか。
――考えればさほど難しいことではない、な。
タケモトは意を決して音声偽装装置のスイッチを入れた。
「おそらく俺たちの行動が怪しまれているのだと思う」
「……根拠は?」
単刀直入に告げるタケモトに対し、ときちくは眉一本たりとも動かさない。
とはいってもときちく自身、分からないからタケモトに振ったわけではない。
単に試しているだけだ。そしてタケモトもそれに気付いているのか、ため息混じりに言葉を続ける。
「禁止エリアだよ。館で決めた俺たちの行動方針にダイレクトに影響する。
おそらくデパートでの合流を邪魔したいんだろうさ」
島の中央部からデパートに向かうルートはいくつかあるが、うち「誰にでも使える手段」は2つだけ。
具体的には、電車を使うルートとE-2の橋を渡るルートである。
そして、今回の禁止エリアはその両方に影響を与えるものだ。
もしも電車を使わずE-2を経由するルートを選んだ場合、すでにD-3が禁止エリアとなっている関係上大きく遠回りする羽目になる。
我々との合流は次の放送にずれ込むことになるだろうし、事と次第によっては先にドナルドと鉢合わせしかねない。
対して電車を使うルートだが、記憶が正しければ電車の発着は1時間おき。
逆演算的に、各駅の所要時間は1時間ということになる。
さらにいえばタケモトが利用した時点でダイヤが大きく乱れていた。
するとこういうことになる。1時間というのは理論値であり、実際はもっと大きく時間を消費する。
それはつまり、F-4で「詰み」に追い込まれかねないということでもあるのだ。
グラハムたちがD-4まで進んでいるか、もっといえばすでに駅にたどり着いてるなら問題はないが……
未だC-3かC-4にいるのなら、すっぱり諦めて引き返す可能性は高い。
少なくともグラハムは冷静な人物だ。
彼がリーダーシップを取っているならば無用なリスクは避けるだろう。
「誰にでも使える手段」から外れてもいいなら、川を強引に突っ切るという荒技がある。
実際、館での相談にて候補として挙げておいた。
ただそれを成すには……単純ながら厄介な制約条件がある。
その制約により、チルノには可能でも生身のグラハムには無理なのだ。
よって「持つ者」が「持たざる者」を対岸へ送り届けねばならないが、そこで壁が立ち塞がる。
チルノ曰く「空を飛ぶと普段以上に疲れる」らしい。
自分1人で何人も、何回も運ぶのは体力的に厳しいとのこと。
そのため水面を凍らせて橋を造るという妥協手段を講じることとなったが、安全性の観点からお世辞にも優れた方法とは言えない。
日本ではなじみが薄いが、氷の張った湖や海で事故が発生することは珍しくないのだ。
渡っている途中で橋が割れ、そのまま濁流に呑まれるリスクは決して軽んじていいものではない。
距離的にF-4で「詰む」ことはまずないだろうが、それとは別に「命に関わるレベル」の危険を内包しているというわけだ。
よって支給品でも能力でも良いから、接触する予定の集団に足以外の移動手段があるのが望ましい。
チルノとグラハムにはリスクをしっかりと勘定に入れるようにと言い聞かせておいたが……果たしてどう転ぶか。
ドナルドとの一線を境に、チルノの様子が目に見えておかしくなってしまっている。
その変化はタケモトとときちくに一縷の不安――チルノの暴走で自分にまで累が及びそうという利己的なものだが――を抱かせるほど。
独りよがりな意地を張って、仲間候補を失うような事態になっていなければいいが……
ともあれ「誰にでも使える手段」にダメージが入っている以上、主催の作為は明らかだ。
重要な部分を筆談で隠したとはいえ、行動と会話からデパートを拠点に動くことは容易に推理できる。
どう贔屓目に見ても、俺たちは完全にマークされている。
タケモトは自身の感情を抑えきれないのか、らしくないほど矢継ぎ早に続けていく。
「放送が短かったのも、『放送どころではない』と考えれば辻褄が合う。
右上はさっさと放送を切り上げて……いや、正確には『切り上げさせられた』だな。
そんでもってすぐに『仕事』に取りかかりたかった、あるいは取りかからざるを得なかったんだ。
その『仕事』が何かまでは分からないんだが……ああ、くそっ」
悪態の1つや2つはつきたくなるというもの。
タケモトは己の推測に軽く目眩を覚えていた。
願わくば的外れであってほしいが、それが希望的観測にすぎないということは自身がよく分かってる。
首輪無力化はともかく、脱出については皆目見当が付かない状態だというのに。
いずれは気付かれるとは思っていたが、想定以上に主催の動きが早い。
タケモトは己の見通しの甘さを噛み締めつつも、失点を取り戻さんと無理矢理にでも頭を働かせる。
首輪無力化の目処は立った。戦力も申し分ない。
ここまでやっておいて、主催者の介入を許しゲームオーバー、なんてギャグにすらならない。
とにかくあと必要なものは脱出手段だけだ。
「おい、ならなぜ直接行動に出ない。怪しいんなら放置せず襲えばいいはずだ」
そうして視野が大きく狭まったからだろう。
ときちくに指摘されるまで、そんな当たり前のことが抜け落ちていた。
疑わしきは罰せよ。
タケモトやときちくの行動で殺し合いに支障が出ると予測されるなら、予防処置的に排除してしまえばいいだけの話なのだ。
わざわざ禁止エリアで合流を阻害するなど、回りくどい方法をとる必要がない。
ときちくに至ってはデパートに大量の足跡を認めている。
はじめは何事か分からなかったが、タケモトの推察が正しいとするなら間違いなくプレミアム首輪の回収が狙いだったのだろう。
隠し場所を特定することができず、俺たちがやってきたのを察知して撤収したというのが真相か。
だが、そうであるなら俺たちがデパートに向かっている時点で「プレミアム首輪の確保」が目的だと察せるはずだ。
撤収する必要なんてない。堂々とデパートで待ちかまえ、俺たちを殺すなり捕らえるなりすれば良かったのだ。
有り体に言ってしまえば、主催の行動は明らかに消極的すぎる。
「参加者との接触を極端に忌避しているのか? だとすればなぜ?
主催者を縛るものは何もないは……ず……?」
ときちくの言葉がある疑惑とともにかすれていく。
――まさか、その前提が間違っているというのか?
タケモトが、ときちくがめまぐるしく頭を回転させる。
主催者も何らかの縛りがあるというのか?
参加者の行動が首輪で制限されているように、主催者にも足かせが存在するのか?
まさかとは思うが主催にも監視が付けられているとでも言うのか?
参加者にも主催者にも属さない人間がいるとするなら、考え得るそいつの立ち位置は――
「そうか。観客だ……!」
意外にも、それにたどり着いたのはときちくが先だった。
「観客だと? おい、詳しく聞かせろ」
タケモトはときちくのひらめきにピンと来ないのだろう。
なにせ観客というのは慮外ともいえる発想だ。
自慢のポーカーフェイスも崩れ、上ずった声で続きを促す。
一方で、ときちくは早い段階でこの殺し合いの目的を『娯楽』と踏んでいた。
もっとも「どうせそんなところだろう」程度の投げやりな認識でしかなかったが……
その下積みがあったからこそ、自然な流れで「観客」という単語が出てきたのだ。
このときの2人はまさに対照的だった。
タケモトにとっては予想の斜め上。一瞬だけ、ときちくの頭が爆発したのではないかと疑うほどに。
主催の消極性から何をどう間違えれば「観客」にまですっ飛ぶのか理解が追いついていない。
しかし、ときちくにとっては別に驚くことでもない。意外性はゼロ。
むしろ説明を求めるタケモトに対し、困惑に近い感情を抱いている。
「早い話が『ショー』だな。大方、俺たちは暇な金持ちの見せ物にされてるんだろうさ」
この殺し合いにおける真の支配者は右上や左上などではないとするなら。
そいつらが後ろで熱狂している連中の顔色をうかがっているならば。
主催の動きが消極的である事実に妥当性が生まれる。
タケモトもそこへたどり着いた。
「なるほどな。俺たちは殺し合いの目的を『参加者を殺し合わせる』ことだと思っていたが、
そこで思考停止したから勘違いしてしまったと言うことか」
タケモトはこの殺し合いを構成する要素を整理する。
広大な敷地、ループのギミック、精巧な首輪の存在、極めつけに異なる世界から集められた多種多様の参加者。
そのどれもが並大抵の労力と金では済まされない。
全てを加味すれば、国が1つ傾いてもおかしくない域に達しているはずだ。
個人のキャパシティを明らかに超えている以上、少なくとも自己満足で開催してはいないだろう。
だが金と労力を提供したスポンサーが、それも複数いるというならば話は違ってくる。
他者満足。需要と供給に基づいたショービジネス。
少し考えれば、当然のことだった。
なぜこんな簡単なことを見落としたのだと小一時間自分を問い詰めたい気分だ。
「主催の至上目的は『観客を楽しませること』。
参加者を殺し合わせるのは、言ってしまえば手段にすぎない。
だから何を犠牲にしてでも『観客をしらけさせる』ことはあってはならない」
今回の殺し合いは野球をはじめとするスポーツに近い。
俺たち参加者はプレイヤー、主催者は球場のオーナー、そして試合を眺める観客という構図だ。
観客はプレイヤーの行動1つ1つに一喜一憂する。
ファインプレーを見れば熱狂する。
なればこそ、むやみやたらに参加者にちょっかいを出すなど言語道断。
球場のオーナーが試合に乱入するようなものだ。
そんなことをすれば『ショー』としての体裁が崩れてしまう。
観客も出来レースなんて望まないはず。
ゆえに基本的に参加者は野放し。否、野放しにせざるを得ない。
主催の仕事は事前準備と事後処理のみで終わるのが理想的だ。
「だから『怪しい』と思ってもそれだけでは手が出せない。
やるとしても観客にバレない遠回しな手段しか使えない。
主催者が動くには観客を納得させるだけの『大義名分』が必要になるってワケか」
もしかすれば主催者は俺たちに手出しする口実を作れず困っているのかもしれない。
観客――それは主催すら逆らえない真の絶対者。
「……だが、根本的な問題が解決したワケじゃないな。
時間制限は依然として残っている」
しかし、タケモトは再び俯く。
これが『ショー』だからといって、事態が好転するわけではない。
身の振り方次第では時間を稼げるというだけで、結局のところ有限性に変化はない。
決定的な証拠を掴まれると終わりだ。
モタモタしているとチェックをかけられる。
「それにだ、タケモト。
俺はこれで終わりって気がしなくてな……」
ときちくもときちくで別の懸念を抱いていた。
なにせ人の闇をごちゃ混ぜにしてできあがったようなカオスな催しだ。
その目的は本当に1つだけか。
俺たちの想像を超えるほどの利害と思惑が動いているならば、一目的と考えるのはむしろ不自然だ。
『ショー』だというのは間違いないだろうが……ただ漠然と、それだけを前提に動いてはいけない気がする。
「そこまでだ。『目的の1つ』は『ショー』であることに間違いない。
とりあえずはそれで納得しようじゃないか。
……ぶっちゃけると、その先に踏み込むには情報が足りない」
ときちくの不安は一理ある。
だからこそタケモトはときちくに「思考を打ち切れ」と暗に示す。
考察の出発点は疑問だ。それも感情的なものではなく、明確な材料があるような。
「単に不安だから」「考えて方が良さそうだから」などといった最初から根拠のない考察は失敗の基である。
議論を積み重ねようにも、積み重ねるべき下地が存在しないためだ。
別の観点で言えば、「目的が分かったところで問題解決に直結するとは限らない」というのもある。
仮にこれが悪魔降臨などといった突拍子もないものだとするならどうだ?
ときちくにもタケモトにも魔術の心得など有りはしない。
確かに目的から逆算することにより、主催の裏を掻くことが出来るだろうが……それは「手に負えれば」の話である。
「目的」を考察対象として見た場合、その優先順位はあまり高くないのだ。
……今回に関しても。
『ショー』という結論を導く前に仲間がやってきたら、タケモトは思考を打ち切っていたであろう。
「悪い。だが、心には留めておくぐらいはいいだろう?」
悪い予感ほど良く当たる、とも言う。
ときちくにはこの不安を完全に切り捨てることができずにいた。
「無駄に考えを巡らさないなら構わないさ。
ところで、これが『ショー』だとするなら……
『世界からの脱出手段』は考えなくても良さそうだな」
タケモトはときちくの懸念など歯牙にもかけていないようで、話題をあっさり戻してしまう。
しかし、今の発言は聞き捨てならないものだ。
「タケモト、どういうことだ?」
「株式会社において株主は一定の発言力を持つだろ。
それと似たようなものさ。
主催とスポンサーはいつでも連絡を取り合える状態でなければおかしい。
ビジネスが成り立たなくなる。
いざというときのために、スポンサーとの接触手段も用意しているはずだ」
「……そいつを利用すれば元の世界に帰れるって寸法か」
首輪を外し、会場を脱出。主催も出し抜く。
だが、そこまでやっておいて、最後の最後で家に帰れなければ努力は水泡だ。
会場のループ機能で心を折られたあとである。
世界と世界の狭間も似たような事態になっていてもおかしくはないという懸念をタケモトは抱いている。
いや、それ以前に大きな問題があるか。
タケモトはただの人間。
世界を渡り歩くような芸当は出来やしない。
しかし、ときちくの天恵のおかげで杞憂に終わった。
主催が予め用意しているものを強奪するなりなんなりして、俺たちが代わりに使えば帰れる。
「当面、考えなきゃならないのは『会場からの脱出』だな。
……まあ、俺たちが考えたところで答えは出てこないのだろうが」
「ああ、同感だ」
ループの打破。
知人の中でそれに最も近い位置にいるのは摩訶不思議パワーが跋扈する世界の住人であるチルノだ。
頭が弱いのが少々気になるとはいえ、真っ先に尋ねるべきは彼女だろう。
「そろそろ話すことはないな。今以上に怪しまれても困るし、偽装機能を切るぞ」
ときちくが頷くのを確認してカチリ。
さて、結局。できることは仲間の到着を待つことだけ。
願わくば期待できそうな人材を拾ってくれていれば助かるのだが。
アテもなく空を見上げれば本日は曇天。1日目にはまぶしかった朝日も差し込まない。
なんか釈然としないが、右上の予報は的中しそうである。
辺りは暗い。
――これが俺たちの未来でなければいいが。
似合わないと分かっていても。
そんなセンチメンタルな感傷に浸ってしまうのだった。
【F-3 デパート屋上/2日目・朝】
【タケモト@自作の改造マリオを友人にプレイさせるシリーズ】
[状態]: 全身に軽い痛み
[装備]:アイスソード@ちっこい咲夜さん
[道具]:[タケモトのデイバッグ]
支給品一式、精密ドライバー@現実、野菜ジュース@ぽっぴっぽー、カミーユの首輪(一部破損)
ドアラの首輪、シルバーウルフ(12/12)、(予備弾188本)@フルメタル輪ゴム鉄砲、万葉丸(11/30)@零シリーズ
強姦パウダー@ニコニコRPG(4/9)、ブロントさんの首輪(真っ二つ)、
プレミアム首輪×10、小型位置音声偽装装置(現在オフ)、隠し部屋に関する説明
プレミアム首輪の設計図、工具、隠し部屋のカギ
[文のデイバッグ]
支給品一式×2(食糧一食、水二食消費)、三国志大戦カード(不明)@三国志大戦、
DMカード(不明)@遊戯王、BF-疾風のゲイル@遊戯王5D's(使用可能まであと4時間)
モンスターボール(空)@いかなるバグにも動じずポケモン赤を実況
BFデッキ@現実、デュエルディスク@遊戯王GX、キモイルカのメモ
[思考・状況]
1:チルノ達を待つ。
2:生き残り脱出する,そのためには……な……
3:大連合は組まない、最低限の人数で行動
4:自分が有利に進むように、参加者に心理的罠を仕掛けて嵌める
5:裏切りを防ぐ為に殺し合いに背く参加者を味方につける
6:首輪を外せはしないと判断。無力化するための協力者を少人数集める
7:規格外の者に対抗出来るように、ある程度の戦力が欲しい
※ドナルドが強力な支給品を持っていると判断。持っているとは限りません。
※首輪についての情報を知りました。
※チルノの異変について気が付きました
※トキから情報を得ました
※キョン子、射命丸、グラハムと情報交換しました。
※殺人者駆除班の情報を得ました。
※ドナルドの弱点は慢心だと考えています
※ときちくから情報を得ました。
※射命丸から首輪に関しての情報を得ました。
※会場のループを知りました。
※殺し合いの目的をショーだと推測しました。
【タケモト@自作の改造マリオを友人にプレイさせるシリーズ】
[状態]: 全身に軽い痛み
[装備]:アイスソード@ちっこい咲夜さん
[道具]:[タケモトのデイバッグ]
支給品一式、精密ドライバー@現実、野菜ジュース@ぽっぴっぽー、カミーユの首輪(一部破損)
ドアラの首輪、シルバーウルフ(12/12)、(予備弾188本)@フルメタル輪ゴム鉄砲、万葉丸(11/30)@零シリーズ
強姦パウダー@ニコニコRPG(4/9)、ブロントさんの首輪(真っ二つ)、
プレミアム首輪×10、小型位置音声偽装装置(現在オフ)、隠し部屋に関する説明
プレミアム首輪の設計図、工具、隠し部屋のカギ
[文のデイバッグ]
支給品一式×2(食糧一食、水二食消費)、三国志大戦カード(不明)@三国志大戦、
DMカード(不明)@遊戯王、BF-疾風のゲイル@遊戯王5D's(使用可能まであと4時間)
モンスターボール(空)@いかなるバグにも動じずポケモン赤を実況
BFデッキ@現実、デュエルディスク@遊戯王GX、キモイルカのメモ
[思考・状況]
1:チルノ達を待つ。
2:生き残り脱出する,そのためには……な……
3:大連合は組まない、最低限の人数で行動
4:自分が有利に進むように、参加者に心理的罠を仕掛けて嵌める
5:裏切りを防ぐ為に殺し合いに背く参加者を味方につける
6:首輪を外せはしないと判断。無力化するための協力者を少人数集める
7:規格外の者に対抗出来るように、ある程度の戦力が欲しい
※ドナルドが強力な支給品を持っていると判断。持っているとは限りません。
※首輪についての情報を知りました。
※チルノの異変について気が付きました
※トキから情報を得ました
※キョン子、射命丸、グラハムと情報交換しました。
※殺人者駆除班の情報を得ました。
※ドナルドの弱点は慢心だと考えています
※ときちくから情報を得ました。
※射命丸から首輪に関しての情報を得ました。
※会場のループを知りました。
※殺し合いの目的をショーだと推測しました。
【ときちく@時々鬼畜なゲームプレイシリーズ】
[状態]:左肩下に刺し傷(応急処置済み)、左肩に銃痕(応急処置済)、
全身にダメージ(小)、記憶の混乱(思考は正常)
[装備]: ナイフ×2、包丁×3、ブレード@サイべリア フライパン、七星宝剣@三国志9
[道具]:[ときちくのデイバッグ]
支給品一式×4(食料・水一食分消費)、支給品一式×3(一食分消費)、 フォーク、張遼の書@ニコニコ歴史戦略ゲー 、
無限刃@るろうに剣心、、レナの鉈@ひぐらしのなく頃に、KAITOのマフラー@VOCALOID、
亀の甲羅×2@マリオシリーズ、銃(10/15)@現実
アシストフィギュア(サイボーグ忍者)@大乱闘スマッシュブラザーズX(使用可能) 、
タバコ一箱@メタルギアシリーズ、タミフル@現実、北条鉄平の首輪、不明支給品0? 、モンスターボール(空)
[雪歩のデイバッグ]
コアドリル@天元突破グレンラガン ナイフ、支給品一式×2(水・食料一食分消費)、
ジャージ@へんたい東方 デスノート(鉛筆付き)@デスノート
[バクラのデイバッグ]
毒蛾のナイフ@ドラゴンクエスト、DMカードセット(翻弄するエルフの剣士(8時間使用不可)、鉄の騎士ギア・フリード、)@遊☆戯☆王
普通のDMカード二枚@現実 共通支給品、コメント一覧@ニコニコ動画
[思考・状況]
【思考・状況】 基本思考:生き残り、真実を知る。
1:チルノ達を待つ
2:参加者が20人を切るまで基本的に動かない。
3:誰か着た場合には十全に対処する。
4:他にも使えそうな人間がいれば駒として利用する。
5:自分からは殺さない。
6:自衛のための殺害は已む無し。
7:デパートの足跡に違和感。
【備考】
※七夜志貴と十六夜咲夜の姿を確認しました。名前は知りません。
※元世界の知識はかなり封印されていましたが、半分程度解けたようです。
※囲炉裏に関しては、かなり思い出しました。
※ローゼン閣下(麻生太郎)に関することがフラッシュバックしました。
※自身の記憶に関してのフラッシュバックがありました。
※元々の能力などのせいで他の参加者に比べ疲労が激しいようです。
※自分の記憶がおかしいと自覚しています。
※オフィスビルのネットは主催者と繋がっていると推測しました(真偽は不明)
※映画館での出来事を知りました。
※会場のループを知りました。
※殺し合いの目的をショーだと推測していますが、漠然と不安も抱いています。
[状態]:左肩下に刺し傷(応急処置済み)、左肩に銃痕(応急処置済)、
全身にダメージ(小)、記憶の混乱(思考は正常)
[装備]: ナイフ×2、包丁×3、ブレード@サイべリア フライパン、七星宝剣@三国志9
[道具]:[ときちくのデイバッグ]
支給品一式×4(食料・水一食分消費)、支給品一式×3(一食分消費)、 フォーク、張遼の書@ニコニコ歴史戦略ゲー 、
無限刃@るろうに剣心、、レナの鉈@ひぐらしのなく頃に、KAITOのマフラー@VOCALOID、
亀の甲羅×2@マリオシリーズ、銃(10/15)@現実
アシストフィギュア(サイボーグ忍者)@大乱闘スマッシュブラザーズX(使用可能) 、
タバコ一箱@メタルギアシリーズ、タミフル@現実、北条鉄平の首輪、不明支給品0? 、モンスターボール(空)
[雪歩のデイバッグ]
コアドリル@天元突破グレンラガン ナイフ、支給品一式×2(水・食料一食分消費)、
ジャージ@へんたい東方 デスノート(鉛筆付き)@デスノート
[バクラのデイバッグ]
毒蛾のナイフ@ドラゴンクエスト、DMカードセット(翻弄するエルフの剣士(8時間使用不可)、鉄の騎士ギア・フリード、)@遊☆戯☆王
普通のDMカード二枚@現実 共通支給品、コメント一覧@ニコニコ動画
[思考・状況]
【思考・状況】 基本思考:生き残り、真実を知る。
1:チルノ達を待つ
2:参加者が20人を切るまで基本的に動かない。
3:誰か着た場合には十全に対処する。
4:他にも使えそうな人間がいれば駒として利用する。
5:自分からは殺さない。
6:自衛のための殺害は已む無し。
7:デパートの足跡に違和感。
【備考】
※七夜志貴と十六夜咲夜の姿を確認しました。名前は知りません。
※元世界の知識はかなり封印されていましたが、半分程度解けたようです。
※囲炉裏に関しては、かなり思い出しました。
※ローゼン閣下(麻生太郎)に関することがフラッシュバックしました。
※自身の記憶に関してのフラッシュバックがありました。
※元々の能力などのせいで他の参加者に比べ疲労が激しいようです。
※自分の記憶がおかしいと自覚しています。
※オフィスビルのネットは主催者と繋がっていると推測しました(真偽は不明)
※映画館での出来事を知りました。
※会場のループを知りました。
※殺し合いの目的をショーだと推測していますが、漠然と不安も抱いています。
sm233:生存代償 -No Future- | 時系列順 | sm235:経営方針 |
sm233:生存代償 -No Future- | 投下順 | sm235:経営方針 |
sm228:焦燥 | タケモト | sm239:終わりの始まり |
sm228:焦燥 | ときちく | sm239:終わりの始まり |