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とあるメイドの情報戦術 ◆03vL3Sy93w




「もうすぐ病院に着くな」

主催への反抗を誓ったべジータは、すでに病院が目に見える所まで来ていた。ようやく度重なる戦いで傷ついた体を休めることに安堵した。

「だからといって、油断はできんがな……」

病院の中に他の参加者が潜んでいる可能性もある。最悪の場合は待ち伏せをして殺しに来るかもしれない。
だからこそ、中に入るときは常に慎重に行動しなければならない。
そこまで考えていると、病院の入り口に人が立っているのが見えた。どうやら見た感じは女性らしい。そして、その女はべジータに話しかけてきた。

「初めまして、私の名前は十六夜咲夜。貴方のことはサンレッドから聞いているわ」

☆          ☆          ☆

話は少し遡る。

「どうやら誰もいないようね。……いや、死体はあったわね」

咲夜は病院に入ると二つの死体を見つけた。一つはスネークと同じ軍人らしき男の死体。
腹部に血痕や刀傷があるので、刀か何かで刺されて死亡したと考えたほうがいいだろう。
そしてもう一つの死体は、見たところ青年のようだがあまりにも惨たらしかった。
腹を境目に分かれた体。飛び散った内臓。絶望に染まった表情。どれをとっても悲惨だった。
あまりにも見ていられないので病院内を探索していたのだが、ソファーに置いてあった壊れた人形以外は見当たらなかった。

「とりあえず、ここを拠点とするわけだし……」

吸血鬼になった自分に治療は必要ない。だが、夜が来るまでここで待たなければならない。
そして、入り口の近くに死体が二つもあるようでは他の参加者が危険だと判断して病院を避ける可能性もある。
故に彼女はすぐに決断した。

「掃除でもしようかしら」

十六夜咲夜は、この一時だけ瀟洒なメイドとして行動していた。


少女清掃中……


「ふう、こんなところかしら」

掃除を終えた彼女の目の前は、見事元通り……とまではいかなくとも、ある程度は綺麗になっていた。
死体は奥の部屋に片付け、破損したものは付近のゴミ箱に入れて片付けていた。
また、窓や壁などにも埃や汚れなどがついていたので丁寧に拭いて汚れを取り除いた。
ついでにDIOのデイバッグから必要な物だけを取り出し、他の物はデイバッグごと死体のある部屋に片付けた。

「これなら大丈夫ね。後は……あら?」

これからの事を考えて外へ出て様子を見ると、誰かがこちらに近づいてくるのが見えた。

(特徴からしてサンレッドの言っていたべジータかしら?)

そう考えてサンレッドから聞いたべジータの特徴を思い出すと、こちらに近づいてくる人物と一致する。

(さて、どうしたものかしら……)

もし目の前にいる人物がべジータなら戦うのはあまり得策ではない。何せ相手はあのブロリーと戦って生き残っているのだ。
もし勝てるとしても病院が破壊されてしまうかもしれない。吸血鬼と化した咲夜にとって日光を遮ることができる病院を破壊されるのは不味い。
ならばここは戦わず、仲間のふりをして情報を手に入れるのがいい。彼はサンレッドの仲間なので、サンレッドの名前を出せば何かしらの反応はあるだろう。
そこから相手に先に情報を話させるように上手く誘導する。それからその情報と矛盾がないように誤情報を流させる。これならば相手に疑われない。
そして咲夜は目の前にいる人物に話しかけた。

「初めまして、私の名前は十六夜咲夜。貴方のことはサンレッドから聞いているわ」
「貴様、サンレッドを知っているのか!?」
「ええ、そうよ。貴方がサンレッドのところを離れたときにね。出来れば放送について教えてくれるかしら?あのとき聞き逃したのよ」
「分かった。だが、貴様も今までどうしていたか話してもらうぞ。それは分かっているな?」
「ええ、勿論よ」

自分の話したことに相手から指摘されなかったということは、この男がべジータであることは間違いないようだ。

(幸先がいいわね)

こうして、咲夜の思い通りに情報交換が始まった。

☆          ☆          ☆

(スネークはまだ生きているのね……。でもこれで残ったのは21人、いや、20人ね)

咲夜はべジータから上手く先に情報を引き出した後、自分が聞き逃した四回目の放送について考えていた。
美鈴が死亡したのは分かっていたが、主人の妹のフランドール・スカーレットも死亡していたのは少し驚いた。
フランドールの死に対して何も思わないのは嘘になるが、元より自分が優勝するのが最優先である。そのためいちいち構っている暇などない。
これで自分の他に生き残っている幻想郷の知り合いは氷精と天狗だけとなった。あの氷精がいまだに生き残っているのは意外だが、特に問題はない。
問題はスネークがまだ生きていることであった。
幸いにもべジータはスネークとは会っていないが、他の参加者に自分が殺し合いに乗ったことが伝えられているかもしれない。
他の参加者を欺くのは難しいだろう。

(なら、この男をスネークとぶつけるしかないわね)

この男の強さはブロリーとの戦闘で証明済みだ。べジータとスネークが戦ったらその結果は一目瞭然だろう。そうなるなら問題ない。
だが、これはあくまでも希望的観測だ。戦闘中に誤解に気づくかもしれないし、和解する可能性もある。
だとしたら自分が病院にいることがバレることになる。だが、それでも構わない。
元々病院に寄ってくる参加者を狙う予定だったのだ。そのときに返り討ちにすればいい。
問題なのはべジータが自分を殺しにこの病院に戻ってくることだが、恐らくそれはないだろう。
多分スネークは仲間をつくって行動している。やる夫やドアラのような、明らかな足手まといを助けようとしているからそのような人物もいるだろう。
自分のことを知っているスネークなら、犠牲にならないようにべジータに仲間を護衛させて自分が病院に行くだろう。
ならば問題ない。自分は新しい力を得て、不本意とはいえ吸血鬼になったのだ。恐らく勝てる。
そこまで考えていたときにべジータから声がかかる。

「おい、何ボーっとしている。こっちは知っていることを全て話したんだ。貴様も話すべきことがあるだろ」
「え?……ええ、そうね。とりあえず私は……」

咲夜は、これまでの自分の経緯や知り合いについてのことを自分に不都合なことを隠して話した。
美希を殺害したことは勿論、自分をあまり強者に見せないようDIOに関しては死体を見たという程度に話した。
スネークについては二人を殺害した危険人物だという誤情報を流したのだが。

「これで分かったかしら?スネークがまだ生きている以上安心は出来ないわ。スネークに命を狙われている参加者もいるかもしれないのよ」
「そんなことは貴様に言われなくても分かっている!だがこっちは治療しにここまで来たんだぞ。すぐにここを出るわけにはいかない」
「そんな悠長なこと言っていられるのかしら?いくらブロリーやDIOが死んだからといっても、まだ呂布やスネークがいる。のんきに休んで他の参加者を見殺しにするつもり?」
「…………」

そのときにべジータの脳裏に浮かんだのは、自分が弔った星井美希の姿だった。
他の参加者が奮闘しているというのに、自分はこんなところで休んでいいのか。
その時にふと咲夜が口を開く。

「貴方、サンレッドから聞いたけど確かサイヤ人の王子……だったかしら?」
「そうだ。俺は誇り高きサイヤ人の王子、べジータ様だ!」
「そうよね。だとしたら、他の参加者が頑張っているのに自分だけ休むのはプライドが許さないことではなくて?」
「ぐっ……、貴様の言う通りだ」
「だとしたらすぐにでも駆けつけるべきよ。貴方の助けが必要な人もいるかもしれないわ」

確かにこの女の言う通り、自分の助けが必要な奴がいるかもしれない。
だが、怪我している状態で守り通すことができるのか。
べジータは少し考えた後、結論を出した。

「……すぐには出ない。だが、治療した後はすぐに病院から出る。それで構わないな?」
「ええ、構わないわ」

☆          ☆          ☆

「ふう、ようやく行ったわね」

咲夜は、べジータがようやく病院から出て行ったことに安堵した。

「さて、これからどうしようかしら?」

とはいえ、やることが無くなってしまい、暇になってきた。ふと咲夜はあることを思い出す。自分のデイバッグの中にあれがあったことを。
咲夜はそれを取り出す。

「とりあえずこれで暇でもつぶそうかしら」

咲夜の手にはPSPが握られていた。



【C-4  病院 /2日目・黎明】
【十六夜咲夜@東方project】
[状態]腰、腹、左腰に重い打撲(再生中)、全身に軽い打撲(再生中)、疲労(小)、吸血鬼化
[装備]時計型麻酔銃@名探偵コナン
[道具]支給品一式(水抜き)、ライトセイバー@外人が想像したとてつもない日本が出てくるゲーム(RedAlart3)、
メス10本、痛PSP@現実、マスクザ斉藤のマスク@ニコニコRPG
[思考・状況]基本思考:優勝し、死亡者含め全ての参加者を元の所に戻すと主催に望む
1:とりあえずこの機械(痛PSP)で暇をつぶす。
2:夜が来るまで病院に潜む。
3:病院内に他の参加者がいたら襲撃する。
4:べジータに期待。
【備考】
※ときちくは姿しか知りません。
※時間操作は4秒が限度です。停止した後に使用するには数秒のブランクが必要です。
※飛行が可能かどうかはわかりません。
※主催者側が参加者を施設を中心として割り振ったと推理しました。
※高い能力を持つ参加者は多くが妖怪と考えています。
※やる夫のデイパックは列車内に放置してあります。
※サムネホイホイ(出だしはパンツレスリングだが、その後別の映像は不明)は、A-5の平原に投げ捨てられました
※カミーユ・ビダンの死体を確認。首輪を解除しようとしてる人がいると推測しました
※一度幻想の法則から外れた者ももう一度幻想の法則の中にもどせば幻想の法則が適用されると推理しました。
※ヤバいDISCがINしました。スタープラチナの真の能力にも気づきました。
※吸血鬼化しましたが、本家吸血鬼と比べると回復やパワーアップが小さいです。
※基本支給品と計量匙、及びフジキがC-4からD-4にかけて散らばっています。
※DIOの支給品を回収しました。
※塚モールで火事が発生しています。
※第四放送を聞き逃しましたが、べジータから聞きました。
※スタープラチナのDISCから承太郎の記憶の断片を読み取ったようです。
※べジータと情報交換をしました。しかし自分が吸血鬼であること、美希やDIOを殺害したことは伏せています。
※阿倍さんのツナギ@くそみそテクニック、便座カバー@現実はDIOのデイバッグと一緒に病院の奥の部屋にあります。
※コンバット越前とKAITOの死体は病院の奥の部屋にあります。
※病院の入り口が綺麗になっています。

☆          ☆          ☆

治療を済ませたべジータは病院からある程度離れた後、気を探っていた。
(右のほうに気が5つ感じられるな。)
病院にいる咲夜を含め、単独の気も存在していたが、べジータはD-4にある5つの気に向かって歩いた。
べジータは単身で敵に立ち向かうことは考えてなかった。仲間と協力して戦うことが得なのはブロリーとの戦いで証明済みだ。
こんな状況で5人も固まって行動しているのは自分と同じ打倒主催を掲げる者たちで間違いない。
左のほうに煙が出ているのが気になるが、今は仲間に会うのが先だ。
(呂布、スネーク。このべジータ様を敵に回したことを後悔することだな!)

べジータはまだ知らない。自分がいいように操られていることに。
彼がそのことに気づくのはすぐなのか。あるいは……。



【C-4東部 草原/2日目・黎明】
【ベジータ@ドラゴンボールZ】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、全身に重度の打撲(治療済)、ヘタレ脱却
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、パッチンロケット@つくってワクワク
[思考・状況]
基本思考:くだらんゲームを破壊し、元いた世界に帰る
1:5つの気のもとへ向かう。
2:邪魔な奴はぶっ飛ばす。
3:美希を殺した何者かに注意する。
4:見つけたら呂布やスネークを殺す。
5:もし優勝したなら、言葉に借りを返すため、伊藤誠を生き返らせる?
※参戦時期は「燃え尽きろ!!熱戦・烈戦・超激戦」でブロリーの強さに戦意喪失している頃です。
※力が大きく制限されていることに気がつきました。
※1マス以上離れた相手の気を探れません。
※ニコニコ動画の影響で、テンションの高低が激しくなるときがあります。
※スーパーサイヤ人への変身が制限されています
※修造の熱い言葉や怒りなど一定の条件下で一時的にスーパーサイヤ人に変身できます。
※咲夜と情報交換をしました。ただし、言葉達の件については話していません。
※スネークが危険人物だと認識しています。
※塚モールから出ている煙を確認しました。



sm223:裏切り 時系列順 sm225:Good lack
sm223:裏切り 投下順 sm225:Good lack
sm221:さくやヴァンプ 十六夜咲夜 sm228:始動
sm215:熱き想いに導かれ ベジータ sm228:始動






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