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変に落チルノ? ◆KX.Hw4puWg




「…一旦ホイールを止めるぞ」

そうグラハムが言ったのは、先程の射命丸の件のしばらく後の事であった。
平坦な景色が動くのを止め、キキィ、と甲高いブレーキ音を鳴らし、D-ホイールはその車輪を止めると、グラハムは何処かが違うが、射命丸へと向けていた物に似ている真剣な顔でその表情を後ろの地平線へと向ける。

「ここまで来る事は無いだろうな…」
「…」

後ろを振り返るのをやめ、今度は前へと、その真摯な眼差しを向けつつ、グラハムが口を開く。

「やはり、天狗は天狗、か。調子に乗りすぎるとああなる。伝承の言う通りだ」
「…ねぇ、グラハム…ちょっといい?」
「む?なんだ、チルノ」

変わらないグラハムの表情とは裏腹に、チルノの表情はグラハムに対する疑問を浮かべ、グラハムへと聞いた。

「…あんたはグラハムなの?」
「…そう来たか」

グラハムは顎に手を当て、少し考えると、チルノに切り出す。

「…今は…分からない。私は一体どうしてどうなったかというのが。
記憶はある。私があの女に惚れていたのも、君が言う様にただの変態だった、という事も」
「…そう…」
「だが…一つ疑問がある」

若干肩を落とすチルノにグラハムが人差し指を立て、言った。

「―――――私が、あの女にどうして惚れた、という事だ…昔は、だが」
「じゃあ、今は?」
「それが分からんのだ。あの女を憎む訳でも、好きな訳でも無い…ただ、私には表現ができんのだよ、理不尽だがな」
「…」

「やはりガンダム、か」とグラハムが小さな声で呟くのを、チルノは聞こえなかったのだが。
ただ、チルノは何か言わないと、と思い今感じた事を言った。

「もう、簡単に説明して!最強のあたいでも分からない事だってあるんだから!」
「………すまん」

ああ悲しいかな。
やはり、チルノソードを持っても⑨(馬鹿)は⑨だった。
それでも、チルノは頑張った方である。
自分も、昔惚れた人に手紙を書くために勉強した経験がある訳だし、そういう事が理解出来ない訳じゃ…

(あれ?)

ふと、賛同していたチルノに浮かんだ『?』の疑問符。
…そもそも、チルノ自身、恋をした事は無いはずだ。
確かに彼女のテーマソングと言われる曲はおてんば『恋』娘だ。
だからといって、彼女が恋だ!愛だ!と云々言うキャラでは無い事は確かな訳である。
そしてそのまま考えていたチルノの頭に流れてきたのは、歌だった。
しかも、同じ様な曲調の、でも何故か歌詞は違う…様々な曲。

―――♪くるくる~時計の針~ぐるぐる~頭まわる…
―――♪君のその細い腕で抱きしめてほしいけど…

(なに…?この曲…)

―――♪チルミル~チルミル~元気チルミル…

―――♪すべって転んでしまわぬように~

(…この曲がなんなのかあたいには分からないけど…でも…なにか感じる事があるのは何故なのかなぁ?)

「チルノ」

考えていたチルノに、グラハムが差し込む様に、様子を尋ねる。
チルノはそれに、気にしなくていいと答えると、グラハムはまた口を開く。

「…じゃあ、話が外れたが、何故ああなったかを話そう」

そう言うと、グラハムは先程の経緯を喋り始めた。

◇◆◇◆◇◆

「そんな事があったの!?あたいが気絶してた間に!?」
「あぁ、まぁ簡潔に話すとそういう訳だ」

チルノが豆鉄砲を食らった様な顔でグラハムに詰め寄ると、グラハムはただ話の内容と同じ様に、簡潔に答える。

「じゃ、じゃあ…あたいやグラハム達を含めて、他の皆を殺すって事なの?」

そう尋ねられたグラハムは、少し考えた後、ふと呟く様に言った。

「君は保護すると確か言っていたが、私や他の人々は殺されるだろうな」
「………」

その言葉の後に訪れたのは、沈黙。
―――返事を返せない―――
と、チルノの脳内の思考回路が示す。
殺し合いなんて絶対に駄目な事だ。
でも現に自らの知人が殺し合いに乗るとなればどうすれば良いのか…
彼女の純粋な脳は考えて、考えて…結論を出す。

「じゃあ…あたいが文を倒して部下…までは無いけど、倒す!文だけじゃない、このバトルロワイアルでバカな考え持ってる奴みんな!」
「それは間違ってるぞ、チルノ」

グラハムの言葉に一瞬戸惑いを見せるチルノに、グラハムはまた淡々と返す。

「君だけじゃない、私や、まだ見ぬ私達殺し合いを打倒しようとする同志が居るじゃないか」

その言葉にチルノの表情はまたぱあぁ、と明るくなり、笑顔のまま、グラハムに言う。

「そ、そうよね!天才のあたいだけじゃ無理な事も、みんなで団結すれば良いんだし!ほんと、グラハムったら、あたいの次の次に最強ね!」
「はは、誉め言葉としてもらっておこう」

グラハムも口元を緩ませると、D-ホイールを進ませる。
その長い長い道程を。小さな希望を胸に抱いて、目指すのは、映画館ではなく…オフィスビル―――!

◇◆◇◆◇◆

(…同志…か)

私はハンドルを握りしめ、またホイールを走らせる。夜風が当たり、私の体を冷やす事が唯一の安心だ。
それと映画館に行く事は、もう少ししてから話す事にしよう。
その方がタイミング的には良いだろうしな。

(さぁ、どれだけもつかな私の心…あのふざけた思考に戻ったら、間違いなく今しようとする事が水の泡だ)

そう思うと私はホイールのアクセルを更に力強く踏んだ。
力強く、王者の行進の様に、ただ勇ましく。


【C-2/草原/真夜中】
【グラハム・エーカー@機動戦士ガンダム00】
[状態]:ほっぺたにビンタ痕、ホイールオブフォーチュンを運転中、正常な判断力
[装備]:ガリィ@FF11 FF?、ゴブリンバット@ニコニコRPG、ホイールオブフォーチュン@遊戯王5D's
[道具]:支給品一式×2(一食分食糧と水消費)、
DMカードセット(天使のサイコロ、悪魔のサイコロ、スタープラスター)@遊戯王シリーズ
不明支給品(1つ)、ヒテンミツルギ極意書@ニコニコRPG
キッチリスコップ@さよなら絶望先生
[思考・状況]
1.タケモトたちに会う。チルノへの説明はその時に。
2. 文の事は……一旦保留としておこう。
3.もう自分のミスで誰かを死なせてはならない。
4.ふざけた思考に戻る前に、ホイールを急がせる
※参戦時期は一期終了後(刹那のエクシアと相討ちになった後)。
※キョン子、大河、羽入、アポロ、みさおと情報交換しました。
※タケモト、バクラと情報交換しました。
※自分を取り戻しましたが、また戻ってしまうかもしれません。

【チルノ@東方project】
[状態]脇腹に切り傷、疲労(中)、グラハムに抱えられている
[装備]バスタードチルノソード@東方project派生
[道具]支給品一式
[思考・状況]
基本思考:殺し合いには乗らないが手当たり次第倒して部下にして回る、主催を倒す
1:あたい達がやらなきゃ誰がやる!って事ね!
2:最強を証明する。
3:最強のあたいがみんなを守る!
4:呂布を倒して部下にする。
【備考】
※空は飛べますが体力を余計に消費します
※ビリー・レン・タケモト・ドナルドを勝手に部下にしました。
※氷符 アイシクルフォールは制限対象に入っていないようです。
弱体化してはいますが、支障なく使えます。
但しイージーモード限定です。自機狙い5way弾は出せません
※バスタードチルノソード越しに並行世界の情報を得ることで、
その世界の自分の能力を使えます。
ただし並行世界の自分の情報と混濁するため記憶障害などの負担が掛かります。
※並行世界の知識を得ましたが、一瞬触っただけのため断片的にしか得られておらず、
習得した剣技もまだ不完全ですが、自身の二次創作作品やアレンジ曲等も、断片的に覚えた為に、使える剣技や、他の技等が使える様になったかもしれません。
※少し漢字が読めるようになりました。
※微妙に知的になりました
※気絶していたため、タケモトチームと射命丸チームとの情報交換には参加していません。



sm207:夜は続くよいつまでも 時系列順 sm209:Scarlet devil
sm207:夜は続くよいつまでも 投下順 sm209:Scarlet devil
sm205:サーキット オーバーロード グラハム・エーカー sm217:Burst Behavior
sm205:サーキット オーバーロード チルノ sm217:Burst Behavior






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