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道化師のみぞ知る策謀 ◆uv1Jg5Qw7Q




「うーん、どうしようかなぁ」

真っ赤な髪に派手な服の道化師は、立ち止まり腕を組んだ。
その急な行動に後方からついてきた二人の少年少女も急いで足を止める。

「おっと、ごめんね二人とも」
「大丈夫だけど…ドナルド、いったいどうしたんだ?」
「うん、ちょっと行き先を変えようかなぁと思ってね…レンも見たよね?」

先頭に立つドナルドは、振り向かずに言葉を発する。

「ん……何を?」
「花火みたいなのがあったでしょ?あれ、見えなかったかな」
「あー、そういえば遠くの方であったような…」
「そうそう。で、あの方向は映画館に近いみたいなんだ。
 少し興味があるけど、図書館にも行かなくちゃいけないからね。
 レンだったら、どうする?」

ドナルドは、そこで初めて後ろを向いた。
尤も、夜の草原では何も見える物はないのだが、それでも決断を迫っていることはレンにも分かった。

(うーん…やっぱり図書館を優先するべきだよなぁ。
 でもそれだったらドナルドが俺に尋ねる必要がないし…
 映画館に行くのも危険な気がするから―――あ、分かったぞ)

レンは一つ頷き、自信満々の顔で告げた。

「二手に別れればいいんじゃないかな」
「へぇ、どういうことだい?」
「だからさ、図書館で休憩する方と、映画館の様子を見に行く方。
 様子を見に行った人が戻ってきてから後の行動を決めればいいんだよ」
「ふむ……」

ドナルドは一瞬黙り、2,3回頷くとレンの頭を撫で、賛成した。
レンは嬉しそうに笑顔を零す。

(君の頭が良くなくて助かるよ、考えが読みやすいからねぇ。
 レンから提案してくれれば話は早い。
 あとは二手の別れ方…は、そうだね、誰もが信用する"運"に任せようか)

健気な子供を褒める一方、頭では狡猾かつ冷静に思考している。
その高度な思考力が、ドナルドが道化師たる証拠だろう。

「じゃあ分け方だけど…正々堂々、じゃんけんで良いかな?」
「えっ……あ、ああ。いいぜ」
「ようし、じゃあグーかパーだけ出してね?
 かけ声は『ランランルー』だよ」

ドナルドはランタンに火を灯すと、高らかに声を上げた。

「ドナルドは嬉しくなるとついやっちゃうんだ!
 みんなも一緒にやってみようよ、いくよ?ランランルー!」

勿論、声を上げたのはドナルドだけであったが。
それ以前にかけ声が長くなっているが、そんな過程や方法などどうでも良いのであった。
三人とも手は出しているので、何ら問題はない。

「ドナルドと言葉ちゃんがグー、レンがパーか。
 それじゃ、レンは図書館で休んでいていいよ!」
「え…ちょっと待ってくれよ、休むくらいなら俺も行くよ」
「駄目だよレン、図書館で皆待ってるかもしれないんだから。困らせちゃいけない」
「だからって……」
「じゃあ、ドナルドが図書館で休む?レンと言葉ちゃんで行ってもらおうか」
「それも嫌だ…って、こんな大事なことじゃんけんで決めちゃ駄目じゃないのか…?」

レンが疑いの目をドナルドに向ける。
だが、ドナルドは表情を崩さずに答えた。

「確かに…レンの言うことは間違ってない。
 でもね、ドナルドが運に任せた理由は、"こんな大事なこと"よりもっと大切なことなんだ。」
「もっと…大切なこと?」
「そう。ドナルドはね、ちゃんと言うことを聞いてくれるレンのことが大好きだよ?
 でもね、甘やかすだけじゃ君の成長にはつながらない。君は、君のお姉ちゃんの敵を取る必要がある。
 そうだろう?勘違いされて、殺されちゃった君のお姉ちゃんが可哀想だよね?
 なら、強くなろう。仲間が傷つく前に、敵を倒そう。勇気を持って戦おう……分かってくれたかな?」

気がつくと、レンもドナルドも真面目な表情に変わっていた。
ドナルドはレンの返答を眉一つ動かさず待ち続け、そして。

「…ごめん、俺が間違ってた。ちょっとおかしくなってたみたいだ…
 ドナルドのことを疑うなんて、馬鹿だったよ」
「うん、それならいいんだ。
 ――じゃあ言葉ちゃん、一人で図書館へ行ってもらって良いかな?」
「え…?あ、はい……」

言葉とレンの頭に疑問詞が浮かぶ。
それもその筈、先ほどと意見が違っているのだ。
そんな二人を一瞥すると、ドナルドは笑顔で説明した。

「うん、レンが強くなるには多くの人を見る必要がある。
 一人で図書館へ向かうのなら安全すぎるからね。
 ということで、解散…でいいかな?」
「……はい」

言葉は返事を返すと、逃げるように去っていった。
理由は一つ、ドナルドから離れたかったのだろう。
なら、ドナルドは何故自分の能力を知る言葉を逃がしたのか。

(逃がした?それは間違いだなぁ。
 南には危なそうな人がいっぱいいるみたいだからね、調査にいかせたのさ…
 危険な気配は感じ取れるけど、それに実力が伴うかは別だからね…。
 でも、これは調査にはならないかもね。ましてや休憩なんかではない。
 彼女は処刑されるんだよ。生ける死神達によってね…それに)

ドナルドは、自分の右手の中―――暴れている一つのキノコに目を遣った。

(逃がす訳がない……いや、彼女はドナルドから逃げられないのさ)

笑顔で映画館へと進む一方、頭では狡猾かつ冷静、そして残虐に思考している。
その思考力は最早道化師ではなく、鬼や悪魔の類に近かった。


【C-3/一日目・夜中】
【ドナルド・マクドナルド@ドナルド動画】
[状態]:腹部にダメージ(中)、魔力消費(大) 左腕骨折
[装備]:1outキノコ@奴が来る
[道具]:支給品一式×2(一食分水・食料消費) 不明支給品0? ランサーアサルトライフル(335/350)@Gears of War2 
    魔法の石@Heart Of Darkness
[思考・状況]
基本思考:教祖として信者を沢山作りつつ、信者を指揮してバトルロワイアルを盛り上げ主催者になりかわる
1:レンと共に図書館へ向かう。
2:光の原因を調べてみるのもいいかもしれない。
3:言葉を駒として徹底的に利用する。逃がすつもりは毛頭ない。
4:チルノを殺し合い向きの人材に育てる
5:タケモトの首輪解除及び無力化のための手伝いをする。利用した後は……
※僧侶のネガキャンを聞きました。
※馬岱から妖術と幻術をラーニングしました。
※ドナルド組は崩壊しました
※藤崎が生きていることを知りました。


【桂言葉@SchoolDays】
[状態]:肩に刺し傷、疲労(大)、全身に痛み 、空腹 絶望 全身に暴行の後
[装備]:
[道具]:
[思考・状況]
基本思考:誠君を生き返らせるために生き残る
1:図書館へ向かう。
2:ドナルドから離れる…?
※アニメ最終話後からの参戦です。


【鏡音レン@VOCALOID】
[状態]:精神的に疲れ 腹部・頭部強打(中ダメージ・手当て済) ドナルド信者状態
[装備]:朝倉さんのナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱
[道具]:支給品一式×2(一食分水・食糧消費) ダイヤの結婚指輪のネックレス@ネ実板(ブロントさん) スタンドマイク@VOCALOID
[思考・状況]
基本思考:弱い悪党から殺していき、出来る限り早く強くなる。(悪気はないが足を引っ張る参加者=悪党)
1:二度と後悔しないように、マーダーを見かけたら積極的に殺す……?
2:ドナルドと映画館に向かう。
3:拡声器でミクの悪口を言っていた悪党(僧侶)を殺しに行く
4:言葉が若干恐い。
5:兄弟たちに会いたい。
6:ドナルドを尊敬、信頼。不安だったがタケモトも見直した。
7:チルノの言う『最強』に興味
8:いつか馬岱を自分の手で殺す
※僧侶のネガキャンを聞きました。
※ドナルドマジックについて知りましたが、口止めされました
※藤崎のダイイングメッセージに関する考察を聞きましたが信じていません



sm194:アポロ13 -そして誰もいなくなるか? 時系列順 sm200:渦巻く欲望……てか、お前ら我侭すぎる。
sm197:DEATH CARD GX 投下順 sm199:狩猟解禁
sm195:ドナルドのディシプリン ドナルド・マクドナルド sm204:逃走中
sm195:ドナルドのディシプリン 桂言葉 sm204:逃走中
sm195:ドナルドのディシプリン 鏡音レン sm204:逃走中






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