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悪ノ娘 ◆/mnV9HOTlc




今現在、話題は図書館の周りの五角形メンバーにあるだろう。
だが、忘れないでほしい。
そのすぐ近くには五角形の頂点の一つであるキーボードクラッシャーと行動を共にした人がいるという事を。
その人の名前は鏡音リン。
「国の頂点に君臨する若き女王」である。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「すぐに戻るって書いておいたのに……。
 あのバカったら、もう……」

バカというのはもちろんクラッシャーの事である。
彼は愛するリンのために無理をしてまで探しにいったのだ。
普通なら絶対に取らない行動だ。

そんな事も知らない彼女は彼とは違う方向である病院にへ行っていた。

「ならば夕方までに探すついでにもしベッドなるものが無かった場合、D-5にある病院に来てはいかがでしょうか?
そこには小さい少女とやけに甲高い声の男と青い服を着た男が居ます故、それがし達が居なかった場合、彼等に言えば大丈夫ですぞ。それに今それがし達が持ってきている分よりも更に上の医療品があるし、甲高い声の男は医者でもありまする。
どうでしょう?それがし達も見つけ次第連絡致しますので」

賀斉が言っていたこれが気になっていたのだ。

確かに今、病院へ行くのは危ない。
クラッシャーの言っていた通り、疑われるかもしれないからだ。

だが、実際にあの戦いを賀斉は見ていないのだ。
だから嘘をついても、騙し通せる可能性があるということだ。

例えば、
「自分とクラッシャーと剣崎は駅で一人の男と出会った。
 だが、その男は殺し合いに乗っていて、それを止めようとした剣崎は死亡。
 クラッシャーも殺されかけそうになった。
 そして、必死になって逃げてきた。」

こういう嘘をついてもばれないということがありえるのだ。

それにもしかしたら自分の召使であり、双子のレンがそこにいるかもしれない。
だから、彼女は行く事にしたのだ。

とは言っても、瀕死状態のクラッシャーを一緒に連れて行くわけにはいかない。
それに、いかにも目立つロードローラーに乗りながら行くのも不味い。

これが理由で、クラッシャーとロードローラーを置いたのだった。

もちろん鍵を取り、念のために彼がどっかに行ってしまわないように、紙を置いて行ったのだ。

でもやっぱり自分一人で行くのは彼女にとっても不安だらけであった。
今まではクラッシャーが働いてくれたからよかったものの、今回は本当に一人なのだ。

「まあ、困ったら元に戻ればいいんだわ。」

元に戻ればきっとクラッシャーが何とかしてくれる。

そう思い、彼女は進んでいった。

だが進むこと数十分後、彼女は危険なものを感じたのだ。
周りの景色が変わり、リンがいるエリアに雨が降ったのだ。

それはまるで病院へ行くべきではないと示しているようだった。
実際に今、病院では仲間になってくれそうな人は一人もいなく、全員危ない人物なのだが。

「これはなんだか危険な感じがするわ…」

そういうわけか、彼女は急いで元の場所へと戻る事にした。
ある意味、それは正しい選択であったのだが。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「な…なんでなの?」

彼女が感じていた悪い予感はさらに的中していた。
なんと、さっきまで毛布をかぶって寝ていたクラッシャーが消えていたのだ。
それもデイパックごと。

もしかして連れてかれたのかという心配はあった。
だが、彼を連れて行った跡などがない事からそれはないと判断した。

となれば、考えられることは一つ。

「まさか…私を追って…!?」
リンは彼が起き上がるとは思っていなかった。
仮に起き上がったとしても、自分の言う事は絶対に聞いてくれるはずだと思っていたから、彼の行動には少し驚いていた。

「これだから愚民は…」とあきれるリン。

いっそのこと、これでもう放っておいてもいいとおもったが、何故かそれはできなかった。

実は駅での事件後にロードローラーまで自分を運んでくれたクラッシャーの姿が一瞬ではあったが、レンに見えたのだ。
いつでも、そしてどんなときでも私の言うことを聞いてくれた優しい召使…それと何か似ているものがあったのだろう。

実際、彼は先ほどの闘いで体がボロボロになるまで戦い続けた。
そして、彼自身のことよりも自分を心配してくれていた。

しかし、なぜそこまで自分のために一生懸命になれるのだろうか?

それはもちろん彼が自分の“奴隷”なのだから、当然の事なのだが。

だとしたら何故、自分は彼のことを心配しているのだろうか?

自分には何万人の家来がいつもいる。
たとえ、その家来が自分を庇って死んだとしても、「家来だから当然。」だと思っているだろう。

何万人いる家来の名前も覚えたこともないし、心配したこともない王女。
そんな彼女が今、たった一人の“奴隷”を心配しているのだ。

気がつくと、彼女はロードローラーに乗り込んでいた。

鍵を差し込み、彼女はそれを動かしていた。

「感謝しなさいよ。 王女である私が行ってあげるのだから。」

クラッシャーは思っていた。

「自分はリンに対して仲間以上の感情を抱いているらしい。
だが、それは決して叶わない恋だ」 と。

だけど、クラッシャーは知らない。
彼女もまたクラッシャーの事を特別な目で見ているという事を。

現在、彼女のロードローラーは北へと向かっている。
目的はそう―――一人の仲間、「クラッシャー」を探すため。

【D-5/一日目・午後/詳細位置不明】
【鏡音リン@VOCALOID2(悪ノ娘仕様)】
【状態】健康、軽度の疲労、右腕骨折(応急手当済み)、悲しみ
【装備】本物のKAITOのマフラー@VOCALOID、ロードローラー@ぶっちぎりにしてあげる♪
【持物】基本支給品、レナの鉈@ひぐらしのなく頃に、KAITOのマフラー@VOCALOID、不明支給品0~1
【思考・行動】
基本思考:?????
1、レンに会いたいのはわがままだけど、だからこそ自分で……。
2、自分の仲間である“クラッシャー”を探す。
3、クラッシャーと協力する。
4、カイト様は……。
5、ロードローラーに一目惚れ。
6、病院へ行くのは保留。
[備考]
※初めて痛みを知って、色々と価値観が変化したようです。



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sm167:激流に身を任せ同化してみた 鏡音リン sm:190どうしてこうなったⅠ






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