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OP28 ◆Whc/JdNwwk


卑怯戦隊うろたんだーとは、
秘密結社「ジャスティス」を倒す為に結成された
あらゆる卑怯な手段を用いて勝利を手にする
よいこの為の正義のヒーローである!
彼らがまともな状態ならば……の話ではあるが。

◆◆◆◆◆◆◆

「やあ!おはよう諸君。うろたんだーの卑怯ブルーKAITOだよ」


少し聞き覚えのある声に、私は目を開け辺りを見渡した。

あれ?昨日は確か……
いつもの居酒屋で、いつものように酔いつぶれて、
ネルさんに迎えに来てもらって、家の布団で寝たはずなのに。

「じゃあ、ここはどこなの?」

見たことの無い室内、周りには見慣れない人々。
人じゃないのもいるけれど。
明らかに普通ではない事態に、二日酔いの頭から酔いが消え去り
ようやく頭が回転を始めた。

けれど、いくら考えても自分なんかが、
こんな所に連れてこられる理由は見当たらない。

あくびを一つして、ようやく首元の違和感に気付いた。
冷たい金属の感触が、喉を締め付けている。

何なの?これ首輪?
他の人も気付き始め、室内が一気に騒がしくなった。

「やっと気付いてくれたか!皆!それは我が組織の科学力を駆使して作られた、超高性能の首輪だ」

遠くにあるステージの上に、青い髪に青いマフラーをなびかせたアイスを持った男が現れた。
……KAITOさんだ。
間違いない。
私は確信した。

「どうしてKAITOさんが…?」
「あ!お兄ちゃんまだ言ってないよ~早く言わないと」
「ミクちゃん?」
「それは君たちの生死を管理する為の、うろたんだー技術部作の首輪さ☆
それに関して注意事項を一ついいk」

「ふざけるな!俺は犬ッコロじゃねぇよ!クソッ!はずせコラ!」
KAITOさんの言葉をさえぎって、私の隣にいた鳥頭の男の人が立ち上がり叫んだ。
首輪をはずそうと立ち上がったまま、必死で引っ張ったり弄くったりしている。

こんな怪しいもの、それも自分の首についているものをよく乱暴に扱えるものだ。
ハクはそっと首輪から手を離す。

「あーあ。そんなに無理にはずそうとしたら」
「リンちゃんまで…」
こんどはステージ下にロードローラーにのってリンとレンが現れる。

「チッ!はずれねぇ!フタエノキワミ!」

鳥頭の人が、自分の首輪に強烈なパンチを叩き込んだ瞬間

―ドカーン!―

「アッー!」

首輪が爆発して、鳥頭の人の頭が消滅した。

「イ゙ェアアアアア!」
「きゃああああああ!!」

あれだけの威力の爆発なのに、何故か周りの人には被害はなかった。
「おえ゛え゛え゛え゛え゛」
その生々しい血の匂いと、散らばる肉片に耐え切れず、
私は胃の中身を床にぶちまけた。
すっぱい匂いが床に広がる。

あちこちで悲鳴が上がる中、ステージ上のミクさんが明るく言った。

「ね、お兄ちゃん。だからミク言ったでしょ?絶対一人は爆発させちゃうって」
「うーん、やっぱり一番初めに言っておくべきだったかなー」
「ちょっと待ちなさいよ、あんたたち一番重要なこと言い忘れてるでしょ!仕方ない、私が言うわ。KAITO、ちょっとマイク貸しなさい」
「あっ…めーちゃ…」

MEIKOさんがKAITOさんからマイクをひったくり、私達に向かって叫んだ。
KAITOさんは半泣きだ。

「今からあなた達に殺し合いをしてもらうわ。最後の一人になるまでね。反則は無し!」
「めーちゃん!それ俺のセリフ!」
「殺し合い…?」

MEIKOさんは何を言っているの…?
なんでKAITOさんたちがそんなことを…?

「殺し合いだなんてふざけているんですか!!あなた達は!!」

ステージ近くにいたコンビニ店長のような人が、立ち上がってKAITOさんたちに怒鳴った。
彼にだけ照明があたっていない気がする。

「そんな非人道的なことが許されるとでも思っているんですか!?こんな悪趣味な首輪までつけて!」

そこまで言うと彼は一旦言葉を区切り、さっき死んだ鳥頭の人をちらりと見やり再び叫んだ。

「今すぐ僕を元の所に返しなさい!僕はあなた達のような変態集団に付き合っている暇などない!」
「うーん…見せしめは一人で済むと思っていたんだけど、計算違いだったかしら?」
「聞いているんですか!?この年増!!」
「っ!!…これ以上見せしめはいらないんだけど、まあいいわ!」

MEIKOさんが、そういったとたん彼の首輪からピッピッと電子音が聞こえ始めた。

「なっ……なんですか!これは」
「残念。ゲーム脱落だよ」

―ドカーン!―

先の鳥頭と同様に、彼の頭も消滅し、頭を失った体がその場に崩れ落ちる。
もう先程のように、悲鳴はあがらない。
皆彼の二の舞を恐れている。
現に私も、近くにいた赤い服の少年も一言も発せず
ただ呆然としていた。

「けっ!でしゃばりやがって。ざまあねえな」

その体を、近くにいた白髪を立てた少年が床に転がし、足で踏みつけた。

「おい、この悪趣味ゲームの主催者さんよぉ。とっとと始めろや」

「これでわかった?じゃあ改めてルールを説明するよ。おいBAKAITO、いじけてないで説明しろよ」

レンくんがロードローラーから降りて、いじけていたKAITOさんの頭を踏みつける。
それで、KAITOさんは涙をぬぐって私たちに向き直った。

「あ、ああ。
さっきわかった通りその首輪は、こちら側からの操作で爆発する。
さっきみたいに俺達にはむかったり、脱出を企てたり、
二十四時間死者が出ない場合などだ。
後ほど説明する禁止エリア内に立入れば、俺達はその首輪を爆発させる。

その禁止エリアは、一日四回の放送で発表する。
毎回放送事にランダムで、会場の建物が一つ崩壊する可能性がある。
その可能性もランダムだ。
その際にある建物が崩壊すれば、中のジョーカーが解き放たれる。
長時間死者が出ない場合そのジョーカーが解き放たれる確立も高くなるから注意しろよ。
死亡者は人数のみ、放送で発表する。誰が死んだかは発表しないからそのつもりで。

後、支給品の説明だ。
このデイパックの中に、食料、会場の地図とコンパス、武器等の支給品等が入っている。
もちろん会場で確保してもかまわない。
こんなものかな。
ああ、最後に一つ
生き残った一人は何でも願いが叶い、かつ元の世界に帰れる。
あー長かった。」
「それじゃあ、ゆっくり卑怯に殺し合ってね!」

KAITOさんが全部言い終えた瞬間、
私の意識はかすれ、再び眠りに落ちた。

落ちる直前に、ミクさんの言葉。
「これで、私たちだけの時代がやってくるよ」


-ニコニコ動画バトルロワイアル(β) 開幕-


◇◇◇◇◇

「……」
参加者が全て会場のあちこちに飛ばされた巨大なホール内には、俺達だけが残された。
見せしめの死体は、卑怯隊員たちが片付けている。
それを見て、ほんの少しだけ良心が痛んだものの、すぐに次の準備に取り掛かった。
「お兄ちゃん…」
ミクが不安そうな顔で、俺のコートを握る。
「大丈夫だから、ミク。このゲームが成功したらニコニコは俺達の物になる。オールスターは消える」
「うん…」
「ゲーム破壊なんて真似はさせないさ、必ず成功するよだから…」

◇◇◇◇◇


【主催】
【KAITO@VOCALOID 卑怯戦隊うろたんだー】
【MEIKO@VOCALOID 卑怯戦隊うろたんだー】
【初音ミク@VOCALOID 卑怯戦隊うろたんだー】
【鏡音リン@VOCALOID 卑怯戦隊うろたんだー】
【鏡音レン@VOCALOID 卑怯戦隊うろたんだー】

【参加者】
【弱音ハク@VOCALOID亜種】
【阿久津仁@ミュージカル・テニスの王子様】
【ひろし@呪いの館】

【見せしめ】
【相良左之助@るろうに剣心】
【観月はじめ@ミュージカル・テニスの王子様】

追記
主催者達の目的はゲームそのものではなく、オールスター殲滅のようです。
(なぜVOCALOID亜種である弱音ハクが参加させられているかは不明)
主催者はまだ迷いがある様子。どうやら何かに取り憑かれている模様。
ジョーカーの数は不明。ひとりか、それとも多数か、そもそも存在しないかもしれない。




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