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『キャーブロントサーン』 ◆aeG9btpil.




私が男の道具を文字通り身ぐるみ剥いでバッグに詰めていると、ブロントさんから呻き声が聞こえ始める。
食べるかどうか迷っていたメロン(1/2)を脇に置いてから顔を近づける。
ちなみに寝ているブロントさんに毒見させたので大丈夫だと分かっている。
渚はメロンとにらめっこをしながら兄について思い出そうとしていた。
食事が兄の記憶を連想させたのだが、どうしても詳しく思い出せない。
それでも無理に思い出そうとすると自分が兄と幸せになったような気もすれば自分が兄をひどい目に合わせたような気もするという奇妙な感覚に陥ってしまった。
そういえばブロントさんもリアルがよく分からないとか言っていた、自分と同じように記憶がおかしくなっているのでわないかと思ったのでそれを確認したかったのだ。
瀕死の人間にいきなり質問をぶつけるのはよくないことだが、兄との絆が確認できない状況が渚の精神を不安定なものにするのだ。

「ブロントさん、目は覚めました?さっそく何だけど聞きたいことがあるの」

「おいィ、おまえいきrないそれはないでsy?まずは俺がどれくらい寝てたかを教えるべき」

心で舌打ちしつつも一応それに答える。
なるべく良好な関係でありたい。

「カレーができるくらいの時間だから、20分ってところかな?。特に何もなかったよ。あの男の支給品は全部回収しけど、メロンくらいしかなかったし。それより質問に答えよ?」

早口でまくし立てるとブロントさんが少し嫌そうな顔をした。
しまった、とも思ったがブロントさんが続きを促したのでほっとしながら質問をする。
こんな状況でも優しさを忘れないブロントさん、すごいなー憧れちゃうな~。

「私の記憶が曖昧なのはお話したよね?ブロントさんが眠ってる間に色々考えなおしてみたんだけど、忘れてるっていうか…なんだかおかしいの」

「何を言っているかわからないけど、何が言いたいかはわかる。俺も記憶がおかしすぎてストレスでマッハでウメハラ語録とブロント語録が混ざってしまう。簡単にいうと俺が誰だか分からにぃ」

「…ブロントさんが何を言ってるか分からないけど、私も私が誰か分からないの。たくさんの人の記憶が混ざってる感じっていうか」

「まさしくそれ。俺はブロントだがそれは仮名、ゲームの話。俺のリアルは普通の高校生で、ヴァナ生活はリアルより充実してたけどリアルではにぃ。
俺は不良なんだけどよ、どうしても家族の名前が出てこない。チームのメンバーも思い出せない。まるでブロントがリアルでリアルがヴァナ」

「え?リアル、って現実?現実では高校生?」

「そう、俺はリアルでは不良で北海道最強の喧嘩チームのヘッド。でもそうでない俺もいる。小学生だったり社会人だったりするたくさんの俺がいる」

「……分かりません」

「ブロントになりたくてなるんじゃないなってしまう者がブロント」

意味不明過ぎて固まっている私を余所に、ブロントさんはメロンを食べ始めた。
すでに半分だったので私はもう食べたと思ったのかもしれないけど、すごい速さで食べきられてストレスでマッハになった。
むっとする私を無視して立ち上がったブロントさんは体を確認するように動き、憮然とした顔でつぶやく。

「MP回復するかと思ったがHPも少し回復した。結果として予想外。後痺れなかった」

心なしか顔に元気が出たブロントさんは私を立たせると男の死体を埋葬するべく穴を掘ろうとしているのか剣を地面に突き刺そうとする。

「そんなやつどうでもいいじゃない。それより酒場に行きたいの。食材が欲しくって」

「おまえどうでもいいとかマジでかなぐり捨てンぞ?ナイトは余裕を失わない、この余裕がナイト。コイツがどうでもいいならお前もどうでもいいことになるさる」

あんまりな物言いにまたもムッとするが、他人から見ればこの男と私は大差ないのかもと考えなおし、素直に従うべきかと腰を上げる。
ブロントさんが不用意にも地面に突き刺そうとしている緋想の剣は近くの生物から気質を吸い上げ続けた為にもはや許容量を超えた気質を貯め込んでいる。
そんな剣が地面に突き刺さされば、暴発することは確定的に明らか。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

地面が蠢いたかと思うと水の入ったコップにストローで息を吹き込んだかのように地面が動きだし、その異様さにブロントさんはカカッっと手を離すと華麗なバックステッポで距離を取る。
途端地下の地雷が爆発したかのように土が舞い上がり、土の雨が降る。
距離を取ったために土まみれにはならなかったが、顔の少し前を剣が通り過ぎ突き刺さり、ブロントさんは血の気が引いた。
呆然と剣を手に取ると混乱した風に渚が話しかける。

「な、なんなんですか?これ?」

「俺に聞かれても分からにぃ。俺が思うにこの剣のアビリティ(能力)であることは確定的に明らか」

二人が見つめる剣は、見る人が見れば何か紅いもやのようなものを纏っていると分かっただろう。



【C-2 塔の外/1日目 午前】
【ブロントさん@ネ実】
[状態]: 全身強打、しんどい程度の疲労、鎧大破(バルバトスの服の丈夫な部分などで縛って補強)、左篭手が大破しすぎたので外す。
[装備]:緋想の剣(気質が十分集まった状態で小規模な地震を起こせる。天候変化の有無は後の書き手さん次第)@東方project
[道具]:支給品一式×2
[思考・状況]基本思考:右上と左上を倒し真のエンディングを迎えひっそりとリアルより充実したヴァナ生活を送る。
1:……。
2:渚と渚の兄を守る。
3:あの二人を見つけ渚を謝らせる。
4:出会ったやつに話しかけ出来れば仲間にして敵対するようならばカカッと対処する。



【備考】
メタ知識に関して色々思い出したが「我ナイトになってしまう、故にナイト」の精神の元軸がぶれたりはしない
※ナイトの防具一式はもはやブロントさんの普段着であるので奪われるわけがない
※流石に人が死んだので自分の行動に関してどちらかというと大反省したようです。
※渚が記憶喪失ではなく自分と同じような状況と判断
※緋想の剣を装備すると何かスキルを習得できると解釈(MPとは別のものが必要だと知らない)


【野々原渚@ヤンデレの妹に愛されて夜も眠れないCDシリーズ】
[状態]:ヤンデレ、全身に軽い切り傷、腹部にダメージ(小)、 軽い精神的ダメージ、
[装備]:チャイナ服@現実 ピョン太君@私立東方学園 アシストフィギュア(サイボーグ忍者)@大乱闘スマッシュブラザーズX
[道具]:支給品一式×3、タバコ一箱@メタルギアシリーズ、タミフル@現実、北条鉄平の首、北条鉄平の首輪、不明支給品0~4
[思考・状況]
1:記憶がめちゃくちゃなのは全員なのかなど確認したい。記憶が不安定で精神的につらい
2:ブロントさんを利用して自分を守ってもらう。
3:あの二人を見つけて、自分の風評が流れるのを防ぐ。
4:表立っての殺しはしない。
5:最終的に意地汚い虫はみんな殺すが強い奴は潰し合わせる。
6:料理の材料を調達する為酒場に行きたい



【共通備考】
※地面に掘り返されたような跡があります


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