※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

強い力を持っているあなたに ◆4LgZV6zKDw




早くもこの理不尽なゲームの犠牲者となってしまったはっぱ隊員の死体を無事に埋葬し終え、
妙な暑苦しさを感じさせる3人の男達と1匹の謎のクリーチャーは情報交換に移ろうとしていた。
出会って以語、修造から未だ何の情報も聞けていなかった事を思い出したサンレッドは真っ先に修造に問い質し、
修造もその事をようやく思い返したらしく、いつもの明るい口調で語り始めた。

修造の話によると、初めに温泉近辺にて美希と出会い、その後、2人で温泉旅館へ入ろうとするや否や、
やや発狂気味の眼鏡を掛けた少年に襲われたとの事だった。
だが、修造が決死の反撃を仕掛けたことで一時的に動きを止め、その隙に命辛々逃げ切る事に成功したらしい。

襲われたという事はその少年は殺し合いに乗っているという事。それは明らかである。
しかし―例え相手が子供といえど既にこのような残虐極まるゲームに乗ってしまっているからには容赦は出来ない。
『正義』の味方たるサンレッドは既に『悪』を討つ覚悟を決めていた。

「いや~あの時は言っても聞かなかったんだけどね~・・・
 あの子だって絶ッ対根は良い子だと思うんだよ!うん!」

当の修造は襲われた身でありながら、決してその少年の人格を否定する事無く、
寧ろ少年の心中を必死に理解しようとしていた。殺し合いという絶望的な状況にいるにもかかわらず、
修造の口から発せられる言葉は、恨み辛みや恐怖といった負の感情は微塵も感じさせない。

(こいつ・・・少し鬱陶しいけど、やっぱり人間出来てるよな・・・)

心の中でそう呟きながら、サンレッドは続けて尋ねる。

「んで?DIOの野郎に気絶させられた後はどうした?」

「気がついた後は・・・今言った子と金髪の女の子が2人で歩いてるのを隠れて見てたよ。
 何話してるのかまでは分かんなかったけど・・・2人とも殺し合いに乗ってるって事は確かなんだよ。
 あ、ちなみに男の子の方は何か女の子に惚れてるっぽかったよ!ずっとムスッとしてたけど
 なかなか可愛かったからねあの子ねえ・・・ホント」

『Hmm... では以後その眼鏡の少年と金髪の少女の2人組には注意を払わなければいけませんね』

情報を一通り聞き終えた所でルカが要約するが、松岡は一人で変に納得しながら未だブツブツ言っている。
一方、松岡の熱い声援によって再び自信を取り戻したベジータは腕を組みながら近くにあった岩に腰掛けていたが、
修造が見聞きして得たせっかくの情報を殆ど聞こうともしていない。
どうやら依然としてブロリーの事以外は頭に無いようである。

その2人の様子を眺めていたルカが半ば呆れた口調でサンレッドに囁く。

『・・・いまいち纏まらないグループですね』

「まあ・・・仕方ねーだろ。おいベジータ」

サンレッドがそっぽを向いているベジータに呼びかけると、ベジータは相も変わらずつっけんどんな態度で応じる。
既に自明の事ではあるが、馴れ合う気は毛頭無いらしい。

「お前もこれまでに会った奴くらいは教えてくれたっていいだろ?減るもんじゃねーんだしよ」

「・・・チッ、仕方ない。そんなに知りたいのなら教えてや・・・」

サンレッドの方へ向き直ろうとした途端、不意にベジータは最初に出会った言葉との約束を思い出す。

(私達の事は誰にも言わないで下さいね。ベジータさんは今まで一人で行動していたって事にしてください……)

「・・・・・」

彼女らには一応借りがある。その彼女らとの約束を反故にする訳にはいかない。
不本意ながらそう思い直したベジータはそこで思考を止め、再び背中を向ける。

「・・・いや、俺はお前に会うまでは誰とも会っとらん。最初の放送までずっと一人で行動していた」

ベジータの不審な言動に違和感を感じたサンレッドは、すかさず問い詰める。

「は?お前今明らかに誰かに会ったような口振りだったじゃねーか」

「う、うるさい!とにかく俺はお前ら以外には誰とも会っていないんだ!
俺の事など気にせずに早く話を続けろ!」

その後もサンレッドは説明を求めたが、ベジータは頑として何も喋ろうとしない。
やがて詰問が面倒臭くなったサンレッドは推察を始める。
最初の口振りからして、誰とも会っていないというのは嘘だろう。だとすると、
会った人物からその人物の情報を口外しないで欲しいと頼まれたと考えるのが妥当だ。
ベジータらしくもなくこのような状況で約束を律儀に守っている辺り、
ベジータはその人物に何らかの借りがある可能性が高い。
しかし、それから先の事は肝心のベジータが何も言わない以上全く見当が付かない。

『本人が言いたくないのであれば、仕方ありませんね。
 いずれにせよ彼が全くの無傷という事は、それ程危険な参加者には
 出遭っていないという事です。確証はありませんが・・・
 今は話を進めるしか無いでしょう』

サンレッドはルカの的確な意見に同意し、次にここから何処へ向かうかを決める事にした。
尤も、川に囲まれたこの東南エリアから選べる道は大分限られているのだが。

「北か南か・・・どっちに行くかだな」

『一応西に戻るという選択肢もありますが・・・
 先程遭遇した追っ手と再び相対する可能性が高いですし、避けた方が良いでしょうね。
 サンレッド、貴方はどうするべきと考えていますか?」

ルカが補足を加えながらサンレッドに尋ねる。

「別に・・・どうせ当てなんかねーしな。適当に進めばそれでいいと思うぜ。
 さて、どうするよベジータ?」

「そうだな・・・ならばこのまま北にあるデパートへ向かうぞ。
 ああいった施設なら比較的人は集まりやすいはずだ。」

「デパートだな。よし、んじゃ修造も行くぞ」

サンレッドが修造に呼びかけるが、彼は口を閉ざしたまま一向に動こうとしない。
つい先刻、並の人間とは思えないスピードで全力疾走したことによる疲れがまだ大きく残っているのだろうか。
サンレッドが軽い気遣いの言葉を掛けようとした時――修造が何かを告げようとしている事に気づいた。

「・・・・・修造?」

その場の空気がやや張り詰める。そして数秒の静寂の後、彼は意を決したように口を開いた。

「・・・俺はここで二人と別れるよ」

突然の思いがけない発言にサンレッドは困惑する。
逆にルカは修造の思惑をある程度悟ったらしく、あまり驚いた様子を見せなかった。
当然ながらブロリー以外にはまるで関心の無いベジータは全く動じておらず、顔色一つ変えずに修造を見ていた。

「は・・・?わ、別れるって・・・どういうつもりだよ」

修造は、真剣な眼差しで自身の思いを伝え始める。

「一緒に走ってる時とかにね・・・よく分かったよ。
 君達二人は俺とは比べ物にならないくらい強いんだ、って。
 もしこれから殺し合いに乗ってる滅茶苦茶強い奴が現れて、戦うって事になったらさ・・・
 俺なんかじゃ絶対に敵わないじゃん。でもさ、君達二人はそういう奴らに対抗するだけの力を持ってる。
 そう、君達は正真正銘の"ヒーロー"なんだよ!そのヒーローの足をいざって時に引っ張っちゃったら
 どうしようも無いでしょ?だから・・・俺はここで君達と別れる!」

命のやり取りを行った事すら無いただの人間と、日々命懸けの戦いに身を投じている猛者達―。
実力においても経験においても、天と地ほどの差がある事はもはや明白である。
前者側の人間である自分が後者にあたる者に付いていった所で、
足手まといにしかならないであろう事は修造自身が一番理解していた。

「け、けどよ・・・お前がまた一人になって、今度こそバケモンみたいな奴に会ったらどうすんだ?」

サンレッドは一人になる事の危険性を必死に訴えかける。
何の武器も持たない修造を一人きりにさせてしまえば、彼に多大なリスクが伴うのは必然。
もしそのまま殺し合いに乗っている実力者と鉢合わせれば、
成す術も無くあっという間に命を奪われてしまうだろう。

「その時は・・・ただ単に俺がツイてなかったって事だよ」

無論それは修造も十分分かっている。そう、分かった上で一人になる事を選ぼうとしているのだ。

「なんだそりゃ・・・お前が力を持たないのは仕方ねえ事なんだから
 ちょっとくらい足手まといになってもいいじゃねーか。下手な手打って、お前が死んじまったら・・・」

「そう思ってる奴がいたら!!! 一番残念なことです!!!」

「!?」

サンレッドの言葉を遮る形で修造がとうとう啖呵を切った。
この不屈の精神を持つ男の心に一度火が点けば、もはや誰にも止める事はかなわない。

「お前らは悪い奴等を倒しに行くんだろ!?だったら自分の全ての力を出し切って戦えよ!
 俺みたいな弱い奴を守りながら全力出せんのか!? 出せないだろ!!
 俺の事より限界までやる事を考えろ!全力で一所懸命頑張ればッ!辛い目標だって達成出来んだよ!
 出来る! 出来る!! 絶ッ対に出来るんだから!!!」

「修造・・・」

一歩間違えば即命を落とす、この熾烈を極めるゲームの中で修造が見せた勇気、男気、覚悟。
修造は自分の存在が枷となって、"ヒーロー"たる彼らに限界が生じてしまうような事だけは避けたかった。
全てはこのゲームの犠牲者を一人でも多く減らす為。
だからこそ自分の命よりも彼らのコンディションを優先させたのだ。

「分かったか!?なら君達はさっさと行ってこい!!」

「・・・・・」

下手をすれば殺されるかもしれねーってのに・・・。本当に肝が座ってる奴だぜ。
ある意味俺よりこいつの方がよっぽどヒーローらしいじゃねーか・・・。
けど中身はどうあれ、実際にヒーローと呼ばれていい程の力があるのは俺の方なんだ。
修造の言う通り、こういう時こそ俺みたいなヤツが全力で気張らなきゃいけねえんだ――

『気負い過ぎるのも良くありませんけどね。
 ただサンレッド、貴方の力が誰かに必要とされている事は確かでしょう』

ルカがまたサンレッドの心を鮮明に読み取ったかのように言う。
修造とは対照的に、彼女の口調はいたって冷静なものだ。

『貴方が今すべき事は・・・DIOのような殺人鬼を一刻も早く倒す事です。
 誰かを守ろうとするなら先に敵を絶つのが一番ですから』

ルカの言う事はもっともだった。

「そうだな・・・一般人の護衛だの首輪解除だの脱出だのは全部後回しだ。
 当分はゲームに乗った連中を始末する事だけに集中するぜ」

そうと決まればここでいつまでも立ち止まっている訳には行かない。
現時点で特に脅威的存在と思われるDIOやブロリーを早急に探さなくてはならない。

「俺とベジータはこのまま北へ行く。修造はゆっくり休んで好きに動けばいい。
 ・・・絶対に死ぬんじゃねーぞ」

「ああ、大丈夫!どうにかなるって!」

勿論そんな保障など何処にも無い。が、持ち前のポジティブ精神のみで修造はそう答える。
そこで、何も言わずにただその場の成り行きを傍観していたベジータがやっと口を開いた。

「修造・・・貴様は武器を持っていないのか?」

「え?ああ・・・うん」

「そうか・・・ならばこれをくれてやる」

ベジータはおもむろにデイパックから金色の剣を取り出し、修造の足元へ放り投げる。
他の三人はベジータがこんな見るからに強力そうな武器を今まで仕舞っていたという事実に驚いた。

「何だお前、武器持ってたのかよ。それならそうと早く言えっての」

『これは予想外ですね。この剣以外には何か使えそうな支給品は入っていましたか?』

「後は妙な竹ひごのオモチャが入っていただけだ。
 説明書を読んでいないから詳しい事は分からんがな」

「・・・そこらへんの確認ぐらいちゃんとしとけよ」

「ふん、支給品をどう扱おうが俺の勝手だろう。いちいちほざくな」

サンレッドとベジータが言い合っている傍で、修造はその変わった形状の剣を手に取り、
物珍しそうな目で眺め回す。刀身はやや尺が短いものの、上空を覆う枝葉の隙間から
差し込んでくる木漏れ日によって立派な金色に光り輝いている。
特に注目すべき点は二対の枝刃を備えている事と、鍔部分に何やら赤い宝石らしき物体が埋め込まれている事だ。
そう、それはこのゲームの参加者の一人であるメタナイトが所持していた剣――宝剣『ギャラクシア』であった。


「これ・・・本当に貰っちゃっていいの?」

「かまわん。そんな剣を持っていたところで戦い辛くなるだけだ」

ベジータの了承を得て、修造の顔はぱっと明るくなった。
同時にサンレッドは、今のべジータの発言で彼が武器を不要とする程の確固たる自信を
持っている事を改めて理解し、また一つ彼の知られざる戦闘能力についての確信を得た。
修造は無力な自分に貴重な武器を授けてくれたベジータに感謝の意を込め、頭を下げた。

「ベジータ・・・ありがとうッ!」

「・・・勘違いするな。別に貴様の身を案じている訳ではない。
 ただ俺にとっては邪魔な荷物にしかならんから譲ってやった、それだけに過ぎん」

ベジータはあくまでぶっきらぼうに受け流すが、修造は再び頭を下げ、熱く気持ちを伝える。

「それでも、ありがとうッ!!」

「・・・ふん、さっさと行くぞサンレッド!」

ベジータは少し照れ臭そうにし、表情を見られまいとするかの如く進行方向に向き直り、早足で歩き始めた。
その一連の流れを見て、ルカがさりげなく呟く。

『・・・ツンデレですねぇ』

「は?何か言ったか?」

『いえ、何でもありませんよ』

「・・・?」

ルカが最後に何を言ったのか気になったが、大した要件では無さそうな口振りだったので
サンレッドは変に詮索せずにすぐさま行動を開始する事にした。

「じゃあ修造、俺達はもう行くわ。後でまた必ず会おうぜ」

「ああ勿論!そっちも気をつけろよ!!」

そしてサンレッドとベジータは遠くに見えるデパートを目指して走り出した。
修造は明るい表情で勢い良く手を振って、二人(と一匹)を見送る。
この一時の別れが永遠の別れとならない事を切に願いながら。

熱き魂をその身に宿した男―修造が手にした宝剣・ギャラクシアは、
その時僅かながら烈火の炎を思わせる赤い光を放っていた。



【F-5 駅の近く/一日目・昼】
【ベジータ@ドラゴンボールZ】
[状態]:健康
[装備]:爆破ヅラ@テニミュ
[道具]:支給品一式、パッチンロケット@つくってワクワク
[思考・状況]
基本思考:ブロリーを倒し、元いた世界に帰る
1:ブロリーにヅラを被せて殺す!
2:見つけたらDIOとかいう奴も殺す!
3:ブロリーを倒す為にある程度の実力を持った参加者を集める。
4:頭が爆発するようなら殺せる!きっと殺せるはずだ!多分な……
5:もし優勝したなら、言葉に借りを返すため、伊藤誠を生き返らせる 。
6:くだらんゲームなどどうでもいいが、邪魔な奴はぶっ飛ばす 。

※参戦時期は「燃え尽きろ!!熱戦・烈戦・超激戦」でブロリーの強さに戦意喪失している頃です。
※力が大きく制限されていることに気がつきました。
※1マス以上離れた相手の気を探れません。
※ニコニコ動画の影響で、テンションの高低が激しくなるときがあります。


【サンレッド@天体戦士サンレッド】
[状態]:脇腹に怪我(応急処置済み)、上半身に打撲、やや失血
[装備]:DIOの上着、たこルカ@VOCALOID
[道具]:なし
[思考・状況]
基本思考:主催者の打倒
1:DIOを見つけ出して殺す。
2:見つけたらブロリーとかいう奴も殺す。
3:ブロリー・DIOを倒す為にある程度の実力を持った参加者を集める。
4:ゲームに乗っている参加者の排除
5:たこルカを信頼。
6:誤解されてるが・・・どうすっかな

※制限について気がつきました。



【F-5 寒村/一日目・昼】
【松岡修造@現実】
[状態]:頭部に怪我(止血は終了)、疲労(小)
[装備]:宝剣ギャラクシア@星のカービィ
[道具]:支給品一式(おにぎり1個(食料)消費)、鏡@ドナルド
[思考・状況]
基本思考:出来るだけ早いゲームの中断
1. これから何処へ行こうかな・・・あはぁ~ん
2.ゲームに乗らず、人を殺さずゲームを終わらせる為に、首輪を外す方法を探す。
3.クラッシャーと一度腰を据えて話し合いたい。もしかして説得できるんじゃないか?
4.目指すのは富ッ士山だ!

※修造は、クラッシャーはリンに対して好意を抱いていると思い込んでいます
※ギャラクシアが修造の熱い想いに反応して発熱効果を得ました。修造自身はまだそれに気が付いていません。
※修造がギャラクシアでメタナイトが実際に使っている技を繰り出せるかどうかは不明です。


【パッチンロケット@つくってワクワク】
洗濯バサミを挿した竹ひごと、ストローと広告のチラシで作られたロケットがセットになったもの。
ロケットを竹ひごに通し、発射台となる洗濯バサミの端っこをつまんでから放すと、
ロケットが3m程度の距離を勢い良く飛んでいく。 <ワースゴーイ

【宝剣ギャラクシア@星のカービィ】
メタナイトが所持していた剣。二対の枝刃が備わっており、鍔の部分に赤い宝石が埋め込まれている。
強大なエネルギーを秘めており、これを上手く使いこなせば衝撃波や竜巻、果てには電撃や炎まで出せる。
ニコロワでは原作の設定を踏襲している為、アニメ版のように意思を持ってたりはしない。



sm133:嘘吐きがいたらすぐ殺す~狂気の初音ミク 時系列順 sm135:それでも僕は死にたくないⅠ
sm133:嘘吐きがいたらすぐ殺す~狂気の初音ミク 投下順 sm135:それでも僕は死にたくないⅠ
sm106:熱血の松岡に死ぬほど励まされてもヘタレなベジータ ベジータ sm156:Legendary Crisis!!
sm106:熱血の松岡に死ぬほど励まされてもヘタレなベジータ サンレッド sm156:Legendary Crisis!!
sm106:熱血の松岡に死ぬほど励まされてもヘタレなベジータ 松岡修造 sm152:とてつもない日本の修造






| 新しいページ | 編集 | 差分 | 編集履歴 | ページ名変更 | アップロード | 検索 | ページ一覧 | タグ | RSS | ご利用ガイド | 管理者に問合せ |
@wiki - 無料レンタルウィキサービス | プライバシーポリシー