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トキが危険を修正するようです ◆KX.Hw4puWg




藤崎達が立ち去って既にかなり経っただろうか。
相変わらず、二人の膠着はピークに達していた中、トキは、焦りを感じつつ、一人考えていた。

「(相手の出方を見る、にしても、確実に奴は強い。刹活孔も突いてる故、時間も無い…!)」

先程覚悟の上で突いた刹活孔もこれでは意味が無い。今はトキもブロリーも、双方に動く気配は無い。
ならば、早めにこちらから決めるしか無い。

「…行くぞ」

出来る限り、今の自分が出せる最大限の速さでブロリーに攻撃を仕掛ける。
得意である秘孔は、見る限りは全く効かない様に見える為、自らの手を手刀の形にし、攻撃をする。

「…そんな攻撃は効かぬぅ!」

ブロリーは素早く反応し、トキの攻撃を片手で受け止める。
だが、トキは最初からブロリーに攻撃を当てる気は無い。むしろ受け止められて正解だ。
今ブロリーの片手は、自らの右手の攻撃によって塞がっている。
だからその時に出来る、あのカズヤが残してくれた、ブロリー唯一の弱点を、自らの手刀突く!

「そこだッ!」





左手に気を纏い、上半身のバネを最大限に使い、弱点である腹ただ一点を狙う。
だが―――

「遅い!遅すぎるぅ!」
「何だと…」

彼が突いた場所にはブロリーはおらず、トキから少しほど離れていた。所謂、避けられたという訳だ。
ブロリーとて馬鹿じゃ無い。学習はする。
既に何度も戦闘し、何回も突かれた弱点を、おいそれと攻撃されるのを見るだけじゃ無い。
―――ここでは大きすぎた、トキのミスである。

「一気に決めてやる!ハァッ!」

距離を取った場所からひたすら撃たれる気弾。
トキはそれを全てまるで清流の様に、避け続ける。

「(…この隙を突ければ良いのだが…この状況では無理に近いか…?)」

カズヤが命を懸けて残してくれた弱点さえも攻略された今、トキの勝機は0に近い。
ましてやこのまま避け続けるのにも限界がある。
着々と自らの病魔が、体を蝕んでいく。
それでも彼は自らの体に何度も無理をさせる。いや、せざるを得なかった。
受け継がれた意思を―――ここで途絶えさせる訳にはいかないと。

「…どうしたぁ?避けるばかりでは、俺は倒せんぞ!」

ブロリーが、遂に自らこちらに接近してくる。
気弾を放ちながら目にも止まらぬ速さでこちらに迫るブロリー。
トキが勝つ勝機は、今しかない!

「…ぐぅッ!」

トキもブロリーと同じ様に、あえて気弾に当たりながら、ブロリーに接近する。
この一撃で、勝負は決まる。

「はああああ!」
「ぬうううう!」

ぶつかり合う両者。互いに繰り出される拳。
その拳を受け止め、そしてその隙をつき、また受け止め…の繰り返し。
だがここで、トキに限界が来る。

「…ぐッ!」

ただでさえ病弱な体である。
それを酷使しているのだから、既に限界は越えていた。
ただ、そのツケが来るのが、最悪のタイミングで訪れてしまった。




「ハハハ!その程度かぁっ!」
「…しまっ…!」

その隙を突かれ、その瞬間、自らの体に衝撃が起こる。
あり得ない様な音を出し、トキはまるで紙の様に、ブロリーの拳によりその体をふき飛ばされた。

「(流石に酷使しすぎたか…)」

かなりの勢いで、トキは地面に叩きつけられる。
受け身も取れる力も無く、ただ自らの意識のみが残っていた。
着々と近付いてくるブロリー。薄れて行く意識。

「…ここまでか」

そう呟いた後トキは、自らの目を閉じた。








…筈だった。

「あははははは!大の大人二人で、馬鹿臭い事やってる!」

とてつもなく巨大な声で笑う、やけに長い髪の少女。
だが、突然現れた彼女の笑いは「喜び」や「笑い」では無く、「狂気」のものだった。

「なんだぁ…?俺の邪魔をす「うるさい!」「へあっ!?」

突然の乱入者に怒っていたブロリーの言葉を、少女は自らの言葉で遮り、ブロリーは思わず怯む。
少女はその狂気で歪んだ顔のまま、単調な声で喋り始める。

「あなた達って、嘘吐きさんなの?
それとも、私を殺そうとしてるの?
それとも、私を憎んでるの?
ねぇ、どれなの?」

歪んだ顔や声は、戻る兆しは無い。
そんな中、トキには気付いていた。
目の前のブロリーが、少女に対して、気弾を放とうとするのを。

「(…このままでは、あの少女は…!)」

間違いなくあの華奢な体型では、少女は簡単にふき飛ばされてしまうかも分からない。
後ろに居る生きている植物も、無意味に近いだろう。
だからといって自らが行きたいのだが、既に体が動かない。




「(一体、どうすれば…!)」

ふと、トキは背負ったままだったディバックの支給品を思い出す。
少し前の時、中身を見た時にあった、「指定した人物を他のエリアに飛ばす」という支給品。

「(確か、あった筈だ…!)」

気付かれぬ様、素早くディバックを目の前に置き、袋を開け、中を探る。そして、遂に見つけた。

「これか…『エリアジャンプスプリクト機能』…!」

白い小さい機械だが、これで少女を救える。
自らの命はどうでもいい。
目の前の命を救う、藤崎達を含めた命を救う。
それが出来たのなら、トキには誇りだった。

「エリアジャンプスプリクト、発動」

説明書にあった使う時に言う言葉を言った後、少女が跡形もなく消えた。
…それだけならば良かった。
次に、目の前のブロリーが消えた。

「…!?しまった!?」

トキはここで何か重大なミスを犯してしまった事に気付くが、時既に遅し。
遂に自分さえも消え、そこには何も残らず、ただひゅおうと風が草をなびかせるだけであった。

◇◇◇




トキの重大なミス。それは支給品の使用によるミスだった。
急いでいたのか、彼は忘れていた。
「指定した人物を他のエリアに飛ばす」と書いてあるのだが、彼はただ発動させただけ。
すると、支給品は「使用者周辺の参加者全員」と解釈してしまった。
その結果がこれである。
…果たして、彼等が行く先は何処なのだろうか。
それを分かるのは、誰も居ない。


【B-3/西部 草原/一日目・午前】
【トキ@北斗の拳】
【状態】肉体疲労(大)、罪悪感
【装備】なし
【持物】支給品一式×2、ショートカッター(残り一枚)@ドラえもん、エリアジャンプスプリクト機能(現在使用不可能)@ニコニコ動画、不明支給品0~2
【思考・状況】
[基本思考]
死ぬまでの間に多くの人を救う。
1:ブロリーを倒し、少女を救う…筈だったのだが…
2:強者と戦うが殺害はしない。
3:ビリーともう一度戦う。
4:これからどうなるのだろうか…
※刹活孔の効果時間は切れました。


【ブロリー@ドラゴンボールZ】
【状態】疲労(小)、全身に軽い怪我、右足首骨折 、腹に深刻なダメージ、少しの焦り
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考・状況】
[基本思考]
全てを破壊しつくすだけだぁ!
1:まずトキから血祭りにあげてやる…と、思ったのだがこれは一体なんだぁ…?
2:腹の攻撃を極力避ける。
※腹への攻撃に対して対処出来る様になりました。


【初音ミク@VOCALOID2】
【状態】混乱(大)、恐怖、精神疲労(限界突破)身体疲労(限界寸前)
【装備】ルイージの帽子@スーパーマリオシリーズ、魔導アーマー(左腕欠損、武装チャージ中1/2)@FF6
【道具】基本支給品、あおばシゲル@MF2死ぬ気シリーズ
【思考・状況】
[基本思考]
重度の疑心暗鬼により、不明
※初音ミクは今現在正常な判断ができません。精神に多大なショックを受けたようです。

【オボロゲソウ「あおばシゲル」の思考】
【状態】大ダメージ(移動と戦闘に支障はない。ドレインの効果で再生中)
【思考・状況】
1:嘘付きからミクを守る
2:ミク……
3:一体どういう事なんだろ…?

※三人の行く場所は別々です。
【エリアジャンプスプリクト機能@ニコニコ動画、オリジナル】
指定した人物を、発動した人物が居るエリアの、横ラインに向かってのエリアに飛ばす。(D-3で発動した場合、A-3、B-3、C-3…の様な感じで)
勿論自分が居た場所に戻る事もある為、ギャンブル制が高い。
人物を指定しなければ、発動した人物の周辺全員を飛ばす。
一度使用すると24時間は使用出来ない
禁止エリアには飛ばせない



sm115:テラふりーだむのノリで呂布と会話してみた 時系列順 sm118:狡賢くて空世辞を言う兎の間違いです
sm115:テラふりーだむのノリで呂布と会話してみた 投下順 sm117:おめぇの探し物ねえから!
sm104:伝説のスーパーサイヤ人の殺し合い訓練学校 [強制参加] トキ sm128:テーレッテー!なんと腰抜けな神々の遊び!
sm104:伝説のスーパーサイヤ人の殺し合い訓練学校 [強制参加] ブロリー sm131:血に洗われて眠る星のルガール -THE KING OF FIGHTERS-
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