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熱血の松岡に死ぬほど励まされてもヘタレなベジータ ◆CqqH18E08c





 ベジータに引きずられるようにしながら俺は修造達といた場所の近くまで戻ってきた。
 美希は既に移動してしまったのかこの場にはいない。

「修造、無事だったのか!!」
「サンレッド!!」

 俺が修造に声をかけるや否や修造は言葉を返す。
 普通ならここで熱い抱擁を交わし再会を祝うのだろうが今はそういうわけにはいかない。
 ベジータがグイグイと俺を引っ張り猛スピードで進み続けているからだ。
 まだあの二人の姿は見えてはいるが既に大分小さくなっている。

「サンレッド!立ち止っている暇はないぞ!!
 そこのお前もサンレッドの知り合いならこっちにこい!戦力は一人でも多い方がいい!!」

 そういうとベジータは修造の首根っこも捕まえてぐんぐんと進む。
 俺と修造、体格の良い二人を引きずっているのにもかかわらずベジータの進む速度はまったく落ちない。
 それどころか追ってきているあいつらをどんどんと引き離し続けている。
 実はこいつ口先だけの奴じゃなくて本当の本当に強いんじゃないだろうか?
 ならばこいつが恐れるブロリーの実力はいったい……?

「ちょっとちょっと待ってよ!落ち着いて落ち着いて……一休み一休み」
「休んでいる暇などない!!」

 しかしこいつ相当自分勝手な奴だな。
 あの修造がペースにのまれかけるとは……

『なにか悟ったようですね』
「こいつとまともに関わろうとするのがそもそもの間違いだった。余計に面倒なことになる」
『なるほど』

 そんなことを言っているうちに早くも橋を越えた。
 ベジータと修造はなにやら熱く意味の分からないことを走りながら語り合っているがもうそんなのは聞いてられない。
 ベジータとはまともに関わろうとするのがそもそもの間違い。まともに関わることができる修造は尊敬に値する。
 しかし何やら相当実力があるらしいベジータとヒーローである俺の走りこれにつる修造もただ熱い奴ではないらしい。
 頭を服で抑え上半身裸で走りながらベジータと語り合い走り続ける。これは並の人間にできることではない……が徐々にスピードは落ちてきている。
 やはり普通の人間の限界という奴なのだろう。

「どうした修造!!お前の熱さとはその程度のものなのか!!」
「Never Give Up!! 」

 あ、スピードが戻った。

『馬鹿ですね』
「あぁ、馬鹿だな」

 そんなことをやっているうちに俺達一行は寒村にたどり着いた。
 既に追ってきてたあいつらの姿はもう森に隠れ見えない。相当な距離を離したのかもしれないし実はあまり離せていないのかもしれない。
 ベジータのせいとは言え誤解は解けていないまま。でもまぁなんとかなるだろ。
 誤解を解くの面倒くさそうだし

◆◆◆

「ところでいきなりなんだが放送の内容を教えて貰えないか?」
『放送を聞き逃したんですか?』
「あぁ、起きたのが放送が終わってからだったんだ」
「ふぅん。放送を聞き逃すとは修造もなかなか抜けているようだな。このサイヤ人の王子ベジータ様が教えてやるから感謝するがいい」
「ありがたい 、ちょっとメモ用紙を用意するから……」

 こいつらなんでこんなに仲良くなってるんだ?
 というかヘタレはどうしたベジータ。ことあるごとにブロリーのことを出して一人でビビっているお前はどこに行った。
 そんなに自信満々な態度が続くのはお前らしくない。

『どうせまたなにかあったらビビりだしますよ』
「お前はなんで俺の心がさっきから読めてるんだ」
『顔に全部書いてあります』

 そんなに顔に考えることが出てるのか?俺……。

『あと質問なのですが』
「なんだ?」
『あれは死体ではないのでしょうか?』

 タコルカが指(足)を向けた先には確かになにか盛り上がっているようなものがあった。
 俺はそちらへ歩み寄り見るとそこには確かに死体があった。

「あれだけ距離があったのによく気が付いたな」
『嗅覚には自信がありますので』

 タコに嗅覚なんてあるのか……?まぁそれは置いて置いて。
 血の出血の止まり具合とか考えて死後数時間の経過は明らか……
 俺は医者じゃないから詳しいことは分からないがこのゲームが始まってすぐ襲われたとみていいだろう。
 殺し合いに乗った以上同じ場所、しかもマップの端に留まり続ける意義は薄い。ならば犯人はここからもう離れた場所にいるだろう。
 被害者が服を着ておらず葉っぱ一枚でここに放置されているということから考えると犯人は殺害後この青年から服を奪った。
 違うな。殺害後奪ったのなら血がこんな広がり方をするはずがない。奪ったのは殺害する前。
 刃物で脅し裸になるように要求し服と支給品を奪う……そしてから殺す。卑劣な手口だ。

『人が殺されたのに怒らないんですね。ヒーローの癖に』
「ヒーローって言っても自分の目の届かないところで起こったことに怒れるほどできたヒーローじゃねぇよ俺は
 地球の裏側でどんなに悲惨なことがあってても「あぁ可哀想だな」としか思わないのと同じようにな
 ヒーローとしては失格の思考なんだろうけどこればかりはどうしようもない、面倒事にも関わりたがらないしな」
『確かに失格でしょうね、でも誰も守れないのではないか……と恐れを抱くよりはマシでしょう』

 ヒーローとして戦うのは本当に面倒くさいな。
 卑劣な手口だと思ってもその程度。この犯人を今から追いかけてどうにかしようとは思わない。
 俺が理解していた以上にヒーローというものは難しいらしい。

『で、修造さんの無事も確認できましたことですしここからどうするのでしょうか?
 この惨劇の犯人を追うのですか?それともこのままベジータと行動しブロリーとか言う危ない奴を倒します?はたまた誤解を解くためにあの二人のところに戻りDIOを倒しますか?』
「ヒーローは誤解より被害なんだろ?ここの犯人かベジータの言うブロリーを優先するか、DIOを優先するか。
 ベジータの話を聞く限りブロリーはここにいる相手を皆殺しにしかねない猛者。一方DIOは強いとはいえ俺との戦いで重傷を負っている。
 放置しておいた場合被害が大きくなるのはほぼ間違いなくブロリー。俺はこのままベジタータと行動する。
 その過程でDIOと会ったりここの犯人とあったらそいつらの排除をヒーローとしてこなすがな」

 ”ヒーロー”というこの短い言葉をここまで意識するのは相当久しぶりだな。
 さて、せめてこの被害者を埋葬してやるとすか……ってをい……

「ブロリーだ……ブロリーの仕業だ……奴はすでに動いていた……」

『予想通りビビり出しましたね』

 ハァ……こいつ放っておいて1人でブロリーを倒しに行こうかな?
 実際に戦うことになったとして敵の目前でこんなにヘタレられたらたまったもんじゃない

『それは勝算が低いと思われるのでやめておいた方が無難でしょう』

 また顔に出てたかな……?ん……?あれ……?
 そういえば俺マスク付けてるのにどうしてルカには顔でわかるんだ……?

『……秘密です。』

 ……??
 なんで考えが全部読まれるんだ……?

「もう駄目だ……みんな死ぬ……みんなブロリーに殺されてしまうんだ……」

 こっちはこっちでまだヘタレてるしなんかもう嫌になってきた。
 その欝タイムやめてくれよ。俺まで鬱になるじゃないか。

「諦めんなよ…諦めんなよ、お前!!どうしてそこでやめるんだ、そこで!!
 もう少し頑張ってみろよ!ダメダメダメダメ、諦めたら周りのこと思えよ、応援してる人たちのこと思ってみろって。
 あともうちょっとのところなんだから。」 
「そうだ……俺様はサイヤ人の王子ベジータ……」

 俺はヘタレたベジータを熱く励ます修造を横目に見ながら呟く。

「こいつら気楽で楽しそうでいいよな」

『別に楽しんでやっているわけではないと思いますよ』

 ルカが多少呆れたように返してくる。
 こいつらの行動はなにか楽しんでるようにしか見えない俺がおかしいのか?

「俺だって車に跳ねられて怪我のところ、服で止血したりとかして頑張ってんだよ!
 ずっとやってみろ!必ず目標を達成できる!だからこそNever Give Up!!」
「そうだ!!俺様はにできないことなんてない!!ブロリーだってこれがあれば殺すことができる!!」
「がんばれがんばれできるできる絶対できるがんばれもっとやれるって!!やれる気持ちの問題だがんばれがんばれそこだ!
 そこで諦めんな絶対にがんばる積極的にポジティブにがんばるがんばる!!サンレッドだって頑張ってるんだから! 」

 俺は頑張ってるのか?
 頑張ってるという自覚はないのだが

『頑張ってるじゃないですか。ヘタレのお守りをしたりヒーローとはなにか考えたり』
「まぁ確かにいつもよりは頑張ってるか、スコップとかはないがせめてこのくらいはしておこう」
『手伝いはできませんけど応援はしますので頑張ってください』

 お前が死んだ周りでギャーギャーワーワー騒いでるけど辛気臭いよりはいいよな?
 まともな墓も作ってやれないし供え物もないがこれで勘弁してくれ
 そんなことを思いながら俺は穴を掘り始める。
 途中からはヘタレから立ち直ったベジータと修造もワーワー騒ぎながら穴を掘りに参加した。
 そんな作業の途中で俺は一つの事実に気が付く。修造とベジータの騒ぎはどこか違和感があるのだ。
 俺はその違和感の原因にしばらく考えて気が付いた。2人の掛け合いはわざとだったのだ。
 決して2人は他人の死をどうも思わず騒いでいたわけではない。人の死によって暗くなる場を強引に盛り上げるために騒いでいたのだ。
 いかに修造が熱い奴だとはいえこんな場に置かれて少しは気分が暗くならないはずがないだろう
 もっとも恐らくそう考えていたのは修造だけでベジータはいつもの通り自分の好きなようにやっていたのだろうが。
 などと考えているうちに穴も掘り終わり死体を入れ埋めなおす。その作業が半分程度終わったところでルカが俺に囁いた。

『なんですか、悲しめないとか言っておきながらちゃんとヒーローらしく悲しんでるじゃないですか』
「ん?」
『サンレッド、泣いてますよ、あなた。』

 ルカからはまちがいなく見えないはずなのだが確かに知らず知らずのうちに俺はマスクの中で死んでしまった青年のために涙を流していた。

【F-5 寒村/一日目・午前】
【ベジータ@ドラゴンボールZ】
[状態]:健康、軽い疲労感
[装備]:爆破ヅラ@テニミュ
[道具]:支給品一式、不明支給品0~2
[思考・状況]
1:俺はサイヤ人の王子ベジータ様だ!俺様にできないことなどない!!
2:ブロリーにヅラを被せて殺す!
3:見つけたらDIOとかいう奴も殺す!
4:ブロリーを倒すために人を集める。
5:頭が爆発するようなら殺せる!きっと殺せるはずだ!多分な……
6:もし優勝したなら、言葉に借りを返すため、伊藤誠を生き返らせる 。
7:くだらんゲームなどどうでもいいが、邪魔な奴はぶっ飛ばす 。
※参戦時期は「燃え尽きろ!!熱戦・烈戦・超激戦」でブロリーの強さに戦意喪失している頃です。
※力が大きく制限されていることに気がつきました。
※1マス以上離れた相手の気を探れません。
※ニコニコ動画の影響で、テンションの高低が激しくなるときがあります。


【サンレッド@天体戦士サンレッド】
[状態]:脇腹に怪我(応急処置済み)、上半身に打撲、やや失血 軽い疲労感
[装備]:DIOの上着、たこルカ@VOCALOID
[道具]:なし
[思考・状況]
1:俺が泣いている……だと……?
2:ブロリーを見つけ出して殺す。
3:見つけたらDIOとかいう奴も殺す。
4:ブロリーを倒す為に人を集める。
5:ヒーローとして行動する 。
6:でも面倒臭いのは嫌だ 。
7:たこルカを信頼 。
8:誤解されてるけどどうしよ?

※制限について気がつきました。


【松岡修造@現実】
[状態]:頭部に怪我(止血は終了)、疲労(大)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(おにぎり1個(食料)消費)、鏡@ドナルド
[思考・状況]
0.ベジータをヘタレから脱却させる
1.ゲームに乗らず、人を殺さずゲームを終わらせるために、首輪を外す。
2.クラッシャーと一度腰を据えて話し合いたい。もしかして説得できるんじゃないか?
3.目指すのは富士ッ山だ!
※修造は、クラッシャーはリンに対して好意を抱いていると思い込んでいます
※はっぱ隊の遺体は埋葬されました



sm113:天まで届け、斬左の拳 時系列順 sm107:悪魔の遊戯 -赤木しげるのユベリズム心理フェイズ-
sm105:三国武将達は大変な鬼畜野郎にハメられていきました 投下順 sm107:悪魔の遊戯 -赤木しげるのユベリズム心理フェイズ-
sm93:ニコニコβBR~ベジータ様が行く~ ベジータ sm134:強い力を持っているあなたに
sm93:ニコニコβBR~ベジータ様が行く~ サンレッド sm134:強い力を持っているあなたに
sm94:クラッシャーさん空回りはずかしぃぃぃぃぃ!!! 松岡修造 sm134:強い力を持っているあなたに






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