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OP16 ◆BRxsUzTn5A





……ここ、どこなんだろう?


気がつくと私は薄暗い部屋にいました。向こうに一段高い所やスピーカーがあるから……
ここはライブ会場みたいなとこなのでしょうか?
ついさっきまで歌のレッスンをしていたのに……新しい歌のお仕事入ってたっけ?
それにしては、こんな急に仕事が入るなんて聞いてないし……
私はちょっぴりぼんやりしててアホの子って言われるけど、歌のことに関しては真剣に取り組んでるつもりです。


「ミク、そこにいるの?」
「……MEIKO姉さん!?」

ミク……初音ミク。つまり、私のこと。
名前を呼ばれ、振り返るとそこにはMEIKO姉さんがいました。
私の先輩であり、私たちボーカロイドの頼れるお姉さん。
MEIKO姉さんもこの状況に困惑しているようでした。

「MEIKO姉さん……ここ、どこだか分かります?」

私の問いかけに対して、姉さんは首を横に振った。

「分からない。ミクだったら何か知ってるかと思って声をかけてみたんだけど……」

MEIKO姉さんも知らないみたいだった。私たちにも聞かされないなんて一体どういう企画なんだろう……?
辺りを見回してみると私たちの他にも何人か人がいるみたいだった。
KAITO兄さんたちがいると思ったけど、暗くてよく分からない。



「諸君、そろそろ目も覚めたころだろう……」


突然奥の方から人影が浮かびあがってきた。
紫のボディに頭に角を生やし、黒いヒゲ、そして、あれは……水着なのかな?奇抜な服装でした。

「あの人……ボーカロイドなんでしょうか?」
「あんな怪しい格好のボーカロイドなんか見たことないわよ……」
「先に名を乗っておこうか。我が名は魔王!お前達をここに呼び寄せた者である」
「諸君に集まってもらったのは他でもない。お前達全員にある余興……ゲームをしてもらうためこの場に集まってもらったのだ」

「お前達には、殺し合いをしてもらう!」

"コロシアイ"……?コロシアイって何だろう?
辺りが一斉にざわつき始めた。
私はMEIKO姉さんの顔を見た。不安を隠せない。そんな表情だった。

「まずはルール説明を―――「その必要はない!!」

突然、私達の後ろの方の人影から魔王と名乗る人の前に突然紫の服を着た男の人が人が躍り出ました。

「殺し合い?下らんな、そんなふざけた事に付き合う暇など俺にはない」

「ほぅ……ならばどうするつもりだ?」

「貴様を倒し、この殺し合いを終わらせる!俺の信念『悪・即・斬』に懸けて……!」

男の人は魔王に自分の刃を片手で持って魔王に向けました。

「そんなちっぽけな信念でこの私を倒せると思ったら大間違いだぞ」

「ほざけ!これで終わらせる……コタツ・零式ッ!!」

紫の男の人は刀を上に横に持ったまま、魔王に勢いよく突き出しました。

「甘い!」

「何ッ……!?」

男の人が突き出した刀を魔王は男の人よりもはるかに小さく、ナイフほどの大きさの剣でした。
しかし、そのナイフほどの剣は男の人の刃を簡単に防いでいました。


「おとなしく話を聞いていればいいものを……貴様はこの剣で葬り去ってやろう!」

すると、男の人の刀を防いでいる小さな剣が白い光を放ち始めたのです。

「グランドソードよ、時空を開くがよい!!」

突然、辺り一面が一瞬にしてまばゆい光に包まれ、物凄い音が響き、私は思わず目をつむり、耳を塞いだ。
しばらくして光と轟音が止んだと思った時、周囲から悲鳴が上がり、驚いて目を開けました。
見るとさっき魔王と戦っていた男の人が体から血を流して倒れていたのです。
すると、人陰の中から倒れた別の男の人が現れました。


「大丈夫か…!今すぐに手当をしてやろう」

白く長い髪をした男の人は倒れている紫の服と男のもとに駆け寄ると
腰をおろし、人差指で倒れた紫の男の人に触れようとした瞬間―――


「ミク、見ちゃ駄目!」

MEIKO姉さんが私の前に立って目の前を遮った。
MEIKO姉さんは私にこれ以上怖い物を見せちゃいけないと思ったのでしょう。
でも、遅すぎました。

パァンと大きな破裂音が響い後白い髪の男の人の顔が一瞬にしてなくなって
白い男の服が真っ赤に染まっていくのを私はこの目ではっきりと見てしまいました。


「誰が手当をしていいといった?勝手な真似をするな」

周りから悲痛な叫び声や悲鳴が聞こえる。
これが、「コロシアイ」というものなのでしょうか……?
現実感がまだ湧かない……だけど、とても怖い……。

「先に言っておこう。お前達全員には首輪をつけさせてもらった。私に刃向った時、無理やり外そうとした時、
放送内で指定される禁止エリアに入った時、そして、24時間以内に死者が出ない時その首輪は爆発する。
あの男のようになりたくないのなら、おとなしく話を聞いているんだな」

自分の首元に手を当てると、さっきまで無かったはずのひんやりとした感覚……。
MEIKO姉さんの方を見ると、銀色の首輪が首元についているのが分かりました。

「ルールの説明を続けよう。これからお前達を殺し合いをするフィールドに移動し、そこで最後の一人になるまで殺し合うのだ。
どんな手段を使っても構わん。相手の寝込みを襲おうとも、正面から堂々と殺しにかかるのもよい。全て自由だ。
また、お前達一人一人にこれをやろう」

魔王は自分の片腕を開くと旅行とか行く時に肩からかつぐ、デイバッグのようなものが現れました。

「この中には食料や水、そして3つまでアイテムがランダムで入っている。何が入っているかは運次第だ。
そして、最後の一人となった者には褒美として、連れてこられる前に住んでいた元の世界に返そう。
それだけではない。お前達の願いを一つだけ叶えてやろう。莫大な財産でもよい。死んだ者を蘇らせることも可能だ。」

「それではルール説明を終わる。皆の者、存分に殺し合うがいい!」

魔王が指をぱちりと鳴らすと会場の周りにいる人たちは煙のように消えていきました。
それと同時に意識が薄れていくのを感じた。
でも、最後に聞いたMEIKO姉さんの呟いた一言だけ、耳の中で鮮明に聞き取れました……



「ミクは……ミクは絶対に私が守らないと……」




 * * * *


ライブ会場にいる者は一瞬にして消え去った。
残されたのは魔王と深い傷跡の残った死体と首だけが綺麗になくなっている2つの死体だけであった。


「……EDFよ、時空管理局よ、再び蘇った私を止められるものなら止めてみるがいい。
もっとも、この空間に辿りつけることができたらの話だがな。フフフフフ……」

ニヤリと不敵に笑いながら魔王は暗闇の中へと姿を消していく……。
彼が去り、人の気配が消え去った会場は再び薄暗い闇の中へと包まれていった。



≪主催≫
魔王@ニコニコRPG


≪参加者≫
初音ミク@VOCALOID
MEIKO@VOCALOID


【斎藤一@るろうに剣心(フタエノキワミ、アッー!) 死亡確認】
【トキ@北斗の拳 死亡確認】







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