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タイガソルト ◆/mnV9HOTlc





逢坂大河と伯方の塩はこの暗い森の中を酒場目指して歩いていた。

「オレサマが死ぬまでさ………守ってやるよ。……お前の事。」

正直ああいう死体を見たのは初めてだった。
最初の白髪の男の首が爆破された時だって怖いと思ったのだから、それを見たときは本当に怖かったのだ。
それを見て、死への恐怖を間近に感じた自分にかけてくれた塩の言葉がそれだった。

うれしかった。
まさか塩にこんなことを言われるとは思わなかったのだったからだ。
いつもはやけにうるさくて、ついてって良いかどうか不安だったその塩がそのときばかりはかっこよく見えた。
…顔とかないんだけどね。

「ティガー! あれが酒場じゃないのか?」
あいかわらず元気な声で私に話しかけてくる。
「そんなに言わなくても見ればわかるわよ。」

川のすぐそばにあったその酒場はいたってシンプルな建物であった。

「しかし今の時代にしては随分ぼろい酒場…。」
「ティガー! これをちょっと読んでみてくれ。」
「なになに…Bar Nico Nico。 バー ニコニコ って書いてある。」
「言っちゃあいけないような気もするが、名前のセンスがまったく感じられないな。」
「同感。」

木造であるBar Nico Nicoのドアには鍵がかかっていなかった。
「Closed」と書かれた看板がドアにぶら下がっているのにだ。

「おじゃまするぜ!!!」
「うるさい! そして黙れ!」

塩が元気よくドアを開けて入るものの、中からは物音一つも聞こえず、誰かが入った形跡も見た感じなさそうだった。
だが油断はできない。
なぜならさっきの場所に死体があったからだ。
もしかしたらあれを殺した犯人がこの酒場に潜んでいて、私たちを殺そうとしているかもしれない。
だからここは慎重に行かなければならない。

「ティガー! 誰かいるか調べてみるか?」
「そう…ね。」

調べる場所はキッチンと倉庫とバーにある酒類。
だが、倉庫は鍵がかかっていては入れなかったので、後の二つを調べることにした。

まずはキッチンを調べてみる。

「やっぱり誰かが入った形跡もないみたいね。」
彼女は必死になって調べている。

「は! か! た! の! し! お! がないぞ!」
一方塩は伯方の塩を探していた。
自分から調べるといったくせに…。

「でも冷蔵庫には食べ物があるみたい。」
塩が望んでいる物はなかったが、かわりに食料がそこにはあった。
あったのはおつまみという付箋が張ってあった「ハロー大豆」というパックともやしがそれぞれ3パックあった。

「ちょうどパンだけじゃあ物足りなかったところだ! せっかくだし持ってくか!」
「え…でも…。」
「どーせここのオーナーとかが忘れてったんだろ! なら持っていっても別にOKなんじゃないのか!?」
そう言うと塩はそれを自分のデイパックに詰め込んだ。

「ちょ…おい塩! 元に戻せ!」
「まあ、冷蔵庫に鍵をかけてなかったオーナーが悪いって事で。 はい決定。」
「はい決定、じゃない! いいから戻せ!」

結局塩は元に戻すことを拒否し、大河のほうが疲れてきたのでもっていいことになった。

その後、キッチンをくまなく探したが、武器になりそうな包丁とかを得ることはできなかった。

「しかしいろんな酒があるんだな…。 ティガーが飲めそうなものってないのかな!?」
「あるわけないでしょ。 私まだ高校生なんだし…。」
お酒があるところに戻ってきた二人。

彼らはゲームの最初に言っていた「放送」を聞くまで、ここで待機することに決めた。
全部探しても誰もいなかったからである。
それなら帰って外に出るよりかは、ここにいるほうが安全だと思ったからだ。

「よく見たらさ、これ全部鳥取産のワインじゃねえかよ! なんか日本以外のワインはないのかよ!?」
「ワインじゃないけど外国産っぽいもの見つけたよ~。」

彼女が見つけたのは白いドロッとした液体。
ワインと同じく瓶詰めにされていた。

「これもしかしてヨーグルトじゃないか!? 飲むヨーグルトみたいな感じの。」
「うん。 私もきっとそう思う。」
「なら持っていこうぜ!」
塩がそのビンをデイパックに入れる。

彼らが見つけたのは本当にヨーグルトだったのだろうか?
いいえ。 それはケフィアです。

大河も塩もそんなものを見た事がある分けないのだから、ヨーグルトって思ってもおかしくない。
そんなことも知らない二人は少し喜んでいた。

「ティガー…」
「なに?」
「オレサマが人間ならさ…お前のかわりに戦って、命がけで守ってやれるんだけどな。 見ての通り、こんな小さい袋だ。 守ってはやれるが、闘うことなんてできやしないだろう。 だからな…」

塩は(多分)真剣な表情でこっちを見て、一言言った。

「強くなれ。 オレサマがいなくなったとしてもだ。」
「…!!」

そうだ…私には今、塩っていう仲間がいるんだ。
塩は出会ったときからそうだった。
まったく殺し合いになんておじけないで、いつでも私を元気づけようとしていた。
そんな自分が怖いなんていってる場合じゃない。
だから今度は…私の番だ。

「なーんてな! オレサマにこんな言葉なんて似合うはずがないもんな!」
「塩!」
「なんだティガー?」
「私がんばるよ! だからあんたも信じて私についてきて。」
塩は何かわかったような感じになり、そして言った。

「…やっぱりな。」
「なにがよ?」
「そりゃあティガーは笑顔のほうが素敵だって言うことだ。」
「なっ…」
大河の顔が赤くなる。

「おお、ディガーがてれたぞ! そんなに言われてうれしかったのか?」
しつこくからかってくる伯方の塩。

「こ…この塩野郎!!」
そして当然のごとく大河は怒り、塩は逃げる。

「止まんないと痛い目にあうわよ?」
「そこで素直に止まる は! か! た! の! し! お! じゃないぜ!」

こうして放送までの時間が過ぎていった。

【C-1 酒場/一日目・早朝】
【逢坂大河@とらドラ!】
[状態]:健康、死への恐怖
[装備]:バスタードチルノソード@東方project派生
[道具]:支給品一式、ランダム支給品(0~2)
[思考・状況]
0:殺し合いをせずに脱出する。
1:とにかく頑張る。
2:伯方の塩と同行。
3:地図に載っている施設を回って仲間を探す。

※塩の言葉により死への恐怖を克服したわけではありませんが、だいぶ感じなくなりました。 また、吐き気はおさまりました。

【伯方の塩@伯方の塩】
[状態]:は!か!た!の!し!お!
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、バンパーx3@大乱闘スマッシュブラザーズX 、しじみ@松岡修造、ハロー大豆3パック@かんなぎ、もやし3パック@THE IDOLM@STER、ケフィア(瓶)@現実、ランダム支給品(0~1)
[思考・状況]
基本:は!か!た!の!し!お!
0:AIBO☆を増やして殺し合いを打破。
1:地図に載っている施設を回って仲間を探す。
2:それにしても人間になりたい。

※首輪は胴輪のようになっています
※体内の塩が大量に抜けると危険なようです。
 また、身体である袋の強度は人間の皮膚と大差ないようです。

【ハロー大豆@かんなぎ】
豆食え! 豆!

【もやし@THE IDOL M@STER】
高槻やよいがよく好んで食べているもの。

なおCD1枚分の金があると、高槻家ではもやし祭りができちゃいます。

【ケフィア@現実】
ヨーグルト?
いいえ、ケフィアです。



sm77:私、始めるのよ。これは殺し合い 時系列順 sm79:おまいら、バトロワどの敵まで勝てる?(ブロリー編) (前編)
sm77:私、始めるのよ。これは殺し合い 投下順 sm79:おまいら、バトロワどの敵まで勝てる?(ブロリー編) (前編)
sm46:いい塩してんねぇ~ツンデレしてるねぇ~ 逢坂大河 sm90:塩くれてやる! -若本製塩編-(前編)
sm46:いい塩してんねぇ~ツンデレしてるねぇ~ 伯方の塩 sm90:塩くれてやる! -若本製塩編-(前編)






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