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TPO? 何それ美味しいの? ◆xHiHmARgxY






A-5 草地

この地で目覚めた和服の男、海原雄山は、この異常な事態をどう受け止めればいいのか悩んでいた。
調理のたびに派手なポーズを決めたり美味しさのあまり口から粒子砲を放ったりすることのない、ごく普通の世界の住人であった雄山は、反射的にこの状況を否定した。
手のかかる息子がまた何か仕出かしたのかと。あるいは手の込んだドッキリに引っかかったのかと。

だが、ドッキリにしてはやけにリアルな首輪の爆破シーンやストーリー性の無い意味不明な展開を思い起こすと、その考えも不確かなものに思えてくる。
あり得ない、あって欲しくないという思いと、現に自分が超状現象を体感しているという事実が攻めぎ合い、結果、雄山は未だに考えあぐねていた。

「考えても答えの出る事ではない、か……」

暫くの黙考の後、雄山はそう結論付けた。
じっとしているだけでは、これが馬鹿と冗談を総動員して作られた物なのか、生き残りを懸けたバトルロイヤル戦として創られた物なのかはわからない。
まずは情報を掴むために行動すべきだ――その考えの元に、雄山は足元のデイパックに手をやった。


「このパンを作ったのは誰だ!」

数分後、そこには元気に怒鳴り付ける雄山の姿が!

片手に支給品を持ち、誰かも分からぬ相手に向かって吼える雄山。
己の置かれた状況もわきまえず、我を忘れて激昂しているのには、雄山に支給されたある物と密接な関わりがあった。

雄山を激怒させたその支給品。
一見普通のパンに見えるそれは、名を『至高のコッペパン』といった。


『至高』

その単語は、雄山にとって非常に関わりの深い物だった。
彼の息子が担当した『究極のメニュー』に対抗するかの如く、雄山が監修したメニューこそが『至高のメニュー』である。
『究極』と『至高』は幾度となく対決し、主に雄山の深情け(人これをツンデレと呼ぶ)によって勝敗を五分に保っていた。

息子との確執(?)もあり、至高のメニューに対する意気込みは、並大抵のものではなかった。
だからこそ、己の与り知らぬ至高と名の付く料理を前に、抑えが効かなくなってしまったのだった。

「この雄山に対して至高と名の付く物をよこすとは、よほど肝の座った者のようだ。
 無礼千万! この場が真であろうと幻であろうと、首謀者は許しておけん!
 即刻引きずり出してくれるわ!」


こうして、無断で至高の字を冠する食品を出された怒りによって、雄山の行動方針は定まった。
だが、それを現実の物とするだけの力は、今の雄山にはお世辞にもあるとは言えない。
主催者の打倒を成し遂げる手助けになる物はないかと、雄山は自らに支給されたバッグの中身を探った。

「何だ、これは!?」

間もなく現れた、英語で書かれた一冊の書籍。
その表紙に躍る文字は……

「ツン……デレ……?」


乏しい灯りの中、雄山がそう読んだ英字は、正しくはローマ字読みではなく、ある英単語だった。
雄山もすぐそれに気付き、表紙のタイトルを正しく認識したが、それによってさらなる疑問を抱かせる結果となった。

「これは、飛行機のマニュアルか? 何故こんな物を――」

突如何かに思い当たり、言葉を止めて辺りを見回す雄山。
その視線は暫く彷徨った後、ある一点で固定された。


雄山が必ずしも不用意だった訳ではない。
月灯りしかない深夜、目覚めてすぐの混乱の中で真っ先に目に入ったデイパック。
それに注意が行き、背後の確認が疎かになってしまったのを、この異様な状況下で誰が攻められよう。

「戦闘機……?」

ましてその機体は黒く塗装されており、背後にそびえる山脈と同化していたのだから。


己の背後にこのような巨大な物体があったという事実に気付けなかった不甲斐なさにほぞを噛みながら、雄山はその機体とマニュアルにある絵柄を見比べ、確信した。

「確かにこれはあの機のマニュアルのようだ。
 強力な武器になりそうだが、こんな大きな物……」

その機は確かにこの上なく強力な武器、いや兵器であった。

かすっただけで常人なら即死する30mmバルカン砲。
対地攻撃に凄まじい威力を発する7連装のロケットランチャー。
対地対空両方をこなす汎用ミサイル。
それらが装備されたこの機体は、タンクキラーの名称と共に、ある一つの名を持っていた。

エメリア空軍のエース・オブ・エースにして重巡航管制機やレールガン シャンデリアを撃破した伝説の機、ガルーダ1という名を。


空では無敵を誇るこの機も、滑走路も無い地上では只の鉄の塊である。

飛べない豚、否、イボイノシシとなったこの機をどう扱うか。
無用の長物と切り捨て、日が昇ればそれなりに目立つこの機から一刻も早く離れるか、それとも……

マニュアルの表紙に書かれたA-10 ThunderboltⅡ flight manualの字を見つめる雄山の思考は、まとまる気配を見せなかった。

【A-5 草地/1日目・深夜】
【海原雄山@美味しんぼ】
[状態]:困惑 主催者に対し激しい怒り
[装備]:老兵専用A-10RCL(30mm機関砲:800/800、ロケットランチャー:84/84、汎用ミサイル:2/2)@おじいちゃんのエースコンバット6
[道具]:支給品一式 不明支給品0~1 至高のコッペパン×10@ニコニコRPG A-10のマニュアル(英語)@現実?(おじいちゃんのエースコンバット6)
[思考・行動]
基本思考:主催者に文句を付けに行く
1:この機はどう扱うべきか……
2:至高のコッペパンだと! 許せん!
3:これはドッキリとは思えないが、しかし……

※至高のコッペパンは未喫食です。どんな味なのか、食べた雄山が認識を改めるかどうかは不明です。
※A-10のマニュアルは英語で書かれており、専門的な用語も混じっているので、個人差はありますが内容を把握するには時間がかかります。
 また、マニュアルを読めば機体の始動くらいは出来るようになりますが、方法が分かるだけで、巧く機体を飛ばせるかどうかは本人次第です。
 尚、雄山は海外の美食を探して幾度となく渡航している為、一定の英語はわかります。
※A-10の離着陸に必要な距離が何エリア分になるかは不明ですが、最低一エリア分の平らな直線は見積もっておいた方が無難です。
※A-10は本来攻撃機に分類される物ですが、雄山は単純に戦闘機としか認識していません。


老兵専用A-10RCL

動画おじいちゃんのエースコンバット6シリーズのタグの一つであり、ゲーム内で主人公のガルーダ1が中盤から使用した機体の俗称。
一般的にはA-10 ThunderboltⅡ(ツンデレに非ず)と呼ばれる。RCLはロケットランチャー装備の意。

対地攻撃機に無誘導のロケットランチャーという、凡そ対空戦闘に不向きと思われる装備にも拘らず、敵のエースチームのシュトリゴン隊や重巡航管制機を撃墜する様は見る者を驚愕させた。
尤も、実際にやってみると思いの外使い勝手が良く、正面から突っ込んで来る敵機を弾幕で押し潰したり直線上を進む敵機を置きレーザーで墜としたりと従来とは異なる戦法がとれる為、一回の発射数が最も多いA-10との組み合わせは中々侮れない。
特にアイガイオン戦はロケラン無双になる。
7連装ポッドが一つのパイロンに3つで21万パワー、ロケラン用パイロンが4箇所でCFA-44、お前を超える84万パワーだ!

動画とは違い弾薬が勝手に復活することはない。
最初から装填されている分を撃ち尽くしたら、どこかから人力で補給しない限りそれまでである。

付属のマニュアルは、機体の所属国であるエメリア共和国の公用語に合わせたのか、はたまた現実から持ち込んだのか、英語表記になっている。

至高のコッペパン

ニコニコRPG内の特定のパン屋で究極のコッペパンと共に売られているパン。
HP全回復+一部の特殊物理異常を除く全状態異常の回復という効果を持つ。
ノーパン、オワタなどは回復出来ないが、食べた本人しか効果を発揮しないので、ノーパンはともかくオワタは回復出来たとしても意味が無い。
また、例えば“暴走”した仲間にどうやってパンを食べさせるか等の問題もある。
余談だが、ニコニコRPG5話でこのパンを売っているのはコック型ロボとなっているが、どう見ても雄山です。本当に(ry



sm33:明治十一年の相楽サノスケ 時系列順 sm04:とてつもないバトロワ
sm48:ヤンデレは大変なフラグを投下していきました 投下順 sm50:神様が見た月夜の臆病風
海原雄山 sm58:魂のYOU☆斬






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