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受け継がれるは歪みなき意志 ◆wgfucd.0Rw



(登録タグ) パロロワ カズヤ 藤崎 病人 サイヤ人


 光弾が直撃し爆音と共に屋根が吹き飛んだホテル。それを藤崎瑞希と木吉カズヤは目撃していた。
 目指していたホテルに入るためにC-3に入った矢先に行われた攻撃に、二人の顔は緊張で硬直する。
 あそこにいるのは、少なくとも戦闘面においてはヤバい奴である。それが共通見解だった。
 乗っていなければいいのだが、この距離では様子もわからないし、いきなり放たれた攻撃を見てしまった以上、あまり有効的な人物とは想像しづらい。
 そのような危険が想定される場所には向かわないのが得策ではある。が、

「あそこで戦闘が起きたって事は、誰かは知らんが襲われとる奴がいるということや」
「ならしょうがないね。助けにいかないと」

 そう、二人の方針は参加者を救う事。そこで襲われているかも知れない人間がいるのであらば助けにいかない道理は無い。
 何より、藤崎の持っている痛み跳ね返りミラーのおかげで相手の攻撃はこちらには通用しないというのが大きかった。
 もし乗った人間と相対してもこの鏡を持っている藤崎が攻撃を一身に引き受けて、身体能力に優れたカズヤが襲われている人を救出するなりサポートに回ったりできる。これは大きなアドバンテージだ。
 迷う事なく突き進む二人の前にホテルの敷地が見え始めた頃だった。

「カカロットォォォォォォォォォォォ!!!」

 怒りに燃える咆哮が二人の耳をつんざく。見るとホテルのすぐ横には金髪を逆立てオーラを放つ筋骨隆々とした男が一人。
 その咆哮から漏れるのは、尋常では無い憎しみや怒り、そして殺意。
 二人は目を合わせる。声の主が殺し合いに乗っている確率は高い。

「よし、予定通り、俺が奴の気を引いとるからお前は怪我してる奴がおらんかどうか見てきてくれ」

 無言で首肯しカズヤと藤崎は同時に動き出す。

 カズヤを物陰ごしに見つからないよう倒壊したホテルへと向かう。
 対する藤崎は痛み跳ね返りミラーを片手に、ホテルの前にいる男、ブロリー目がけ一直線に走り出す。

「そこのお前! ちょっと話しを聞かせてもらおか!」
「ん~?」

 威勢良く飛び出してきた藤崎に対し、ブロリーはわずかに首をそちらに向けた。
 藤崎の目的はカズヤが要救助者を探索・救出するまでより多くの時間を稼ぐ事。相手の気を引く持ち前のトークの出番である。

「俺は藤崎瑞希「ブロリー、です」」
「そ、そうか。俺も君と同じこんな訳のわからん殺し合いに呼ばれて「一人用のポッドでか?」」
「ちゃうわ! とにかくこの俺の話しを聞「ことはできぬぅ!」」

 サディスティックな笑みとともにブロリーの手から放たれた光弾が藤崎に直撃し、藤崎の体が宙を舞う
 その瞬間ブロリーの体を激痛が襲った。

「ヌアァァァァァッ!?」
「いきなり何するんじゃボケ!」

 起き上がり、無傷で現れた藤崎の姿を見てブロリーは驚愕する。光弾で服の一部は破れていても、その下の肌には傷一つない。
 先ほどの悟空による傷の恨みを晴らす為に目の前の男をいたぶるつもりで、死なない程度の威力に調節こそしたが、それでも無傷と言う事はありえない。
 戦闘力の低そうな男に一杯くわされた事に腹を立てたブロリーは、ギリッと奥歯を噛みしめ怒りの形相とともに藤崎へと飛びかかる。

 対する藤崎はブロリーの速度に付いてこれず、右側頭部へのハイキックを諸に受け地面を転がる事になった。が

「ガッ……!!!?」

 突如として右側頭部に尋常ではない痛みを感じ、ブロリーは転げ回って悶絶する。
 対して、立ち上がった藤崎はやはり無傷。痛み跳ね返りミラーの効果なのだが、そんな支給品の存在を知らないブロリーはただ困惑するだけだ。

「人の話しを聞け! お前何様のつもりや!
……ごほん。
身を以て体験したからよくわかったやろうけど、君の攻撃は俺には効かん。
だが、俺は君の命は奪わん。何故か? 俺はあんな腐れおたくどもの言いなりになんかさらさらなるつもりはないからや。
君もあんな腐れおたくの言いなりになんぞなるのはやめて……」

 朗々と語る藤崎だが、ブロリーは彼の言葉には耳を貸さず、未だ引かぬ側頭部の痛みに顔をしかめながら現在の状況を整理する。
 何故奴は無傷なのか、何故気づかぬ内にダメージを受けていたのか。何にしろこのままでは勝ち目が無い。
 とりあえず現状わかった事は3つ。
 服が破けていたり、ハイキックで転がった事から攻撃は確実に当たっている。
 ダメージを受けた時、どのような攻撃でどのような方向から放たれたのかはわからない。
 ダメージを受ける時は決まった自分の攻撃が目の前の男に当たった時で、男に攻撃が当たった箇所に受ける。
 試しにブロリーは近くに転がっていた瓦礫の欠片を軽く放り、瓦礫は藤崎の足へと当たる。
 と、同時に藤崎の瓦礫の当たった箇所と同じ所に、何かが強く当たる感触がした。

「!!」

 ブロリーは確信した。目の前の男は放たれた攻撃のダメージを、放った相手へと送り込む能力を持っている。

 これは格闘やエネルギー弾しか攻撃手段を持っていないブロリーにとって非常に相性の悪い相手である。

「人が離してる最中にいきなり何するんじゃド阿呆! 俺のトークを聞け!」

 自分の話しを聞かず、あまつさえ瓦礫の欠片を投げつけてきたブロリーに藤崎は殴りかかろうとし、跳ね返りミラーの効果を思い出し、すんでの所で攻撃をやめる。

「ま、まぁ、話しを聞いてもらえんからと言って暴力はあかんからな。
そこに座って黙って聞け」

 平静を装い本題に戻す藤崎だが、ブロリーは一瞬だけ藤崎が何かに気づき、殴るのをやめ、慌てて話しを戻した事に気がついた。
 何故殴るのをやめたのか、ブロリーは仮説に辿り着く。この男は殴らないのではない。殴れないのではないかと。
 では何故殴れないのか。ふと、ブロリーの目に藤崎の持っている鏡が目に入った。
 何故こんな状況でこの男は鏡を手放さないのか? ブロリーは左上と名乗る女が説明した支給品の存在が思い浮かんだ。
 使える武器や生き残りに有利なアイテム。もし、それが目の前の鏡だとしたら。

「鏡」
「腐れおたくに従うような奴は腐れおたく以下……、なに?」

 藤崎はブロリーの口から放たれた鏡の言葉に明らかに動揺した。もしこの痛み跳ね返りミラーのからくりが知れれば。奪われた上で殺されてしまうかもしれない。
 動揺した藤崎の様子を見てのブロリーの疑念は確信となりつつある。間違いない、あの鏡が原因だ。
 それに気づくやいなや、ブロリーは即座に立ち上がり鏡に向けて高速の蹴りを放つ。

 動揺していた事もあって即座に対応する事の出来なかった藤崎の手にあった痛み跳ね返りミラーは風きり音と共に襲来するキックによって取ってから上が吹き飛び、粉々になったガラスが宙を舞った。

「なっ……!」
「随分と大切な鏡だったみたいだなァ」

 ただの鏡を破壊されただけのようには見えない驚愕と絶望に、ブロリーは自分の考えが合っていた事を確信する。
 まずは一発。藤崎の腹に丸太ような太い腕が叩き込まれた。

「ぐへぁっ!?」
「ハハハハッ! 俺の攻撃は効かないんじゃなかったのか?」
「ゲホッ!ゲェェェェ……」

 蹲り、血と胃液と胃の中身の混合物を吐瀉する藤崎を、勝ち誇った目で見下ろすブロリーは、蹲る藤崎目がけトドメの一撃を放つ。
 だが、その一撃が藤崎へと当たるより速く、ブロリーの足下に衝撃が走り、体勢が崩された。

「藤崎、早く逃げろ!」

 ブロリーの足へと組み付いた男、カズヤが叫ぶ。
 倒壊していたホテルを探索していたカズヤだが、外から聞こえる声の主である藤崎の空気が変わったので、気になって外を見た。
 彼の目に映ったのはブロリーのキックで粉砕した痛み跳ね返しミラーと驚愕の表情を浮かべる藤崎の姿だった。
 このままでは藤崎が危ない。が、今の光景から見ても自分があの男に勝てる確率は極めて低い。
 だがカズヤは誓った。自分は救いになると、神に救いを求める自分を救ってくれた目の前の仲間も救えずに何が救えるというのか。

 歪みなき意志の前には弱音など無力にすぎなかった。そして間一髪、カズヤは間に合ったのだった。

「このままじゃあどっちもやられる。だからはお前は逃げろ!」
「阿呆! そしたらお前が……」
「お前はこの殺し合いに呼ばれた他の人達を救ってやる事ができる! 現に俺はお前に救われたんだ!
行け! そして救ってこい!」
「……っ!! すまん!」

 命を賭けた行為に、全てを託された藤崎はよろけながらも走り出す。
 その姿を満足そうに眺める暇も無く、カズヤは拘束を解き飛び退ると、先ほどまでカズヤの頭があった位置に豪腕が放たれる。

「貴ぃ様ァ……!!」

 怒りに燃えるブロリーを前に、カズヤは肩にかけたデイパックを投げ捨て、いつもと同じ構えをとる。
 勝敗はパンツの奪取ではなく命の奪取。なれどレスリングで戦う事を変える事はしない。何故なら彼はパンツレスラーなのだから。

「さあ来い、歪みある男よ!「ブロリー、です」」

 同時に二人が飛びかかった。
 組みかかろうと低姿勢で飛び込むカズヤの顔がブロリーに蹴り上げられる。
 宙を舞ったカズヤの胴体をブロリーの腕が捕らえ、ブロリーは某運送業者のようにそのまま疾駆する。目標は眼前に見えるホテルの壁。

「ハハハハハハハハハハハハッ!!!!!!」

 高笑いとと共に、カズヤごとブロリーが壁を突き抜けた。
 全身を強く打ち、血反吐を吐きながら倒れ込んだカズヤ目がけ、ブロリーは踏みつけるような蹴りを何度も何度も入れる。

 遊んでいるのだ。今までの怒りを晴らす為、あえて力を押さえてカズヤを嬲っている。
 ホテルの残骸に血の飛沫が舞い、蹴り付ける音と高笑いが響く。

「そこまでにしておけ」

 それを途絶えさせたのは一人の男だった。
 その男、トキもホテルを破壊する光弾を見てこの地へと向かった。ただしその目的は藤崎達とは違い、そこに強者がいると読んだ為、強者と戦う為だった。
 藤崎に遅れて着いたトキが見た光景、それはすでにボロボロになった男を踏みつけていたぶるブロリーの姿だった。
 弱者をいたぶるブロリーの姿はトキに強烈な嫌悪感を覚えさせた。
 背に声をかけてきた突然の乱入者に、ブロリーはゆっくりと振り返る。

「何だァ? 貴様は」
「貴様の様な外道に名乗る名は無い。
既に倒れた者をいたぶる真似はこの私が許さん」

 ゆっくりと構えを取るトキに対し、ブロリーは笑みを浮かべる事で応える。

「闘頸呼法!」

 トキの放った衝撃波をブロリーは飛んで回避する。それが二人の戦いの合図だった。
 戦いは熾烈を極めた。トキが放てばブロリーがいなし、ブロリーが放てばトキが躱す。一進一退の攻防はこのまま夜が明けるまで続くのかと思われた。
 しかし、病に冒され体力の劣るトキに、ついに限界が訪れた。

「ウッ!」

 一瞬の立ちくらみ、それが決定的な差になった。

 それにより反応の遅れたトキは次第に防戦一方になり、ついに片膝をついてしまった。

(くっ! 病の体でなければ……)
「どうしたァ? 随分疲れているな」

 肩で息をするトキを見て、ブロリーはサディスティックな笑みを浮かべる。
 体力の限界に近いトキを前に、その豪腕を放とうとしたその時だった。
 ぼろぼろの姿で転がっていた筈のカズヤが、ブロリー目がけ飛びかかった。

(俺は、生きているのか?)

 ブロリーに散々いたぶられ、そのまま気を失っていたカズヤが目を覚ました時、眼前ではブロリーと互角に戦う見知らぬ男がいた。

(あいつと互角に戦っているだと!? 誰かは知らないが助けを……グウッ!)

 起き上がろうとしたカズヤの体を激痛が襲う。高速でコンクリートと衝突した挙げ句に何度も蹴られているのだ、生きている方が不思議な状態である。

(くそっ! あいつを倒さなきゃ他の人達が危ないっていうのに……)

 動かない体に歯噛みしながら、カズヤは二人の戦いを見る事しかできなかった。
 と、その時、カズヤはある事に気づく。

(ブロリーとかいう奴、なんで腹を庇ってるんだ?)

 戦っている最中、若干だがブロリーは腹部へ攻撃が向かう時は回避よりも腕や足で防御するか、回避運動が若干速くなっている。まるで触れられたくないかのように。

(……!! 弱点か!)

 何故かという所まではわからないがブロリーの弱点が腹部だという事をカズヤは見破る。
 だが、半死半生の彼にはそれを知った所でどうこうできるくらいの力も残されてはいなかった。
 そして、彼の目に一瞬だけよろけたトキの姿が映った。

(まずい!)

 みるみる内に押されていき防戦一方になるトキ。
 なんとかしなければ、その一心でカズヤは体を無理矢理起こそうとする。

(だらしねぇ)

 全身から痛みとともに送られる危険信号をねじ伏せる。

(だらしねぇ!)

 どうにかぼろぼろの体を立ち上がらせる。

(だらしねぇ!!)

 殆ど力の入らない両手でなんとか構えを作る。
 トキが地に膝をつけた。

(何もしないでここで死ぬなんてだらしねぇぞ、オイ!)

 最後の力を振り絞り、目の前の男を救う為にカズヤは走り出す。
 ブロリーはいまだ気づいていない。

 全てはチャンス。いつも自分に言い聞かせてきた言葉を今回も言い聞かせる。

「見つけたぞ、お前の歪みぃぃぃぃぃッ!」

 勢いよく放たれたカズヤのミドルキックがブロリーの腹部へと突き刺さった。
 続けざまに体勢を戻しながら、怯んだブロリーの後ろに回り込み、渾身の力で股間を蹴り上げる。

「へぎゃっ!?」

 甲高い悲鳴を上げながらブロリーは股間を抑えもんどりうって転がり回る。
 時間は稼げたが余裕はない。
 カズヤは片膝をつくトキへと話しかける。

「近くに俺のデイパックが転がっている。それを持って西に向かった藤崎瑞希と言う男の手助けをして欲しい」
「見ず知らずの人間にそれを頼むのか?」
「時間がないからしょうがないね、あんたの方が俺より強そうだから」

 ブロリーはまだ悶絶しているがいつまた立ち上がって来るかわからない。
 そしてなにより、カズヤに残されたリミットも刻一刻と迫ってくる。

「それに俺は誓ったんだ、皆を救ってみせると。今はあんたを救えればそれでいい」
「救い……」

 その時、トキは思い出す。病魔に冒された自分があの世紀末の世界で定めたことを。
 死ぬまでにどれだけの人を救う事ができるか、それが自分の生きた証。
 この殺し合いの場で自分が救える命がある。
 兄や弟の様な道を歩みたいと思うのは本当だ。だが、その為に自分が定めた道をないがしろにする訳にはいかない。

 何故忘れていたのか。この際それはどうでもいい、大事な事はこれからどうするかだ。
 救いという言葉にトキが反応しているのを見て、カズヤは微笑んだ。

「あんたが乗っているのかどうかは知らないが。出来ればあんたも誰かを救う為に動いて欲しい。駄目かい?」
「……約束しよう。最後に聞かせて欲しい。私はトキ、北斗神拳伝承者の一人だ。お前の名は?」
「俺は木吉カズヤ。ただのパンツレスラーさ」

 カズヤはトキが人を救うと約束をしてくれた事に、トキはカズヤが大切な事を思い出させてくれた事に、それぞれ感謝の笑みを浮かべながら走り出した。
 ブロリーが体勢を立て直すより早く、カズヤは足に組み付く。

「ビリー! あの時お前が使った技、使わせてもらうぞ!」

 ビリーとの戦いの時、カズヤへと大ダメージを与えた技。その名はアンクルホールド。
 不意打ちで仕掛けたアンクルホールドはブロリーへと決まった。
 だが、ここで一つ違いがある。ブロリーを相手にカズヤはホールドで終わらせるつもりはさらさらない。
 ブロリーは強い。このままでは次々と犠牲者を生み出してしまう。少しでもブロリーに不利な状態を作るしかない。
 だからこそ、狙うのはホールドでは無く、クラッシュ。

「ヌアァァァアァァ!!!!」
「うおおおおおおお!!!!」

 まるで鉄柱をへし折る様な感覚。
 激痛で意識が飛びそうになる。
 力んだ事で傷口から血が噴出する。
 それでも、カズヤは力を入れ続ける。叶わないまでも一矢報いる為に、見知らぬ人を救う為に。

 自分の命を失う事は仕方ないと受け入れ、もう無理と泣き言を言う自分の肉体をだらしねぇと戒め、誰かを救うという精神に歪みねぇと賛美を送り、それを貫く。
 そして歪みなき男、木吉カズヤの意志は天に届いた。
 堅い物が砕ける音と共に、ブロリーの右足首から先がおかしな方向へと曲がった。
 カズヤの強靭な肉体が、歪みなき信念が、ブロリーの右足首の骨をへし折る事に成功したのだ。
 だが、そこがカズヤの限界だった。体から力が抜け、頭の中が真っ白になっていく。カズヤは自分が死へと近づいて行くのを実感する。

「はは……しょうがないね……」

 満足そうに微笑んで、新日暮里のパンツレスラー、木吉カズヤはその一生を終えた。

【木吉カズヤ@ガチムチパンツレスリング 死亡確認】


 藤崎は走っていた。
 予想外だった。
 あんな人類の範疇外のような者がこの殺し合いに紛れていた事が。
 虎の子の痛み跳ね返りミラーが破壊された事が。
 カズヤを死地に置いてくるような羽目になった事が。
 だが、藤崎は逃避の為に走っている訳ではない。
 救ってこい。そう言って自分を逃がしたカズヤの為にもここで止まる訳にはいかない。
 まだ見ぬ誰かを救う為に藤崎はがむしゃらに走り続ける。
 みっともない泣き顔を晒しながら走り続ける。

【一日目 黎明/B-3 西部 草原】

【藤崎瑞希@現実】
[状態]腹痛
[装備]なし
[道具]支給品一式、金属バット
[思考・状況]
基本思考:主催者の目論見を粉砕し跪かせる
1:参加者を救う
2:C-3から離れる


「ビリー! あの時お前が使った技、使わせてもらうぞ!」

 カズヤと別れ、走り出すトキの耳に、カズヤの雄叫びが聞こえ、トキは驚愕する。

「ビリー、だと!?」

 ここへ向かう前に拳をかわした男、ビリー・ヘントン。トキはカズヤがビリーの知り合いだった事を今になって知った。

「……今は考えるよりも動く事が先決だな」

 トキは駈ける。未だ疲労は残るがそうも言ってはいられない。
 託された、救ってくれと。
 思い出させてくれた、自分の歩む道を。
 歪みなき意志を受け継いだ男は走り続ける。

「カズヤ、この殺し合いの地で全てを救わんとした男がいた事を、私は忘れんぞ」

【一日目 黎明/C-3 西部 草原】

【トキ@北斗の拳】
[状態]疲労大
[装備]なし
[道具]支給品一式×2、ショートカッター(残り一枚)@ドラえもん、不明支給品1~3
[思考・状況]
基本思考:死ぬまでの間に多くの人を救う。
1:藤崎瑞希という人物との合流。
2:強者と戦うが殺害はしない。
3:ビリーともう一度戦う。
4:カズヤとビリーが知り合いだったとは……。
5:何故、自分の道を忘れていたのだ?


「ヌアアアアアアア!!!!!」

 ブロリーは怒りに震える。
 獲物には逃げられ、サイヤ人でもない相手に右足首を破壊されてしまった。
 戦闘民族のプライドをズタズタにしてくれた相手は既に事切れていたが、自分の手で気の済むまで破壊した。それでも尚、怒りは収まる事を知らない。
 いらいらを募らせながらブロリーは体を休ませる。もう獲物を逃さぬ為に。

【1日目 黎明/C-3 ホテル跡】

【ブロリー@ドラゴンボールZ】
[状態]疲労(中)、右足首骨折
[装備]なし
[道具]支給品一式、不明支給品1~3
[思考・状況]
1:英気を養う為に休憩
2:全てを破壊しつくすだけだ!
3:腹を庇う必要があるか……

※備考
  • 通常の制限に加えて、額・首・腰にリミッターが巻かれています。パラガスのリミッターを改造したものです。
そのため首輪の代わりに心臓部に首輪にあたるものが仕込まれています。
  • 腹部の傷は「燃え尽きろ!!熱戦 烈戦 超激戦」で悟空に付けられた傷です。
 表面上は塞がっていますが内部が治癒しきっていません。
  • 参戦時期は「燃え尽きろ!!熱戦 烈戦 超激戦」の数日~数ヶ月後。
 少なくとも地球には着いていませんがセルゲームは終わっています。

※共通備考
  • C-3のホテルが半壊しました。



sm40:死ぬ気で危険人物を説得する(フラン編) 時系列順 sm42:オニオンナイトは誓いを胸に
sm40:死ぬ気で危険人物を説得する(フラン編) 投下順 sm42:オニオンナイトは誓いを胸に
sm05:カズヤ・オブ・瑞希 木吉カズヤ 死亡
sm05:カズヤ・オブ・瑞希 藤崎瑞希 sm70:Fujisaki.knows...
sm24:TOUGH BOY トキ sm70:Fujisaki.knows...
sm09:射命丸文は大変な変人どもに振り回されてデデーン!されて逝きました ブロリー sm79:おまいら、バトロワどの敵まで勝てる?(ブロリー編) (前編)






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