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レジェンドオブわし~わしと凡骨と蟲野郎の伝説~ ◆w2G/OW/em6





 ―――おじいちゃん、おじいちゃーん。

 ―――今から、このゲームをやって下さい。

 ―――ああ、今度はおじいちゃんに『直接』プレイして欲しいんだけどね?








「………HA?」

 ん……何だろぉ。今、孫の声が聞こえた気がしたんだけど……?
 また恐いゲームさせられるのかな……やだよぉ、吉田に追っかけられるのキツいんだよぉ。
 今度こそわし、ガチで冷や死するかもしれない……

 にしても何だか寒いなぁ……わしの部屋、こんなに冷房効いてたっけ。
 年寄りだから寒さは答えるんだけど―――



「………HAAAAAAーーーーー!?!?!?」



 なっ、な、なななななな………
 何でわし、外で寝てるの!?
 何でわし、自分の部屋にいないの!?
 何で………何でわし、墓場のど真ん中にいるのぉぉぉぉぉ!?!?


「HA?……もしかして」


 そういえばわし、なんか夢見た気がする。
 どっか広いホールみたいな所に集められて……
 右上と左上とかいうお兄さんとお姉さんがいて……
 殺し合いをしてもらう、とか言われて……
 知らない眼鏡のお兄さんが……爆発し



 ((((;゚Д゚))))



 HAAAAAAAAAーーーーー!!!
 あれ、夢じゃなかったのぉぉぉぉぉ!?!?
 無理無理無理!わし殺し合いなんて出来ない!!
 ここ、吉田みたいな殺人鬼がたくさんいるんでしょ!?
 それだけじゃなくて……吉田マザーとか、エドフードとか、メアリー先生みたいなのもいたりして……
 HAAAAAAAA!やっぱり無理!!無理にも程があるぉ!!!

 でも………これからどうしようか?
 このままここにいても危険な気がするし……というか、こんな墓場のど真ん中にずっといたくないんだぉ。
 そうだ、とりあえずどっかの建物とかに隠れよう。
 ジェニファーだって吉田から必死に逃げれたし、ヘレンやゴッツみたいに立ち向かうのは無理としても逃げるだけならできる……かもしれない。

「でも、建物どこにあるんだろ……あ、そうだ」

 確か、荷物を支給するって言ってたな……中に地図とか何かあるかもしれないぉ。
 傍らに転がっていた袋(デイパック、と言えばいいのか?)の中を覗いてみる。
 一番最初に目についたのは、紅白二色のおめでたい色のボール……

「おもちゃかな……? イラネ」

 ぽいっ、と後ろに放り投げる。
 ごそごそと中を漁ると、折りたたまれた紙切れが目についた。
 開いてみると……予想通り。

「地図見っけ……HA☆」

 うん、なんだかいつもの調子が出てきたぉ。
 えーとなになにぃ?お墓があるのは地図の右上……



 つんつん



「………HA!?」

 い……いきなし、背中をつつかれたお!?!?!?



 つんつん



 お、落ち着けぇぇぇぇぇ……落ち着くんだわし。
 ハサミの音もしない、刺されてもいない、追いかけられてもいない、背中つっつかれただけじゃないか。
 きっと友好的な人に違いないお……きっと。

 落ち着いて深呼吸―――スゥ~(´-。-`)ハァアアアアアァ( ゚д゚ ) スゥ~(´-。-`)ハァアアアアアァ( ゚д゚ )


 よし!勇気を出して振り返れ、わし!








「畜生ッ!あいつら、人の命をなんだと思ってんだ……!」

 そう叫ぶと俺は、湿った地面に思い切り拳を叩き付けた。
 べしり、とやや締まらない音が冷えた空気の中に響くけど―――そんなことを気にする気分じゃねぇ。

「例え最後の一人しか生き残れないとしても……俺は絶対に、こんなクソッタレな『決闘』なんか乗ってやらねぇぜ……!」

 まずは、誰か同じような考えの奴を見つけたい。
 殺し合いに乗らず、この舞台から脱出しようと考えているような人物を、だ。
 もしもこの場所に俺だけじゃなく、遊戯や杏子(ついでに海馬とか)も連れてこられているとしたら……そいつらも見つけなくちゃいけねぇ。
 とりあえず、墓場なんて薄気味悪い場所からさっさと出ちまお………



『HAAAAAAAAAAAーーーーー!!!』



「うおぁっ!?」

 突如響いてきた男の声、というか絶叫。
 かなり……近いみたいだ。
 やべぇな、もう殺し合いが始まっちまってんのか!?


『HAAAAAAAAAAAAAAーーーーー!!!!!』


 また絶叫……なんだか、前より近くなってきてる気もする。

「クソッ……!」

 声の聞こえてきた方角に大体の見当を付け、そっちに向かう。
 別に、誰かを殺そうとする奴がいたらぶっ飛ばすとか考えてる訳じゃねぇ。
 ただ……悲鳴を聞いといて無視するなんてマネはできないだけだ。

「……今、行くぜっ!」

 そう呟いて走り出した―――数秒後。




 ((((;゚Д゚)))) HAAAAAAAAAAAAAAーーーーー!!!!!




 ドゴッ


「ぐふぁ!」

 横合いから走って来た誰かにぶつかった……というか、胴体に強烈なボディブロー。
 そのまま、一緒に湿った地面に倒れこむ。

「ご……げほっ……なんだ……?」
「HAAAAAーーー!!!………HA?ひ、人?普通の人ぉ?」

 激突してきたのは、禿げ頭の爺さんだった。
 全力疾走したのだとすぐ分かるほどに息切れし、恐怖で震え上がっている。

「おい、爺さん!何かあったのか!?」
「HA……よかったぁぁぁぁぁ!!わし今くぁすぇdrftgyふじこlp!!!後ろからhfぢゅhjgfdyhgdjfふgfgd!!!」
「は?何言ってんのかわかんねぇよ!ちょっと落ち着………」


 ………ブーーーン


 微かに聞こえた。
 細かく何かを振動させるかの様な、小刻みに響く………虫の、音?

「HAAAAAA!!!来たぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 ほぼ半泣きだった爺さんが素早くカサカサと動き、俺の後ろに隠れた。

「ちょ、何で俺を盾にして……」
「ま……前を見た方がいいと思うよぉ!?」

 冷や汗を流しながら前方を指さす爺さん。
 必死の形相に、思わず振り返る。




 そこには馬鹿デカい蜂がいた。




「なっ………なあぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 とりあえず驚きのままに絶叫する。
 明らかに普通の蜂じゃねぇ、脚のうち二本がぶっとい針になってやがる。
 これで刺されたら、絶対に死ぬ。毒だとか関係なしに死ぬに違いない。

「おい爺さん何だよこいつ!?」
「何って言われても知らないよぉぉぉぉぉぉ!!!……でも多分、吉田の一種だと思うよぉ?」
「誰だよ吉田って!!!」

 立ち上がって逃げだそうにも、後ろにしがみ付いた爺さんが邪魔で立つことすらできない。
 その間にも、巨大な蜂はゆっくりとこちらに近づいてくる。

「HAAAAA………ダメぇぇぇ……わしもうオワタ……」

 そんな爺さんの弱々しい声が聞こえ、俺は思わず目を瞑った。
 常識的に考えて、こんなモンに襲われたら勝てるわけがない……そう思った。

 静香―――悪い。お前の兄貴はこんな所で死んじまうみたいだ。
 海馬―――いっぺんでいいから、一泡吹かせてやりたかったぜ。
 本田、御伽、杏子、獏良、舞―――何だかんだで馬鹿みたいな日常が結構楽しかったんだな、俺。
 遊戯―――すまねぇ、デュエルする約束してたのに……


 ……………。

 ……………………………。

 ……………………………………………………………?


 死を覚悟して目を閉じたものの、いつまでたっても何も起こらない。
 恐る恐る目を開けてみると、相変わらず目の前に佇む巨大蜂。
 よくよく見ると、前足の部分に付いている針が何かを持っている。

「赤と白のボール………に、説明書き?」




 この中に入っているポケットモンスターというのがあなた達の代わりに戦ってくれます。
 モンスターボールから出した人物をマスターと認識し、命令に従います。また、マスターから一定の距離以上は離れません。
 命令されない限りは他者を襲わないので安心して使用して下さい。

 中に入っているのは以下のポケモンです。
  むてきまる(スピアー Lv.34)
    ・
    ・
    ・


「HAAAA………いつまで焦らすんだよぉ………このままだとわし、冷や死で死ぬお………」
「……おいコラ爺さん、ちょっと目ぇ開けろ」








「……戻れぇー!むてきまるぅ~!」

 わしが変なボールを掲げると、巨大蜂はしゅるんと中に入ってしまった。

「HA……ホントに入っちゃった」
「ったく驚かせやがって……説明書きくらい気付けよな」

 さっきぶつかった子―――城之内君が大きく溜息をつく。
 『調べる』の重要さは散々分かってたはずなのに……どうして忘れてたんだろう。
 わし、馬鹿なの?死ぬの?

「でも、誰かと出会えてよかったお……このまま一人だったらわし、恐怖で冷や死してたお」
「(冷や死って何だ?)んで……爺さんはこれからどうすんだ?」
「わし?わしはどっかの建物に隠れようとしてたんだけどね……よかったらでいいから、一緒に来てくれない?」
「あー……まあ、ほっとく訳にもいかねぇし、いいけどよ……」
「HA☆ホントに?感謝するお!……それじゃあ、これ渡しとくねぇ」

 そう言ってわしが差し出したのは、さっきの巨大蜂―――むてきまるの入ったボール。

「え?いいのか爺さん、こんな強そうなもん……」
「別にかまわないお。さっき驚かせちゃったし、それにこんなおっかないもん使う気になれないし」
「……じゃあ、そうさせてもらうぜ」

 城之内君は素直にわしからボールを受け取ると、デイパックの中にしまう。
 うん、うちのドSの孫に見習わせたいなぁ。

「代わりといっちゃあなんだけどよ……俺の支給品からなんかやるよ」
「うん?何?」
「まだ見てないんだけど……えーと……あ、これなんかどうだ?」

 城之内君がデイパックから取り出したのは………古びた骨董品っぽいカメラ?

「おおー……よくわからんけど、高そうなカメラだなぁ」
「えーと説明書きによると……『射影機』?神秘科学者麻生邦彦によって開発された「ありえないもの」を映し出すカメラで―――」

 ありえないもの?とりあえず、なんか撮って見ようと思うよぉ。
 うん、手近な物にレンズを向けて……

「―――なお制限により、会場内では映した物を仰け反らせ、後退させる効果がありまブヘシ!!!」

 ………なんかシャッター切った瞬間、城之内君が物凄い勢いで仰け反った。


 (;゚Д゚) …………。


 ( ゚д゚ ) わし、また何かやっちゃったと思うよぉ。




【F-2 墓場/1日目・深夜】
【秋山森乃進@ゲーム実況】
[状態]:ビビリ(デフォルト)、冷や汗
[装備]:射影機(07式フィルム:29/30)@零~zero~、予備07式フィルム30枚
[道具]:不明支給品×0~1、基本支給品一式
[思考・状況]
1:絶対死にたくない。
2:どっかの建物に隠れていたい。

【城之内克也@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
[状態]:疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:不明支給品×0~1、基本支給品一式、モンスターボール(むてきまる)@いかなるバグにも動じずポケモン赤を実況
[思考・状況]
1:殺し合いに乗らず、脱出する。
2:とりあえず爺さん(森乃進)と行動。


【射影機】
 神秘科学者麻生邦彦によって開発された「ありえないもの」を映し出すカメラ。射影機は怨霊や過去の思念を写し出し除霊・封印の能力を有する。
 ゲーム内では幽霊相手に効果を及ぼすが、ロワ内では映した相手に仰け反りと後退の効果を持つ。
 最初に入っているフィルムは一番弱い07式だが、別の強いフィルムを装備することもできる。


【モンスターボール(むてきまる)】
 Lv.34のスピアー。通称:無敵丸先生、無職丸、オタク丸、鬼畜丸
 出会ったときは「かたくなる」しか使えない頭の固いヤツだったが、バグによりLv.5からLv.30へと成長。その名の通り無敵となった。
 その無敵っぷりは半端なく、マチスとのジム戦で勝負を判定勝ちに持ち込むほど。
 山本ファミリーのエースで面倒見もよく、一時期「やまもと」と名乗り、やまもとの立場を危うくさせた。仲間達に得意技「ミサイル針」を伝授するもうっかり自分で使えなくなった。
 進むにつれて仲間たちが成長したため、今ではさほど無敵でもない。それに加え糞技しか覚えなかったり、戦闘中に「働きたくないでござる!」とか言い出した挙げ句技をど忘れするなどの駄目っぷりを盛大に発揮。
 ついにニートへ成り下がり、「無職丸」とも呼ばれている。しかしそこで落ちぶれないのが無敵丸。技タイプがマニアの「わざマシン22」(恐らく剣の舞)というマニア技を習得する。
 にらみまる(ファイヤー)を犠牲にして「やどりぎのタネ」を覚えたむてきまる。「どくどく」と組み合わせての活躍に期待できると思われたが、ヤドランを一体倒すだけにとどまった。こう見えて武家の出身。

 ---取得技---
 やどりぎのタネ、あやしいひかり、どくどく、わざマシン22(剣の舞と思われる)



sm29:仲間を求めて三千里 時系列順 sm31:愛犬ロボが支給品にやってきた
sm29:仲間を求めて三千里 投下順 sm31:愛犬ロボが支給品にやってきた
秋山森乃進 sm50:神様が見た月夜の臆病風
城之内克也 sm50:神様が見た月夜の臆病風






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