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*INMYDREAM ◆KX.Hw4puWg
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ぽつり、と水滴が落ちた音が、オフィスビルの一階に響く。
自覚が無い殺人鬼…少女、萩原雪歩の水を一階に広がせる作業はまだ続いていた。
「…ときちくさん、大丈夫でしょうか…」
二階に続く階段を眺めながら、雪歩は思う。
(…明らかに今までの行動から見てときちくさんはおかしかった気がします…それに、何か苦しそうだった様な…いや、今はこれに専念しないと)
汗を拭い直すと、雪歩の作業はまた始まる。
徐々に広がる一面の水。雪歩からしたらこの行動は理解できない物だ。
だが、あのときちくだ。必ず得策があるのだろう。
そう、誰もが思ってしまうものである。だってときちくだし。
「…はぁ」
今日何回目か分からないため息。
普通の雪歩ならば、ため息はあまりしない方だ。
だがこの状況だ。普通の少女である雪歩には精神的には少々来てるのかもしれない。
だがそんなのを尻目に、雪歩の作業は続く。
「…あと少し、くらいかな…」
辺りに広がる水、水、水。
それは既に、足の脛まで届く物となっていた。
「…終わった」
最後の水を床に放出させた後、雪歩は疲れた体のまま、階段を上がり、二階へ向かう。
あくまでときちくからは見えない部屋の端で、一人床に倒れる。
(…ときちくさんには申し訳無いけど…こんな私は…眠って…おいて、いいですよね…)
そう申し訳無く思いながら、雪歩の意識は遠くに消えた。
◇◆◇◆◇◆
「行ったみたいかな…」
私は一人、暗い部屋の中で窓からの景色を眺めていた。
あの二人の男の姿が消え、上手くやりすごしたと言える。
まぁ本当は殺してやりたいんだけど、今は無理だもんね。あくまで今は慎重に行かないと。
「あ、そういえば…もしここが禁止エリアになっちゃったら何処に行こうかな…」
まさかの可能性を考え、私は地図を広げ、自分の周りを見てみる。
(住宅街…今私が居るとこね。その周りにあるのは映画館と館とオフィスビル…)
消去法で消していってみる。
まずあの憎い女が居る…もしかしたら居たかもしれない映画館は危険すぎるのでパス。
と、なると館かオフィスビルとなる訳なんだけど…
「…オフィスビル、かなぁ。かなり端っこだし、他の奴が来たら直ぐに対策出来るし…うん」
そう言うと、私はオフィスビルの方へと首を向ける。
大きくそびえ立つビルは、明らかにこの殺し合いには合わない。
だが、何故かそれが良く私には見えた。
「…ま、今はここでゆっくりしていくかな…」
そう呟き、夕日の空を眺める。
浮かぶのは私の大好きなお兄ちゃんの顔。
うろ覚えなのがまた私の腑甲斐なさを象徴させるが、それでも好きなのだから仕方ない。
「お兄ちゃん、私頑張る。だから、だから…見てて」
私の夕日を見上げるのはまだまだ終わりそうにない。
◇◆◇◆◇◆
だが渚は知らない。
彼の兄は「存在していながらも存在していない存在」だという事を、まだ知るよしも無い。
それは彼女にとってどうなるのだろうか。
二人の決意する少女は、一時の休息で疲れた体を癒す。
…まだ見ぬ参加者を殺す為。
【B-2 住宅街 屋内/1日目 夕方】
【野々原渚@ヤンデレの妹に愛されて夜も眠れないCDシリーズ】
[状態]:ヤンデレ、全身に軽い切り傷、腹部にダメージ(小)、 軽い精神的ダメージ、
親指以外の右手の指喪失、右肩に矢傷
[装備]:チャイナ服@現実 ピョン太君@私立東方学園 アシストフィギュア(サイボーグ忍者)@大乱闘スマッシュブラザーズX
[道具]:支給品一式×3(一食分消費)、タバコ一箱@メタルギアシリーズ、タミフル@現実、北条鉄平の首、北条鉄平の首輪、不明支給品0〜1 、モンスターボール(コイキング)
@コイキングを守れ!ディフェンスに定評の(ryトーナメント
[思考・状況]
1:記憶がめちゃくちゃなのは全員なのかなど確認したい。記憶が不安定で精神的につらい
2:しばらくは隠れてやり過ごす。
3:もし禁止エリアになったらオフィスビルへ向かう。それまではここに居る。
【A-1 オフィスビル2階 管理室前/一日目・夕方】
【萩原雪歩@THE IDOLM@STER】
【状態】:健康、精神疲労(小) 、決意、睡眠中
【装備】: コアドリル@天元突破グレンラガン
【道具】:ナイフ、支給品一式×2(水少量消費)ジャージ@へんたい東方
デスノート(鉛筆付き)@デスノート
【思考・状況】 基本思考:優勝して全てを元通りにする。
1:Zzz…
2:ときちくについていく。
3:死にたくない。
4:殺すのは辛いけど、頑張らなきゃ……。
※ルイージのデイパックは雪歩が持っています
|sm176:[[猛獣注意]]|[[時系列順>第三回放送までの本編SS]]|sm178:[[電子の塔]]|
|sm176:[[猛獣注意]]|[[投下順>151~200]]|sm178:[[電子の塔]]|
|sm160:[[俺より強い奴に遭いに行く!]]|野々原渚|sm:[[]]|
|sm150:[[少し頭冷やそうか(考察編)]]|萩原雪歩|sm:[[]]|
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*INMYDREAM ◆KX.Hw4puWg
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ぽつり、と水滴が落ちた音が、オフィスビルの一階に響く。
自覚が無い殺人鬼…少女、萩原雪歩の水を一階に広がせる作業はまだ続いていた。
「…ときちくさん、大丈夫でしょうか…」
二階に続く階段を眺めながら、雪歩は思う。
(…明らかに今までの行動から見てときちくさんはおかしかった気がします…それに、何か苦しそうだった様な…いや、今はこれに専念しないと)
汗を拭い直すと、雪歩の作業はまた始まる。
徐々に広がる一面の水。雪歩からしたらこの行動は理解できない物だ。
だが、あのときちくだ。必ず得策があるのだろう。
そう、誰もが思ってしまうものである。だってときちくだし。
「…はぁ」
今日何回目か分からないため息。
普通の雪歩ならば、ため息はあまりしない方だ。
だがこの状況だ。普通の少女である雪歩には精神的には少々来てるのかもしれない。
だがそんなのを尻目に、雪歩の作業は続く。
「…あと少し、くらいかな…」
辺りに広がる水、水、水。
それは既に、足の脛まで届く物となっていた。
「…終わった」
最後の水を床に放出させた後、雪歩は疲れた体のまま、階段を上がり、二階へ向かう。
あくまでときちくからは見えない部屋の端で、一人床に倒れる。
(…ときちくさんには申し訳無いけど…こんな私は…眠って…おいて、いいですよね…)
そう申し訳無く思いながら、雪歩の意識は遠くに消えた。
◇◆◇◆◇◆
「行ったみたいかな…」
私は一人、暗い部屋の中で窓からの景色を眺めていた。
あの二人の男の姿が消え、上手くやりすごしたと言える。
まぁ本当は殺してやりたいんだけど、今は無理だもんね。あくまで今は慎重に行かないと。
「あ、そういえば…もしここが禁止エリアになっちゃったら何処に行こうかな…」
まさかの可能性を考え、私は地図を広げ、自分の周りを見てみる。
(住宅街…今私が居るとこね。その周りにあるのは映画館と館とオフィスビル…)
消去法で消していってみる。
まずあの憎い女が居る…もしかしたら居たかもしれない映画館は危険すぎるのでパス。
と、なると館かオフィスビルとなる訳なんだけど…
「…オフィスビル、かなぁ。かなり端っこだし、他の奴が来たら直ぐに対策出来るし…うん」
そう言うと、私はオフィスビルの方へと首を向ける。
大きくそびえ立つビルは、明らかにこの殺し合いには合わない。
だが、何故かそれが良く私には見えた。
「…ま、今はここでゆっくりしていくかな…」
そう呟き、夕日の空を眺める。
浮かぶのは私の大好きなお兄ちゃんの顔。
うろ覚えなのがまた私の腑甲斐なさを象徴させるが、それでも好きなのだから仕方ない。
「お兄ちゃん、私頑張る。だから、だから…見てて」
私の夕日を見上げるのはまだまだ終わりそうにない。
◇◆◇◆◇◆
だが渚は知らない。
彼の兄は「存在していながらも存在していない存在」だという事を、まだ知るよしも無い。
それは彼女にとってどうなるのだろうか。
二人の決意する少女は、一時の休息で疲れた体を癒す。
…まだ見ぬ参加者を殺す為。
【B-2 住宅街 屋内/1日目 夕方】
【野々原渚@ヤンデレの妹に愛されて夜も眠れないCDシリーズ】
[状態]:ヤンデレ、全身に軽い切り傷、腹部にダメージ(小)、 軽い精神的ダメージ、
親指以外の右手の指喪失、右肩に矢傷
[装備]:チャイナ服@現実 ピョン太君@私立東方学園 アシストフィギュア(サイボーグ忍者)@大乱闘スマッシュブラザーズX
[道具]:支給品一式×3(一食分消費)、タバコ一箱@メタルギアシリーズ、タミフル@現実、北条鉄平の首、北条鉄平の首輪、不明支給品0〜1 、モンスターボール(コイキング)
@コイキングを守れ!ディフェンスに定評の(ryトーナメント
[思考・状況]
1:記憶がめちゃくちゃなのは全員なのかなど確認したい。記憶が不安定で精神的につらい
2:しばらくは隠れてやり過ごす。
3:もし禁止エリアになったらオフィスビルへ向かう。それまではここに居る。
【A-1 オフィスビル2階 管理室前/一日目・夕方】
【萩原雪歩@THE IDOLM@STER】
【状態】:健康、精神疲労(小) 、決意、睡眠中
【装備】: コアドリル@天元突破グレンラガン
【道具】:ナイフ、支給品一式×2(水少量消費)ジャージ@へんたい東方
デスノート(鉛筆付き)@デスノート
【思考・状況】 基本思考:優勝して全てを元通りにする。
1:Zzz…
2:ときちくについていく。
3:死にたくない。
4:殺すのは辛いけど、頑張らなきゃ……。
※ルイージのデイパックは雪歩が持っています
|sm176:[[猛獣注意]]|[[時系列順>第三回放送までの本編SS]]|sm178:[[電子の塔]]|
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|sm150:[[少し頭冷やそうか(考察編)]]|萩原雪歩|sm191:[[少し頭冷やそうか(強行編)]]|
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