「OP24」(2009/01/30 (金) 22:22:05) の最新版変更点
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*OP24 ◆xJuspWgEqE
――もう朝か、周りがやけに騒がしい。
サトシが早起きしてピカチュウ達と一緒にジム戦前の特訓でもしているのだろうか?
俺もいつまでも寝てはいられないな。
早く起きてピンプク達にポケモンフーズをつくってやらないと……
「どこだ、ここ……?」
目を覚まして周りを見渡してみると、そこは体育館のような場所だった。
薄暗く気味の悪い場所だ。
そこには自分以外にもたくさんの人間がいた。
中には、人間じゃねぇ!ような生き物もたくさんいた。
「なんだ、あそこにいる生き物は……ポケモンではなさそうだが……いいや、それより
ここはどこだ?」
俺は確かに昨日、ポケモンセンターで寝泊りしたはずだ。
だが、ここはポケモンセンターじゃねぇ!
しかも、サトシやヒカリの姿も見当たらない。
「サトシ、ヒカリ、ピカチュウ、グレッグル、ウソッキー、ピンプク……みんな、どこに
いるんだ?」
もしかして、これはポケモンの仕業なのか? それは充分に考えられることだった。
スリーパーやムウマージのように人に悪夢を見せ、楽しがるポケモンは少なからずいる。
それに、ダークライのように悪意はなくても自分の身を守るために人を眠らせるポケモン
だっている。
ためしに俺は自分の頬をつねってみた。
「痛っ」
痛みはある、ということはここは夢の中の世界じゃないのか……
しかも、何故か自分の首には首輪のようなものがつけられている。
この首輪のようなものは一体何なのだろう?
タケシは自分が今置かれている状況がどのようなものなのか考えていると、
正面、つまりはステージの方向から声が聞こえた。
「みなさん、静かにしてください!」
俺や周りの人間、及び人間じゃねぇ!生き物達の視線は一斉にステージへ向けられた。
ステージの中央には長髪にカチューシャ姿の少女と白髪のおじいさんが立っていた。
少女のほうの歳は、自分より少し年上くらいだろうか。中々の美人だ。
白髪のおじいさんのほうは右手に食べかけのフライドチキンを持って、微笑んでいる。
その笑顔が正直不気味だった。
「君たちは一体誰だい? 何で僕たちはこんな所にいるんだい?」
恐らくその場にいる全員が思っているであろう疑問を、1人のメガネをかけた男の人が
ステージの2人に訊ねる。
「あっ、そうですね。まずはその説明からしますね。私は峰岸あやのです」
「私はカーネル・サンダースです。以後お見知りおきを」
少女とフライドチキンおじいさんはそれぞれ自分の名前を名乗る。
続いて少女、峰岸あやのさんから発せられた言葉に俺は思わず耳を疑う。
「みなさんにはこれから殺し合いをしてもらいます」
は? あの少女は一体何を言っているんだ?
彼女の言っていることが理解できない。
殺し合い……だって?
俺がしばらくその場に呆然と立ち尽くしていると、先ほどのメガネの男性が
声を荒らげる。
「殺し合い? なんで僕がそんなことをしないといけないんだい? 僕をサザエや
タラちゃんのところに帰してくれよ!!」
「元の世界に帰りたいなら、他の人を殺せばいいだけのことです」
フライドチキンお爺さんが冷淡に言い放つ。
「そ、それはどういう意味だい!?」
「簡単なことですよ。今から3日間の間、あなたたちには殺し合いをしてもらいます。
そして、最後まで生き残った1人が優勝です。優勝者にはどんな望みでも叶えて
あげますよ」
メガネの男性の問いかけにあやのさんが微笑みながら答える。
まるで先生が生徒に割り算のやり方を教えるような口調だった。
「そ、そんな……帰りたければ他の人を殺せだなんて、理不尽にも程があるよ!!
冗談じゃない!」
「おや、今の説明で納得いただけませんでしたか? それじゃあ仕方ありませんね……」
フライドチキンお爺さんは左手に持っていたリモコンのようなもののスイッチを押した。
「さよなら、フグ田マスオさん」
「え? さよならってどういうこと……」
――ピッピッピッ……ボン
「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛」
電子音が鳴り止むと同時にメガネの男性、フグ田マスオさんの首輪が爆発し、
人間だったマスオさんは人間じゃねぇ!状態になっていた。
「きゃああああああああああああ!」
「スペルorゾネスofプギャーーーーーーーーー!」
あちこちで女性や子供の悲鳴が響き渡る。
「静かにしてください、まだルール説明は終わっていませんよ」
呆然としている俺たちを余所にフライドチキンお爺さんは話を続ける。
「みなさんの首についているその首輪、無理に外そうとすると爆発します。また、
3日間経っても優勝者が出なかった場合や24時間誰も死ななかった場合、全員の
首輪を爆破します」
フライドチキンお爺さんはそういい終えると、食べかけだったフライドチキンを口へ運ぶ。
「殺し合いが始まってから6時間ごとに放送を全エリアに流します。それまでの死亡者と
禁止エリアの発表があるので聞き逃さないでくださいね。放送のときに告げられた禁止
エリアに侵入した場合も首輪は爆発するので充分に気をつけてください」
あやのさんは微笑みながら放送と禁止エリアの説明をし終えた。
「それでは最後に支給品の説明をしましょうか。あなたたちには、デイバックを配ります。
中には3日分の食料と地図、そしてランダム支給品が最大3個まで入ってます。運が
よければ強力な武器が手に入るかもしれませんが、中にはハズレの支給品もあります。
さて、長々と話しすぎましたね。ではミュウツー、あとは頼みますよ」
フライドチキンお爺さんの隣に『いでんしポケモン』のミュウツーがテレポートで
現れる。
「ミュウツーがあなたたちを会場のどこかにランダムに送ってくれます。それでは、
これよりゲームを開始します。みなさんの健闘を祈りますよ」
――サトシ、ヒカリ、どうやら俺はとんでもないゲームに巻き込まれてしまったようだ。
俺は生き残れるのだろうか? それとも――
【主催】
【カーネル・サンダース@ケンタッキー・フライドチキン】
【峰岸あやの@らき☆すた】
【ミュウツー@ポケットモンスター】
【参加者】
【タケシ@ポケットモンスター】
&COLOR(RED){【フグ田マスオ@サザエさん 死亡確認】}
*OP24 ◆xJuspWgEqE
――もう朝か、周りがやけに騒がしい。
サトシが早起きしてピカチュウ達と一緒にジム戦前の特訓でもしているのだろうか?
俺もいつまでも寝てはいられないな。
早く起きてピンプク達にポケモンフーズをつくってやらないと……
「どこだ、ここ……?」
目を覚まして周りを見渡してみると、そこは体育館のような場所だった。
薄暗く気味の悪い場所だ。
そこには自分以外にもたくさんの人間がいた。
中には、人間じゃねぇ!ような生き物もたくさんいた。
「なんだ、あそこにいる生き物は……ポケモンではなさそうだが……いいや、それより
ここはどこだ?」
俺は確かに昨日、ポケモンセンターで寝泊りしたはずだ。
だが、ここはポケモンセンターじゃねぇ!
しかも、サトシやヒカリの姿も見当たらない。
「サトシ、ヒカリ、ピカチュウ、グレッグル、ウソッキー、ピンプク……みんな、どこに
いるんだ?」
もしかして、これはポケモンの仕業なのか? それは充分に考えられることだった。
スリーパーやムウマージのように人に悪夢を見せ、楽しがるポケモンは少なからずいる。
それに、ダークライのように悪意はなくても自分の身を守るために人を眠らせるポケモン
だっている。
ためしに俺は自分の頬をつねってみた。
「痛っ」
痛みはある、ということはここは夢の中の世界じゃないのか……
しかも、何故か自分の首には首輪のようなものがつけられている。
この首輪のようなものは一体何なのだろう?
タケシは自分が今置かれている状況がどのようなものなのか考えていると、
正面、つまりはステージの方向から声が聞こえた。
「みなさん、静かにしてください!」
俺や周りの人間、及び人間じゃねぇ!生き物達の視線は一斉にステージへ向けられた。
ステージの中央には長髪にカチューシャ姿の少女と白髪のおじいさんが立っていた。
少女のほうの歳は、自分より少し年上くらいだろうか。中々の美人だ。
白髪のおじいさんのほうは右手に食べかけのフライドチキンを持って、微笑んでいる。
その笑顔が正直不気味だった。
「君たちは一体誰だい? 何で僕たちはこんな所にいるんだい?」
恐らくその場にいる全員が思っているであろう疑問を、1人のメガネをかけた男の人が
ステージの2人に訊ねる。
「あっ、そうですね。まずはその説明からしますね。私は峰岸あやのです」
「私はカーネル・サンダースです。以後お見知りおきを」
少女とフライドチキンおじいさんはそれぞれ自分の名前を名乗る。
続いて少女、峰岸あやのさんから発せられた言葉に俺は思わず耳を疑う。
「みなさんにはこれから殺し合いをしてもらいます」
は? あの少女は一体何を言っているんだ?
彼女の言っていることが理解できない。
殺し合い……だって?
俺がしばらくその場に呆然と立ち尽くしていると、先ほどのメガネの男性が
声を荒らげる。
「殺し合い? なんで僕がそんなことをしないといけないんだい? 僕をサザエや
タラちゃんのところに帰してくれよ!!」
「元の世界に帰りたいなら、他の人を殺せばいいだけのことです」
フライドチキンお爺さんが冷淡に言い放つ。
「そ、それはどういう意味だい!?」
「簡単なことですよ。今から3日間の間、あなたたちには殺し合いをしてもらいます。
そして、最後まで生き残った1人が優勝です。優勝者にはどんな望みでも叶えて
あげますよ」
メガネの男性の問いかけにあやのさんが微笑みながら答える。
まるで先生が生徒に割り算のやり方を教えるような口調だった。
「そ、そんな……帰りたければ他の人を殺せだなんて、理不尽にも程があるよ!!
冗談じゃない!」
「おや、今の説明で納得いただけませんでしたか? それじゃあ仕方ありませんね……」
フライドチキンお爺さんは左手に持っていたリモコンのようなもののスイッチを押した。
「さよなら、フグ田マスオさん」
「え? さよならってどういうこと……」
――ピッピッピッ……ボン
「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛」
電子音が鳴り止むと同時にメガネの男性、フグ田マスオさんの首輪が爆発し、
人間だったマスオさんは人間じゃねぇ!状態になっていた。
「きゃああああああああああああ!」
「スペルorゾネスofプギャーーーーーーーーー!」
あちこちで女性や子供の悲鳴が響き渡る。
「静かにしてください、まだルール説明は終わっていませんよ」
呆然としている俺たちを余所にフライドチキンお爺さんは話を続ける。
「みなさんの首についているその首輪、無理に外そうとすると爆発します。また、
3日間経っても優勝者が出なかった場合や24時間誰も死ななかった場合、全員の
首輪を爆破します」
フライドチキンお爺さんはそういい終えると、食べかけだったフライドチキンを口へ運ぶ。
「殺し合いが始まってから6時間ごとに放送を全エリアに流します。それまでの死亡者と
禁止エリアの発表があるので聞き逃さないでくださいね。放送のときに告げられた禁止
エリアに侵入した場合も首輪は爆発するので充分に気をつけてください」
あやのさんは微笑みながら放送と禁止エリアの説明をし終えた。
「それでは最後に支給品の説明をしましょうか。あなたたちには、デイバックを配ります。
中には3日分の食料と地図、そしてランダム支給品が最大3個まで入ってます。運が
よければ強力な武器が手に入るかもしれませんが、中にはハズレの支給品もあります。
さて、長々と話しすぎましたね。ではミュウツー、あとは頼みますよ」
フライドチキンお爺さんの隣に『いでんしポケモン』のミュウツーがテレポートで
現れる。
「ミュウツーがあなたたちを会場のどこかにランダムに送ってくれます。それでは、
これよりゲームを開始します。みなさんの健闘を祈りますよ」
――サトシ、ヒカリ、どうやら俺はとんでもないゲームに巻き込まれてしまったようだ。
俺は生き残れるのだろうか? それとも――
【主催】
【カーネル・サンダース@ケンタッキー・フライドチキン】
【峰岸あやの@らき☆すた】
【ミュウツー@ポケットモンスター】
【参加者】
【タケシ@ポケットモンスター】
&COLOR(RED){【フグ田マスオ@サザエさん 死亡確認】}
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